秦野市千村にあるサワガニの里で2月23日、白色のカエルが目撃された。発見者は、サワガニの里の整備を行う小野薫さん。整備作業中に泳いでいるところを見つけ、「初めて見る体色だった」と話す。
自然観察施設くずはの家によると、小野さんが発見したのはアマガエル。秦野市内で確認できる主なカエルは8種ほどで、目の後ろの黒い模様と吸盤、背中の斑紋から判断できるという。
同施設によるとアマガエルは周囲の状況に合わせ変色する能力を有しており、「恐らくこれはアルビノ種等ではなく、保護色になったアマガエルでは」と話す。珍しい現象ではないが、同様のカエルを見たという問い合わせは、市民から受けることがあるそうだ。
「それよりも、この時期にアマガエルがいることが珍しい。冬眠から早く目覚めたのかも」と、くずはの家職員。この結果を受け小野さんは、「珍しいものではないかもしれないけど、いくつになっても新しい発見があるのが自然の面白いところ。春に向けて準備をしているので、ぜひサワガニの里に遊びに来てください」と話している。
秦野版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|