議会活動報告 秦野赤十字病院への計画的な財政支援を 市議会議員 古木勝久
平成30年第1回定例会が2月26日から開催され、3月27日に閉会しました。一般質問は(1)地震対策〜福祉避難所の構築など〜(2)総合的なエネルギー政策〜再生可能エネルギーなど〜(3)秦野赤十字病院について、3項目にわたりました。
今号では、秦野赤十字病院に関する質問の概要をご報告します。
問 医師不足は産婦人科だけではなく、他の診療科にも及び、3月31日をもって血液内科が終了。現在の診療体制の状況、経営状況はどのようか。
答 産婦人科は平成27年3月から分娩業務が休止し、再開の道筋が立っていない。平成28年度の経営状況は、消化器内科の医師数の減少の影響もあり、約7億円の赤字である。現在、日本赤十字社本社から重点支援病院に指定され、経営改善に取り組んでいる。
問 小田原市立病院は平成28年度が黒字経営。本市の友好都市・諏訪市にある諏訪赤十字病院がV字回復し、伊勢原協同病院も黒字経営と聞いている。県内には12の市民病院があるが、こうした病院への行政の支援はどのようか。
答 近隣の市民病院へは、行政から毎年10億円を超える補助金等が出されている。公益性のある病院には、安定的に病院経営を存続するために財政支援をしている。
問 本市は秦野赤十字病院を市民病院的病院として位置づけてきた。市民病院を持たない市として、計画的な財政支援をしていくべきと思うがどうか。
答 財政支援については、病院の収支状況や経営の展望などをよく確認をした上で、本市としての対応を検討していく。
意見 都内の赤十字病院の過去の事案から判断すると、神奈川県などの協力を得ることは極めて厳しいと思う。県などとの協議を継続しつつも、市民の健康と命を守るために、できるところから支援をしていくべきである。
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次回の議会活動報告は第2回定例会終了後の7月初旬を予定しています。
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