秦野市は6月29日、横河電子機器株式会社(秦野市曽屋)、東亜建設技術株式会社(福岡県)、コネクシオ株式会社(東京都)の3社との間で結んだ「河川水位等観測に関する災害協定」の締結式を行った。
近年、台風の大型化や局地的豪雨によって大規模な水害の発生が懸念されている。本市でも昨年の台風19号では市内で約650人の避難者が発生。水害対策の必要性が高まっていた。
同協定では市内の小羽根橋(菩提)と防災倉庫脇(平沢)の2か所に「IoT多点観測システム」を設置し、河川水位、雨量、カメラ画像などの現地情報を記録。リアルタイムで情報共有する実証実験を2020年6月から22年3月末まで行う。
システムは横河電子機器が統括し、記録されたデータの送信はコネクシオが担当。秦野市との間は東亜建設技術の見える化システムで職員のスマホやパソコンなどに送っていく。
統括をする横河電子機器の小泉信次執行役員秦野事業所長は「3社でタッグを組んで完成度を上げていき、市民の安心・安全につなげていきたい」と話した。高橋昌和市長は「適切な情報がタイムリーに流せるのでは。期待している」と述べた。
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