世界アルツハイマーデーは、1994年「国際アルツハイマー病協会」が世界保健機関(WHO)と共同で毎年9月21日を「世界アルツハイマーデー」、9月を「世界アルツハイマー月間」と定めたもの。近年は認知症への理解を呼び掛けるため、全国各地で啓発活動が行われている。
国内の認知症の人の数は2012年で約462万人、高齢者(65歳以上)の7人に1人と推計されている。認知症の前段階とされる軽度認知障害(MCI)と推計されている約400万人と合わせると高齢者の4人に1人が認知症の人、またその予備群とも言われている。認知症は特別なことでなく、誰にでも起こることととらえ、当事者や家族だけでなく、地域でともに支え合うことが求められている。
市内に7つ支援の相談窓口
高齢者やその家族、地域住民のための”地域のよろず相談所”ともいえる支援の総合窓口が「地域高齢者支援センター」。高齢者が住み慣れた家や地域で自分らしい生活を送るため、福祉や健康、介護に関する専門の職員が地域からの相談に応じている。センターは秦野市内7カ所に設置されている。主任ケアマネジャー、社会福祉士、保健師などのほか、秦野市には「認知症地域支援推進員」と「生活支援コーディネーター」が常駐。居住地によって担当センターが異なる。基本的な区分けは中学校区で分かれているが自分の担当センターを確認するには市高齢介護課に確認を。
認知症ガイドブック
秦野市は、認知症になっても住み慣れた秦野で暮らし続けることができるよう、認知症の正しい知識の普及と認知症対策に取り組んでいる。認知症になった人とその家族が安心して生活するための道しるべとして、「認知症ガイドブック」も作成されている。認知症の知識から、進行に応じたサービス、認知症の人への接し方、認知症の家族のためのカフェやサロンなどの情報も盛り込まれ、認知症介護に役立つ作りになっている。
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