秦野市
4月1日付新人事を発令
3月29日
秦野市立上小学校では毎年5年生と上幼稚園生が代掻きから田植えや稲刈り、脱穀までを体験する稲作の活動が行われている。その体験活動を支えているのが地域の人たちだ。
約15年前、当時の学校長だった故・和田義雄さんが「児童に体験させたい」と始めたのがきっかけ。妻の昭子さん(85)も手伝い、和田さんが所有する約2アールの田んぼを離農した今も子どもたちのために提供し続けている。昭子さんと一緒に田んぼを管理しているのは隣に田んぼを持つ須藤勉さん(75)。自身の田んぼの獣害除けの柵を児童らの田んぼにも伸ばし、動物に荒らされないようにしている。
また、子どもたちが体験する田植えや稲刈り、脱穀の際には近隣に住む和田利一さん(76)、鶴野徹さん(73)、細川憲一郎さん(72)、須藤政一さん(47)、多田信行さん(78)も活動をサポート。取材に行った10月21日には学校で足踏み脱穀機を使った脱穀の体験が行われ、子どもたちは「楽しかった」と笑顔を浮かべていた。昭子さんは「子どもたちの成長を感じられるのが楽しい。学校が体験活動を続ける限り、私も続けていきたい」と話した。
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