公民館で長年「親子恐竜折り紙教室」の講師を務めている 田中 淑生さん 平沢在住 75歳
作り上げる喜びを伝える
○…秦野では2010年にはだのこども館で初めて教室を開講。以来、南公民館や東公民館で年に1回子どもたちの夏休み期間に合わせて開催してきた。「恐竜を作り上げて喜んでいる子どもたちを見るのがうれしい。その笑顔がやりがい」と目を細める。
○…茨城県出身。高校の物理の教師に憧れ、自身も教員の道に進んだ。「歳が近く、先生自身も授業の内容もおもしろかった。今でもその先生の印象を覚えているくらい」と懐かしそうに振り返る。大学を卒業後、秦野市内の中学校で理科教諭として勤務。「心がけていたのは”分かる授業”。新聞の記事を話題に取り上げるなど工夫して、子どもたちに分かってもらいたいと努めていました」と思いはいつも子どもたちに。教員生活で特に印象に残っているのは、南が丘中学校の新設に携わったこと。生徒会の子どもたちを指導して学校をつくりあげてきたことが思い出深い。
○…退職後は理科教諭の経験を生かし生命の星・地球博物館へ。そこで同僚に教わったのが、”恐竜折り紙”だった。こだわりは専用の折り紙ではなく、チラシやポスターを活用すること。「無地だと味気ない。色があった方がおもしろい」と目を輝かせる。2本足で自立する立体的な作品であることも大きな特長だ。「現職中は地域に関わることがあまりできなかったので、退職してからは少しでも地域に貢献したい」と教室を開催し続けている。
○…趣味は登山。若い頃から塔ノ岳に登っており、定年後は金時山へ行くようになった。「山は自分の足でしか登れない。汗をかきながら山頂に着いたときの達成感が気持ちいい」と清々しい笑顔で話す。これからも自分の手と足で人生を歩んでいく。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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