秦野版 掲載号:2020年9月25日号 エリアトップへ

台風災害 命守る準備 行政・市民共に デスク・レポート

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掲載号:2020年9月25日号

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 ▼台風シーズンがやってきた。地球温暖化の影響か、近年の台風は大型化し、記憶に新しい昨年の台風15号と19号は、関東地方に甚大な被害をもたらした。千葉県では一年経過した現在でも屋根の修理ができずにブルーシートで覆われた住宅も残されている。被害は秦野市でも多く発生し、上公民館から先の道路の一部は、大きくえぐり取られ、ほぼ1年間通行を妨げた。先日の台風10号は「伊勢湾台風並み」「過去最強クラス」と言われ九州地方を中心に被害をもたらした。今年は太平洋の海水温が高く、今後の台風も大型化が懸念されていて、万一超大型の台風が秦野市の近くを通過すればどれだけの被害が発生するのか予想もつかない。

 ▼秦野市では台風など災害情報を市民に知らせるために様々な手段を用いている。市はヤフーやジェイコムなど、大手の情報関連企業と提携を結び防災情報を発信したり、防災無線が聞き取りにくい場合は防災情報の内容を電話で聞くことができるようにするなど、情報伝達手段を拡充してきた。それでも超高齢社会の中で、高齢世帯や独居の高齢者など、いわゆる「情報弱者」に対する対応は万全だろうか。災害が目前に迫り、避難するかどうかなど住民が判断に迷うときなど、情報はまさに命綱となる。そのために市は正確な情報を迅速に市民に知らせることができるよう、再度点検しておくことが大切だ。

 ▼今、災害時避難所において不可欠なのが新型コロナウイルス感染症対策だ。秦野市では昨年台風19号が接近した際、過去最も多い646人の市民が避難所を利用した。市では新型コロナ対策として1世帯あたり9平方メートルのスペースを確保することを想定する。また、避難所は一般避難者のほか、高齢者や障害者、妊婦など要配慮者エリア、体調不良者エリアなどに分けて運営するとしている。市ではさらに避難者が増える状況が発生したとしてもスペースに十分余裕があると見積もる。むろん私たち市民も、自ら感染を防ぎ、クラスターの発生につながらないよう、マスクや消毒液などを持参するなどして、感染拡大防止に努めなくてはならない。

 ▼台風や豪雨の被害は年々甚大となり、今までの常識では通用しない事態の発生が懸念される。新型コロナウイルスも相まって、私たち市民一人ひとりの心づもりや準備は、これまで以上に重要となる。市民の生命・財産を守るため行政にもさらなる防災対策の強化をお願いしたい。

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