自転車漫画『のりりん』(講談社)の作者鬼頭(きとう) 莫宏(もひろ)さん秦野市在住 50歳

掲載号:2017年8月11日号

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自分のペースで楽しみながら

 〇…”男は30超えたら自転車”という登場人物の言葉に背中を押されロードバイクに跨った読者も多いはず。趣味としての知識の深さ、ペダルを踏み込んで体で風を切る爽快感など、『のりりん』にはレース以外の魅力もふんだんに盛り込まれており、”自転車のメッカ”ヤビツ峠に向かう名古木交差点など、秦野市内の風景も登場する。専門誌とは違い、ストーリーを読み進めるうちに自然と興味が沸くのが漫画の良さ。「漫画というフィルターを通して見る先は自由だと思うんです」と穏やかな表情で語る。

 〇…愛知県出身。絵を描くのは好きだったが、両親の教育方針でテレビや漫画と疎遠だった。小学生の頃、友人宅で貝塚ひろし氏の漫画作品を読み、衝撃が走った。「絵が繋がると時間が生まれるんだ」。執筆を始め、大学在学中に週刊少年サンデーで新人賞に入選。地元で就職して3年後、一念発起して上京し、自身の全てを掛け描いた『なるたる』は長期連載作品となり、テレビアニメ化もされた。

 〇…学生時代は流行っていたオートバイに酔心。趣味系自転車に乗っていた友人と交流する中で、その良さも知った。上京後の30代前半、今度は空前のマウンテンバイクブームが到来。「自転車にサスペンション!?めちゃくちゃカッコイイなぁ…」とオートバイと似た構造にも魅せられ、購入。数年後、街中でも走りやすいロードバイクに乗り換え、仲間とのツーリングやカスタマイズなどをマイペースで楽しんできた。今は持病もあり頻繁に乗ることはできないが「乗ると自分の汚れが全部下に落ちていくという感じ」と魅力を語る。

 〇…10年ほど前、妻の実家がある秦野へ移った。「結婚したらヤビツ峠が付いてきた、という感じですね」と笑う。小学校のPTAや自治会活動を手伝い、祭りの綿菓子作りや運動会のライン引きに奮闘することもあるとか。”父の顔”で「秦野って子育てしやすいですよね」とつぶやいた。

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