コロナ禍の中、医療従事者に感謝の気持ちと癒しを届けようと、神奈川県生花小売商協同組合と神奈川県花き植木振興地域協議会が『花の応援団』事業を行っている。この事業は神奈川県全体で実施されているもので、11月24日には他市に先駆けて同組合中秦支部のメンバーが秦野赤十字病院ロビーにフラワーアレンジ・オブジェを制作した。
当日参加した同支部メンバーで市内生花店の店主ら7人が、それぞれの感性をつなぎ合わせて完成させたオブジェのテーマは『愛』。神奈川県産の花を中心に使い、フォトスポットにもなるよう、ベンチを囲むようにオブジェを制作したという。
同支部の加藤昇支部長は「厳しい状況の中、医療を支えてくださっている皆様に心からの感謝をしたい。少しでも心の安らぎにつながれば」と話す。オブジェの展示は11月30日まで行われ、その間は手入れなども同支部のメンバーが実施した。
オブジェの展示中は、同病院を訪れた人々や入院患者などが足を止め、写真を撮る姿も。同病院に勤める医療従事者のひとりは「ロビーが明るく華やかになりました。患者さんの喜ぶ姿も見られて嬉しい」と笑顔で話していた。同支部では12月8日に伊勢原協同病院でも実施予定。