秦野版 掲載号:2020年10月30日号 エリアトップへ

渋沢公民館の「木目込み人形教室」の講師を12年前から務める 鈴木 八重子さん 渋沢在住 75歳

掲載号:2020年10月30日号

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みんな違うから面白い

 ○…渋沢公民館で2006年頃から開かれる教室の講師を12年前に引き継いだ。木目込み人形は、桐塑(とうそ)という粘土状の生地や木でできたベースに筋彫し、ヘラなどで布を押し込んで仕上げる。教室のテーマは翌年の干支作りで、毎年参加の常連も多い。「最初に亥作りを手伝い、丑作りから講師を務めて。気づいたら干支が一周した」と笑う。「毎年会う人も初めての人も楽しくできたらいいね」と目を細める。

 ○…二宮町出身。母と6歳上の姉の影響で、子どもの頃からものを作ることが好きだった。「こーんなに長く、くさり編みをしていたよ」と両手をいっぱいに広げる。結婚後は夫の仕事の都合で40年ほど前に秦野市へ。息子と娘が幼いときは、洋服を仕立てたことも。「ミシンをかけているとね、お兄ちゃんが覗きこんで。『ぼくのは?』なんて聞きにくる姿がかわいかった」と懐かしそう。子育てが一段落すると、ちりめんのつるし飾りやデコパージュなどにも挑戦、室内には作品がずらりと並ぶ。

 ○…木目込み人形を本格的に始めたのは54歳のとき。仕事先の友人と一緒に講座に参加してのめりこんだ。「難しかったけれど感動と達成感があって」。その当時の仲間とは今でも交流があり、沖縄や北海道などにも旅行したとか。「お互いに何でも言い合えるのが良いね」

 ○…今年も11月から教室が始まる。当日に向けて人形の土台を擦って微調整するなど準備に余念がない。「自分で動けるうちは、教室を続けていきたいね」。5歳上の夫は口にはしないが、作品展示の台を製作してくれるなど応援してくれることに感謝している。「木目込み人形は1つひとつ違うから面白い。参加者にはその魅力を感じて欲しい」と声を弾ませた。

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