宮永岳彦記念美術館(秦野市鶴巻北3の1の2)市民ギャラリーで10月4日(金)から6日(日)まで、「ウクライナの子 日本の子 友達絵画展」が開催される。期間中は両国の子どもの絵200点以上の展示が予定されている。
今も戦争が続くウクライナの平和を願い、絵を通し交流があるウクライナと秦野の子どもたちの作品を展示する絵画展。市内で絵画教室を主宰するアトリエKAWADOの川戸美佐子さんの活動がきっかけで実現した。
ウクライナのリヴィウ出身で、アートアカデミーに勤務するオーリャ・ルコブスカさんと以前から交流があった川戸さん。この縁で戦争が始まって以来、チャリティーバザーの売上金の寄付から始まり、現地の人たちに元気を送ろうと秦野たばこ祭のランタンの絵をアートアカデミーに寄贈。さらに殺風景なシェルターに避難する子どもたちの癒しになればと、生徒が描いた絵を贈るなど、個人的に支援活動を続けてきた。
そんな中、オーリャさんからウクライナの子どもたちの絵が送られてきたのを機に、かねてより考えていた絵画展を企画。川戸さんの知人が秦野市役所に相談し快諾を得て、市の主催で開催することとなった。市の働きかけでウクライナ大使館の後援も得ている。
開催時間は午前10時から午後5時。入場無料。展示中はオーリャさんが来日し会場を訪れるほか、最終日の午後4時半にはレセプションも実施される。また、会場にウクライナの幼稚園や子どもたちの支援活動に使うための募金箱が設置される。
「戦時中にも関わらずウクライナの子どもたちは夢を持ち、とてもきれいな色使いで絵を描いています。一人でも多くの方に見て欲しい」と川戸さんは話す。問い合わせは市文化振興課【電話】0463・86・6309へ。
ウクライナの子どもたちの絵は10月22日(火)から31日(木)まで、本町公民館(秦野市入船町)でも展示される。その後、埼玉県加須市の平成国際大学のほか、石川県や愛知県を巡回する予定。
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