12月1日に東公民館で歴史講座「双体道祖神は千姿万態」の講師を務める 武 勝美さん 寺山在住 85歳
教師として、教育と共に
○…地元神奈川はもちろん、長野や山梨、群馬など道祖神の里を140地域めぐり、1000体以上の道祖神を見てきた。「訪ねて行き掃除をしていると、地元の人に声をかけられて、一緒に飲みに行ったり。いまだにお付き合いのある人も」と目を細める。講座では、そんな各地の道祖神の中でも、人像が2体並ぶ「双体道祖神」の様々な姿を紹介する。
○…生まれてから今までずっと秦野で過ごしてきた。弁論大会や生徒会選挙に立候補するなど、子どものころから積極的だったという。大学4年のとき記者の仕事に憧れ、東京の雑誌社に入社。「編集部に3人しかいない小さな会社。駆け出しの記者としてカメラ片手に全国を飛び回りました」と当時を懐かしみ、初めて自身の記事が載った雑誌を見せてくれた。入社から半年、秦野から通勤する大変さや現実とのギャップを感じて退社。その後は中学校教員として新たなスタートを切った。1997年に東中学校の地域学習を担当したことがきっかけで、地域に根付く道祖神に興味をもった。「道祖神を通してその地域の人と関わり、民俗・歴史に触れられるところが好き」。現在は3冊目となる道祖神の本を構想中だ。これまで公民館などで講師を務めた回数は1095回。道祖神に関わる民俗の話や新聞づくりの話、教育論や子育て論等の講演を行ってきた。
○…36年前から毎月発行している教育個人紙「ECHO」は第385号を迎えた。教育の現場や社会のことなど内容は多岐にわたる。「子どもたちから返ってくるエコーは決して雑音ではないんですよね」と穏やかに話す。「生きている限り教育と関わり続けたい。それが教師としての私の完遂」と眼差し熱く語った。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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