株式会社恵庭(秦野市南矢名)の今井浩代表取締役(57)が、5月12日から16日に横浜市役所アトリウム等で開催される「ローズフェア with 趣味の園芸」のメインガーデンを手掛けている。一般社団法人ジャパンガーデンデザイナーズ協会に所属する5人のナチュラルガーデンデザイナーの共同作品で、今井さんは県内で唯一選ばれた。
同フェアは、3月27日から開催されている「ガーデンネックレス横浜2021」の中の横浜ローズウィーク関連事業として実施される。無料で入場でき、期間中は『NHK趣味の園芸』の公開収録等も行われる。
今井さんが打診を受けたのは、今年1月末。協会には全国154人が所属しているが、新型コロナの影響を鑑み関東のデザイナーから5人が選出された。
選ばれた5人はそれぞれがコンテストの大賞や金賞の受賞経験者。今井さんも2017年に国際バラとガーデニングショウで大賞を受賞している。得意分野もそれぞれ異なり、イギリス伝統石積みを得意とする同氏は、アクアリウム内の石積みとアプローチ(木の通路)を担当する。
デザイナーたちのこだわり一つに
「通常こういったものは展示内に人を入れないが、実際に中を歩くことができるのが今回の特徴」と今井さん。手掛ける石積みは座って写真撮影できるスポットにも活用される。同氏の石積みは技術はイギリスだが、石材は神奈川県産の小松石。和の素材と洋の技術の融合が、どう全体に馴染むかも見所の一つだ。
普段は一人で完結することが多い今井さん。これまで何度か会議を重ねたが、「イメージのすり合わせが大変」と話す。イメージを共有しデザインを起こしても、個々の受け取り方や感性の違いで全然違うものになる。誰かの一言で作業が止まり、二転三転もある。会場イメージも完成までに4回作り直したという。
「他にも会場内に各デザイナーが特色を出した小屋が点在するけど、自分のは他の人には和に見えるみたいで。イメージはできているので、どう会場に調和するかを楽しみにして欲しい」と自信を覗かせる。期間中は常駐するデザイナーに話を聞けるほか、14日にトークショーも開催。また、12日の公開収録は16日放映を予定している。「暗いニュースばかりなので、少しでも明るい話題を届けたい。放映もあるので外出が心配な方はそれを見ていただければ」と今井さんは話した。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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