広畑小学校(柏木敦子校長)の6年生(28人)が卒業制作で陶芸を体験。「世界にひとつだけ」の自分の作品を作り上げた。
毎年卒業生が記念に残す卒業制作。今年は初の試みとして、ひとりずつ陶芸用粘土を使って作品作りを体験した。同小学校の元保護者でもある地元の陶芸家・和田吉美さんが指導にあたった=人物風土記で紹介。
初回は11月16日。図工室に集まった6年生は、和田さんから土ができるまでの説明を受け、その後、粘土で紐をつくり、手びねりの手法で、皿やカップなど思い思いの作品を作った。
「粘土はやさしい、どんな形にもなる。倒れても復活できる素材」と話す和田さん。児童らが夢中になって取り組む傍らで、優しく声をかけながら、ひとつひとつの作品にアドバイスを行った。出来上がった作品は、和田さんのアトリエの窯で素焼きされ、2回目の授業が行われたのは12月9日。児童らは素焼きされた作品に色つけを行った。色付けされた作品は本焼きされ12月23日、完成作品が図工室へ運ばれた。自分の作った作品と対面した児童らは満足げに見入っていた。
制作過程を児童らと共に過ごした柏木校長は「今回は貴重な体験ができた。子どもたちにとって良い思い出になったと思う」と話した。完成作品は校長室前に展示され全校生が鑑賞した。
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