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秦野版 公開:2017年9月29日 エリアトップへ

ドイツからの帰国記念リサイタルを開く注目の若手ピアニスト 樋口 舞さん 南矢名在住 28歳

公開:2017年9月29日

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心に響く音色 届けたい

 ○…奏でる音色が誰かの心に響きますように――。約3年間のドイツ留学を経て、8月下旬に帰国。記念リサイタルを9月30日に海老名市文化会館で開く。「このような機会をいただき感謝しています。ドイツで学んできた世界観を伝えることに全力を注ぎたい」と、感謝を込めて、上質で繊細なピアノの旋律を届ける。

 ○…母がピアノ講師だったため、物心ついた頃から生活の一部にピアノがあった。3歳から近所のピアノ教室に通い、小学校入学時には二俣川にある有名教室へ。迎えの車中でおにぎりを食べ、母と一緒に電車に乗り、毎週2回教室へ通う。「楽しかった」というが、小学4年で周りとの力の差に愕然。コンクールで成果も出ず、しかし、会場で見ず知らずの人から”あなたの演奏とっても良かった”と声を掛けられることも多かった。「それなら自分のペースでやれるところで続けよう」と渋沢にある教室に通い始め、大学入学までそこで腕を磨いた。

 ○…高校2年の冬、「自分が誇れるものはピアノ」と音大に進むことを決意。猛勉強の末、桐朋学園大学音楽学部に入学。コンクールでは様々な大会で華やかな成績を残し、卒業演奏会へも抜擢された。その後は大学院へ。そして、留学への夢を叶えるために一念発起。全世界から約600人が受験し、10人未満しか合格しないという狭き門を見事突破し、ドイツのライプツィヒ音楽大学修士課程を首席で卒業した。「練習しすぎてスランプになった時期もありましたが、人間的にも音楽性も大きく成長できた気がします」と笑顔に。

 ○…「芸術家になりたい」という。ピアノはその表現方法のひとつ。「”生きる目的”なんて言ったら大げさですけど、ピアノは私の一部なんです」。来年にはバッハ国際コンクールへの挑戦も予定している。つねに音楽と真摯に向き合ってきた。その時、その瞬間に感じた想いを音色に乗せて会場全体に響かせる。

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