秦野 文化
公開日:2025.12.12
石川又一郎さん
郷土の歴史残す石碑 拓本に
蓑毛の宝蓮寺に寄贈
秦野市内外の歴史的な石碑などの拓本を行っている元NHK記者の石川又一郎さん(83・桜町在住)が12月2日、蓑毛の宝蓮寺(東島礼美住職)に日露戦争で戦死した蓑毛の青年のことを刻んだ石碑の拓本を寄贈した。
石碑に漢文で書かれているのは、蓑毛の住人・宇田川友右衛門の四男「宇田川秀次郎」について。数年前、宝蓮寺が管理する蓑毛大日堂の仁王門の手前に110cmほどの石碑が建っていることに気づき、きれいな文字でしっかりと残っていたことに興味を持った石川さんが住職に許可を取り拓本を実施。漢文を読み下し内容を解読した。
石碑には、秀次郎は幼い頃から勉強が好きで英語を学び明治35(1902)年に歩兵第一連隊第八中隊に徴兵され特別教育を受け一度郷里へ帰ったことや、明治37(1904)年に日露戦争が起きると再び元の隊に戻り「軍旗護衛兵」として各地を転戦したこと、最後は決死隊に加わり23歳で戦死したことなどが記されている。この青年の墓は今も宝蓮寺にあり、供養されているという。
石川さんによると、一個人の経歴や赴いた戦地まで詳細に記された石碑は珍しいそうだ。「連隊のエリートともいえる軍旗護衛兵に抜擢され、この地域で注目されていた人物だったため石碑が建立されたのでは。当時の情勢や個人の命運を思わせる石碑」と話す。一方で、石川さんの知る限り市内の日露戦争殉職者の碑や他の文献に宇田川秀次郎の名前はなく、「それがなぜなのかわからない」とした。
寄贈を受け東島住職は、「当時のこの村(蓑毛)の様子がわかる、郷土の歴史を残す貴重なものを改めて知ることができました」と話した。
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