静岡県熱海市伊豆山で7月3日に発生した土石流で、神奈川県が派遣した緊急消防援助隊・第一次派遣隊として出動した秦野市の消防職員が9日、高橋昌和市長に現地での活動を報告した。
第一次派遣隊には秦野市から大森孝義隊長ら5人が加わり、3日から6日まで、土石流で家屋が流されるなどした現場で救助活動にあたった。大森隊長は高橋市長に、行方不明者の捜索でドローンが活用されたことや災害発生前の地図などから住宅の位置を確認して救助活動を行ったことなどを説明。また神奈川県隊として女性1人を救出したことを報告した。
高橋市長は「秦野市も同じような地形を抱えているので他人事とは思えない。災害への備えは必要なので、今回の経験を安全・安心なまちづくりに繋げることができれば」と話した。
過酷な現場活動
大森隊長は現地の様子について「過酷だった」と振り返る。大量に堆積した土砂は独特の臭いと粘着性があり、土砂の中には倒壊した建物などの瓦礫が多く含まれていたという。今回の派遣では昨年まで防災課に出向して土砂災害警戒区域内にある幼稚園などで講習会を行った職員もおり「現場で活動し、改めてその怖さを実感した。災害時の避難方法など、日ごろから各家庭で対策をすることが大切」と話した。
援助隊の活動は12日までの10日間で、秦野市からは19人が派遣された。
|
|
|
|
|
田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
|
|
|
|
|
|
<PR>
秦野版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|