自然観察施設くずはの家で6月12日、ヤマビル観察会が開催された。当日は子どもから大人まで、多くの参加者がヤマビルの生態を学んだ。
秦野市内では近年、ヤマビルによる吸血被害が増えている。1998年頃から市内北部の山麓地域で確認されて以来、現在は渋沢丘陵西部まで広がっているという。今回はその生態を広く市民に知ってもらおうと、初めて開催された。
観察会では「知って安心!自分で調べるヤマビルの秘密」をテーマに、生態についての紙芝居のあと袋に入れたヤマビルを一人ひとりに配布。虫メガネやマイクロスコープを使い観察した。
その後、袋から出しどう移動するか、どのくらいの重さを持ち上げられるかなどを実験。最後は外に出て人囮法(ひとおとりほう)という調査法を用いてヤマビルの捕獲も体験した。
参加者からは「今までちゃんと見たことがなかった」「ヤマビルがかわいく見えてきた」「学校でもクラスのみんなとヤマビルで遊びたい」等の感想が寄せられた。指導に当たったくずはの家や市環境共生課の職員は「防除の方法だけでなく生き物としてのヤマビルをよく知り、出会った時に怖がらず対処して欲しい」と話した。
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