秦野市PTA連絡協議会(市P連)の会長を務める 中園 祐司さん 堀川在住 35歳
今できる事を一つずつ
○…新型コロナによる臨時休校などで教育現場が混乱する中、PTAも大きな影響を受けた。各校単位すら動けない中で「無理に動いて混乱を招くわけにはいかない」と1学期中の活動を自粛。LINEでの情報交換や書面での決算総会を行いながら、8月5日にようやく初の役員会を実施した。2学期が始まる9月から本格始動という、異例の幕開けとなった。
○…今年度は「〜つなぐ、未来へ〜」を基本方針に置いた。バザーやPTAの大会など人が集まるイベントは軒並み中止となるが、会長会と広報紙を作る情報委員の活動を軸に各校のPTAとの情報共有を行い、次へ繋ぐ体制を維持する。「広報紙は各学校で少しずつ動き始めたので、コンクールを実施の方向で検討しています」と話す。
○…生まれは九州。20
歳の時、就職を機に秦野に。自然豊かで東名があり、電車1本で都心に行ける環境の良さが気に入っているそう。中1と小3、3歳の子の父として、仕事に家事に忙しい日々を送っている。新型コロナの影響は悪いことばかりではなく、「好きなアーティストのライブチケットがオンラインライブで初めて取れた。これは良かったことですね」と前向きに捉える。
○…市P連では効率化とタイムリー性のため、LINE活用のほか3代前の会長時代から広報紙Web化も進めてきた。事業継続のため有志が年単位で役員を務め、自身もWeb化に携わっている。「地盤があって助かりました。オンライン会議なども視野に、今後も強化できれば」と話す一方、気になるのは思い出になる行事が中止となる子どもたち。「各校PTAからも何かしてあげたいという意見が出ています。市P連として、これをサポートできれば」と思いを語った。
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