秦野市立本町小学校1年の熊澤巧くん(6・曽屋)がこのほど、第29回MOA美術館秦野児童作品展書写の部で大賞にあたる「MOA美術館奨励賞」に輝いた。熊澤くんの書写は現在、同作品展の全国大会に出品されており、今月中に結果が届く予定だ。
MOA児童作品展は、創作活動を通して「生命を尊ぶ心豊かな人間」になってほしいという願いが込められ始まったコンクール。今年、書写の部には233点の応募があった。
熊澤くんが書いたのは、ひらがなで「つり」。夏休みの宿題のひとつとして、昨秋から通っている書道教室(伊勢原市)で何十枚と筆を走らせた。「線がしっかりしていてのびのびしている。字と字のつながりも見事」と講評されており、熊澤くんは「メダルがもらえて嬉しかった」と照れ笑いを浮かべた。11月18日には市本町公民館で表彰式が行われ、賞状とメダルが贈られた。
熊澤くんが書道教室に通い始めたのは昨年の9月。硬筆からはじめ、毛筆は今年になってから練習を開始した。週に1度、2時間程の練習をこなす他、コンクール前はお弁当を持参して一日半紙に向かうこともあるという。また、自宅でも週4回夕食前の練習を怠らない頑張り屋さんだ。
母の清香さんも書道経験者で、同作品展での入賞実績を持つ。当時の作品が自宅に飾られており、熊澤くんは「どうしてもお母さんのように賞が欲しくて練習を頑張りました」と話した。
他にも、「2017年度JAはだの書道・図画・作文コンクール 書道の部」全国大会出場や、「第85回全国書画展覧会 書写の部」広島県教育委員会賞受賞など活躍が目覚ましい。さらに、来年1月5日(金)に日本武道館で開催される「全日本書初め大展覧会」の本選出場が決定している。
秦野版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|