秦野高校チアリーディング部が3月24日・25日に千葉県の幕張メッセイベントホールで開催された「USA Nationals」の高校編成Show Cheerleading部門Noviceで優勝した。初優勝を果たした2017年以来2度目の優勝となる。
同大会は、地区予選で基準を突破したチームが出場することができる全国大会。年齢やチアリーディング、チアダンスで部門が分かれている。秦高チアリーディング部は毎年この大会に照準を合わせ、1年間の練習を積んでおり、今年は全国から17校が出場した。
不安のスタート
出場を目指す唯一の全国大会が3月となる同部は、3年生が毎年6月に引退するため2年生が主力となる。しかし前大会はコロナ禍で全てビデオ審査になったため2年生(現3年生)は大会会場での演技経験は皆無。また、接触を控えなければならなかったため練習量にも不安を抱えていた。
加えて、2年生は部活史上最少人数。厳しい状況下で後輩を迎え、岩崎くるみ部長、山下朋花副部長、佐藤妃来(きら)さん、能沢一葉さん、浅川結実(ゆみ)さんの5人で部を引っ張っていくことになった。
「スキルも経験もなく全員1年生のような状態。手探りで最初は不安でした」と話す昨年の2年生たち。そんな部員たちを支えたのが、2017年優勝時に同部副部長を務め昨年コーチに就任した中村友美コーチだった。
基礎と絆強め
コーチ就任後は、とにかく基礎を練習した。4月から約半年は基礎固めに費やし、大会用の技の練習は秋ごろからようやく始まったという。また、少人数だからこそコミュニケーションを密にし、仲間同士やコーチとも常に話し合い、意識・気持ちを共有してチームワークを高めてきた。
大会当日はメンバー同士アイコンタクトでの意思疎通を重視し、たとえミスをしてもリカバリーしてやり通すという強い気持ちで臨んだ。「当日はみんな顔つきが違った。とても集中できていたと思います」と話すのは、杉本直子顧問。
先輩たちの意思を受け継ぎ再び返り咲いた優勝という結果に、号泣し頬を叩いて夢ではないことを確かめたという部員たち。「一番いい演技ができました。達成感でいっぱいです」と岩崎部長たちは話した。
残すは6月の引退公演のみとなった5人。昨年の同公演では2人がケガで欠場だったため「全員でこの日を迎え、皆さんに演技で感謝を伝えたい」と岩崎部長は話す。「最少人数の全国制覇を成し遂げられたのは先生方や地域の方々、保護者など周りの人たちのおかげ。残りわずか、後輩たちには技術だけでなく、感謝する気持ちの大切さも伝えたい」と声を揃えた。
|
|
|
|
|
田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
|
|
|
|
|
|
<PR>
秦野版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|