秦野警察署(竹田茂署長)が10月15日、下大槻団地広場=写真上=と静岡中央銀行渋沢支店=写真下=で特殊詐欺防止及び防犯キャンペーンを行った。
下大槻地区では、最寄りの南矢名交番が東海大学駅前交番に統合されることに伴い、来年度から本格的に稼働するアクティブ交番の予行を数回にわたり実施している。この日も下大槻団地の広場にアクティブ交番が設置され、警察官らが広場で行われていた朝市や郵便局・銀行に訪れた市民へ振り込め詐欺防止への啓発を行った。同署地域課の望月章仁課長は「アクティブ交番の存在が少しずつ浸透している。特殊詐欺には十分注意してほしい」と話す。
また、静岡中央銀行渋沢支店では通帳カバーに貼れる特殊詐欺抑止ステッカーの配布なども行われた。会場となった同支店は秦野金融機関防犯協力会会長を務めており、今回は例年実施している防犯訓練に代わり、利用者への啓発活動を実施。金融機関では警察署の指導により60歳以上の高額な現金の取り扱いについて警察へ連絡等を行うことになっているが「これ以外にも独自の取り組みとして75歳以上の方の高額な取り扱いについては振り込みや小切手等の利用をお勧めしています」と藤川美奈子マネージャーは話す。
櫻井友吉支店長は「お客様への注意喚起、また防犯という点で、警察の方に啓発活動をしていただくのは意味のあること」と話し、特殊詐欺抑止に向けた協力を再確認していた。
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