今回の秦野市長選挙では、昨今の投票率の低迷を危惧した市民団体などがさまざまな企画やキャンペーンで投票を呼びかけた。
結果は、36・24%と秦野市長選挙では過去最低の投票率となったが、ここでは、投票率アップに向けて行われた秦野市民の活動を振り返って紹介する。
◆はだの選挙割
市内有志の店舗が参加し、投票済証明書を提示すると会計の割引などのサービスが受けられる「はだの選挙割」。発起人は小野瀬幸弘さん(味乃大久保店主・菩提)で、2015年の秦野市議会議員選挙で初めて実施して以来、仲間に声をかけ続けるうちに参加の輪が広がり、いまでは選挙にあわせて実施するたびに20店舗以上が参加する企画となった。
今回は28店が参加(1月18日現在)。選挙割のサービス期間は1月31日(月)まで行われる。
◆学生団体E4
秦野市内在住・在学の高校生らによる「学生団体E4」とそのOB・OGが協力し、若者世代に向けた投票率アップの活動をSNS上で展開した。
インスタグラムとツイッターを活用し、市長選までのカウントダウンと共に「地域の選挙に興味があるか」などのアンケートや、期日前投票の告知、「なぜ投票に行くのか」のメンバーそれぞれの想いなどを投稿し、「あなたの想いが、秦野に繋がる」と投票を呼びかけた。
◆はだのわ
市民有志による「〜秦野の暮らしをより良くする会〜はだのわ」は、1月23日の投票日当日、メンバー約10人が参加し「選挙へいこうよ!」と書いたポスターなどを掲げて秦野駅から秦野市役所までを練り歩いた。
代表の磯辺友里さんは「自分たちで出来ることはないかと考え、まずはみんなに選挙に行ってもらおう!となりました。残念ながら投票率は過去最低でしたが、若い世代にもっと政治に関心を持って欲しい、自分ごととしてとらえてもらえるよう、今後も活動していきたい」と語った。
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