そば畑で笑顔を見せるシンさん
「農業を勉強するために日本に来ました」と明瞭な日本語で話す、韓国パジュ市から来日したシン・ミンギョンさん（18）。８月23日に寺山の自然環境を守る活動に取り組む「中丸の里山を守る会（石井貞男会長）」が、手打ちそば「石庄庵」近くの畑で行った秋そばの種まき作業に参加した。同会の参加者とともに汗を流したシンさんは、話の輪に加わり笑顔を見せるなど、交流を深めた。
今年４月、藤沢市にある日本大学生物資源科学部生命農学科に入学したシンさん。充実したキャンパスライフを送る予定だったが、新型コロナウイルスの影響により大学の授業はリモートとなり、大学に通えない日々が続いている。現在藤沢市内で一人暮らしのシンさんが初めて日本を訪れたのは２０１６年、姉妹都市の韓国のパジュ市との交流事業で秦野市を訪れ、秦野市の青少年と触れ合った。以来日本へ関心を抱き留学を決意、語学学校で日本語を習得するなど準備を重ねた。
秦野市内で「カラオケスタジオＭＡＸ」などを経営し、秦野パジュ友好協会の会員として活動している郭根男さんが日本での暮らしをサポートするなど、秦野市との縁も多いシンさん。「将来は韓国と日本の橋渡しになるような存在になりたい」と笑顔で話した。
中丸の里山を守る会の会員と種まき
|
秦野版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
＜PR＞
