1月31日から2月7月にスイスのモントルーで開催予定だった「第49回ローザンヌ国際バレエコンクール2021」が、新型コロナの影響で同期間中のビデオ審査に変更された。秦野市曲松のバレエスタジオ「ダンスナッツ」(岩本奈月代表)に通う青木友哉さん(16)も、急きょその対応に追われた。
ビデオ審査への変更が通知されたのは、昨年12月。審査は課題に沿った動画や写真を提出するもので、岩本代表と青木さんはすぐに撮影用のスタジオや、写真とビデオ撮影の事業者を探した。
課題はクラシックとコンテンポラリーのダンス動画や、型の写真。1日で全て撮影したが写真はカメラマンと一番いいポイントでタイミングを合わせるのに苦労し、何度もやり直した。体力は限界に達し、最後は気力だけで踊っていたという。
何日にも渡って撮影ができるスクールと比べると不利な側面がある一方、「ビデオ審査なら身長差を直に比べられないので、純粋に技術を見てもらえるというメリットがあるかもしれない」と現状を前向きに捉える。
「舞台に直接立てないのは残念ですが自信や自覚が芽生え、基礎の大切さを再認識するなど収穫は多くありました」と今の心境を語った。
ダンスナッツでは6月20日、ローザンヌ出場の青木さんと、元スタジオ生で現在新国立劇場バレエ団に所属するプロダンサー岸谷沙七優(しゃなや)さんも出演する発表会の開催を、クアーズテック秦野カルチャーホールで予定している。発表会の問い合わせは岩本代表【携帯電話】090・7193・9090へ。
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