県議会報告【12】 高校で通級指導が現実となる中、中学校でも、実現化を急げ!! 神奈川県議会議員 神倉ひろあき
あけましておめでとうございます。
新年を迎えて、第3回県議会(平成29年9月8日〜12月21日)の文教常任委員会において、県立高校で通級指導(通常の学級に在籍している軽度の障害のある生徒に対して、障害に応じた特別の指導を行う指導形態)の具体化が進行している現在、通級指導は、小・中・高と継続性を重視する教育であるという視点から中学校の通級指導に焦点を当て質問しましたのでご報告し、新春のご挨拶に代えさせて頂きます。
質問1 中学校での通級指導が、3政令市の10校だけ実施している理由はなにか。
答1 小学校で通級指導教室に通う率の高い言語障害、難聴の児童の多くが改善されていることや、中学校で個別指導を行っていると言うことである。
質問2 中学校の通級指導教室設置の必要性と推進についての認識はどのようか。
答2 多様な学び場を整備することは非常に重要であると認識している。
質問3 通級指導教室を設置する必要があるという認識でよいのか。
答3 認識はそれで良いが、市町村教育委員会の実情等も勘案していく必要がある。
質問4 高校で平成30年度から通級指導を実施していく中で、本県では小中高校間で連携が出来ていない。小中学校の通級指導の在り方を考え直す必要がある。通級指導は子ども達をどう支援していくかが重要である。発達障害の児童・生徒が増えているのに市町村からの設置要望が無いから中学校で通級指導教室を設置しないというのは実態に即していないのではないか。
答4 県立高校で、通級指導制度の導入が図られることから高校の制度を市町村教育委員会に説明すると共に、特に中学校における特別支援教育の在り方、通級指導制度等を改めて情報共有し市町村教育委員会と今後に向けて取り組みを検討していきたい。
質問5 私の地元、秦野市では、中学校での通級指導教室の設置を検討している。児童・生徒・保護者の負担軽減のためには、巡回型の通級指導を取り入れることは、子ども達に寄り添った支援だと思う。巡回型の通級指導教室を拡充すべきと考えるがどうか。
答5 生徒の負担感や教員の配置等の条件を考えると、一つの手立てと思う。
質問6 秦野市では、中学校での通級指導に関して県に要望書を提出し、予算措置等がなされるとの回答を得ている。巡回型教室も支援すると言う事で良いのか。
答6 巡回型と捉えられれば、それを支援していく。
【要望】【1】通級指導を県立高校改革実施計画に位置付けるにあたり、小中学校の通級指導の実態の把握に努め、中学校の通級指導の推進を図るため、市町村教育委員会、小中学校と連携し、継続的な支援を図る。
【2】県教育委員会としての通級指導の目的・意義を精査し、指針を策定し、増加する発達に特性がある子ども達のニーズに応えられるよう自律的活動、コミュニケーションスキルの向上等、本質的かつ、きめ細やかな支援教育に繋げる。以上2点を要望しました。
【実現】先日、秦野と平塚の養護学校高等部の定数について報告しましたが、秦野市の中学生の希望に沿った進学定数が実現することになりました!!
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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