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子育て世帯の孤立を防げ 市、コロナ禍のサポート模索

社会

掲載号:2021年3月5日号

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 新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言で長引く外出自粛など、各方面に影響が出ている。その1つが子育て世帯の孤立やストレス。秦野市は親子の孤立を防ぎ、よりよい関係づくりを支援しようと「こども相談」に力を入れている。相談業務を担当する市こども家庭支援課・こども若者相談担当にコロナによる影響や対策について聞いた。

 「こども相談」は、秦野市内に住む18歳未満の子どもに関する相談や通告などを受け付けている。電話相談と、市保健福祉センターで行う予約制の来所相談の2種類があり、児童心理相談員や家庭相談員、保健師などが対応にあたっている。

 保護者から子どもへの対応で困っていることを聞くだけでなく、直接子どもと接し、気持ちや考えを自分の言葉で表現できるようにサポートしているのが特徴。必要に応じて発達検査や読み書き検査を実施し、学校や園、教育委員会などと連携して支援を行う。

 同課によると、コロナの影響がみられた2020年4月から12月の新規相談数はのべ350人。前年同時期の411人と比べて61人少なかった。特に学校の休校や緊急事態宣言の発出などを含む1学期が減少した。

 同課こども若者相談担当は「外出自粛で、相談を控えていた可能性がある。こども相談実施の有無自体への問い合わせもあり、窓口がやっていないと思われていた可能性もある」と推察する。

親のストレスによる心理的虐待増か

 また相談内容にも変化があった。これまでは子どもへの関わり方や行動面などに関する相談が多かったが、今年度は「子どもの前で夫婦で言い争いをしてしまった」「イライラしてつい、強い口調でこどもを叱ってしまった」など、心理的虐待に関する相談が多く寄せられたという。

 「不要不急の外出を控える状況下で、親も子もストレスを抱えることが増えたのでは。子どもの世話をしながらテレワークをするなどの影響もあったとみられる」と同担当は分析する。

新たな支援を模索

 子育て世代の孤立化を防ぐために、同担当は新たな支援策を模索。緊急事態宣言中は通常通りこども相談を受け付けるだけでなく、相談があった家庭に電話をして子育ての不安や悩みを聞き、希望があれば家庭訪問を行った。

 また定期的に開催している「楽しい子育て講座」を申し込み制で秦野市の公式ユーチューブ「はだのモーピク」で配信(現在は終了)や、オンラインで講座を開催した。利用者からは「会場に行くことが難しい状況でも手軽に参加できる」と、好評だったという。

 「顔を合わせての実施がベストではあるが、コロナ禍では難しい場合もある」と同担当。「限られた環境の中でできることを模索して実施したい。また緊急事態宣言中でも感染症対策を講じて相談を受け付けているので、小さなことでもまずは相談して欲しい」と話している。

 ▽こども相談◇電話相談・月曜から金曜日の午前9時から午後5時◇来所相談(事前予約制)・月曜から金曜日は午前9時から午後7時、土曜日が午前9時から午後4時。日・祝休。専用ダイヤルは【電話】0463・82・5273/【電話】0463・84・7800
 

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