小高い丘に建つアトリエで筆を走らせる角谷沙奈美(かくたに・さなみ)さん(38)。角谷さんのアトリエは、菖蒲の養鶏業「みくるべたまご」の建物一角にある。
こどものころから秦野市で過ごす角谷さんは、女子美術大学芸術学部絵画科洋画専攻を卒業、その後同大学院を修了し絵画の道へ。油彩を中心に数多くの作品を制作し、これまでに都内をはじめ各地で何度も個展を開催、他にもグループ展に参加し、数多くの来場者を魅了してきた。
また、2010年にシェル美術賞入選や2017年にSICF18張熹賞などを受賞するなど、芸術家として各方面で認められるようになった。第20回女子美パリ賞を受賞したことに伴い、2019年にパリへの留学も経験。1年間のフランス暮らし。世界中から様々なジャンルのアーティストが集ってきたレジデンスでの生活は充実そのもの。「刺激しかなかったですね」と振り返る。
ますますの創作意欲を持って帰国したものの、まさかのコロナ禍に見舞われ、発表の場の多くが失われた。そんな中で現代美術家として活躍した故吉村益信さんが生前に所有し、創作活動を行ったこのアトリエでの創作活動が始まった。「日常のほんのちょっとしたこと、忘れてしまうようなことを描きたい。秦野はそんなモチーフが溢れた素晴らしいまち。ここで活動を始めたことをきっかけに、美術がもっと身近で楽しいものだと知ってもらえるようになれば」と話した。
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