南地区を中心に様々なまちづくり活動に取り組み続ける 栗原 正行さん 緑町在住 76歳
巡り合った全ての人に感謝
○…秦野生まれの秦野育ち、生粋の秦野っ子として何よりも大切にしている想いが「郷土愛」。その強い愛情の発露として、地域の子どもたちへ様々な形で表している。毎年夏にはヒマワリなどを、冬にはクリスマスローズなどを、南幼稚園やみどりこども園にプレゼントしている。また7〜8年前から、通学路の一部となっている出雲大社相模分祠の参道に立ち毎朝子どもたちを見守る。さらに参道の子どもたちが通り過ぎたあとには西門まで急ぎ、ふたたび子どもたちに朝のあいさつ。「暑くても寒くても、雨でも毎朝欠かさずだよ」と胸を張る。
○…高校を卒業後、スルガ銀行に就職。何と32歳の若さで茅ケ崎支店の支店長に抜擢された。この若さで支店長への昇進は、全国的にも極めて珍しく、話題になったという。大阪や渋谷などの支店に勤務したのちイトーヨーカドーに転職。同社取締役や関連会社の社長などを務めたのち2006年にリタイヤ。「これからはやりたいことを思いっきりやっていこう」と一念発起し翌年、知的障害者施設をオープンさせた。知的障害者施設で働いていた夫人からのアドバイスだったという。現在は知的障害者施設「みどり」のオーナーでもある。
○…趣味は写真撮影。独学で本を読んで学んだというが、撮影した写真が「2018HaDaNoカレンダー」に採用されるなど、その実力は折り紙つきだ。「秦野にはまだまだ埋もれている魅力がたくさんある。写真を通じて秦野の素晴らしさを発信していきたい」と意気込む。
○…現在夫婦2人暮らし。「さらに知的障害者施設を充実させたい。そのための資金援助ができれば」と夢を語る。「生まれ育った地域に対する恩返し。巡りあった全ての人に感謝して、健康の許す限りこれからも地域のために精一杯頑張っていきたい」と、ニコニコとほほ笑みながら言葉に力を込めた。
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