市民運営型子育てサロンが始動秦野市内初 鶴巻「ちっちゃなて」

社会

掲載号:2018年5月18日号

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利用者親子を囲むスタッフ
利用者親子を囲むスタッフ

 市内初の市民運営型子育てサロン「ちっちゃなて」が4月に秦野市鶴巻でスタートした。子育てサロンは市町村や法人が運営するのが一般的だが、同サロンは地元住民のボランティアにより運営するという。

 子育てサロン「ちっちゃなて」には子育て経験のあるスタッフが常駐し、”先輩ママ”が相談にのってくれるほか、親同士が交流し情報交換もできる。現在は週3回、鶴巻公民館(月曜)と鶴巻第一自治会館(火曜)、鶴巻上部自治会館(木曜)で午前10時から午後3時まで利用できる。

 4月23日、幼児を連れてサロンを訪れた保護者は「身近なところに子育てサロンができて嬉しい」と話した。

高齢者、子ども皆の居場所に

 自治会や社会福祉協議会、民生委員児童委員協議会、商店会などで組織する「鶴巻地区すんでよかったまちづくり委員会」(宮川邦生会長)は、鶴巻地区社協の拠点であるほっとワークつるまきが鶴巻南にあることから、かねてより鶴巻北地区の高齢者も通いやすい駅の近くにさらなる拠点を作ろうと考えていた。

 また、市内には秦野市が社会福祉法人青い鳥に運営委託している子育て支援センター「ぽけっと21」が7カ所あるが、これまで鶴巻地区には設置されていなかった。

 同委員会の沼上利夫顧問や鶴巻地区で主任児童委員を務める関修司さんは、市高齢介護課や市子育て支援課にも相談し、市民が運営する子育てサロンの形をとりつつ、空いた日時に高齢者が利用できるような場所作りに向けて動き出した。

地域の人が物件を無料貸出

 同委員会は昨年6月から拠点となる物件を探したが、費用面で折り合いの付く物件が見つからず、ひとまず公民館と自治会館での運営を目指し、準備を進めていた。ところが今年3月末、鶴巻温泉駅近くの不動産所有者から「活動に感銘を受けたので1年間無料で貸し出したい」と話があり、「青天の霹靂だった」と宮川会長。同委員会ではこの場所を多世代交流ひろば「みんなのて」(仮称)とし、子育てサロン「ちっちゃなて」と高齢者向けサロン「おっきなて」(仮称)で半分ずつ使用する予定だ。空き店舗活用事業補助金制度の活用や市民提案型協働事業への応募を視野に入れ、「準備が整い次第できるだけ早く常設施設として開所したい」という。

 関さんは「ほっとワークつるまきは社協の組織力で立ち上げたが、今回は違う立場の人が対等に話し合って作ってきた」と振り返る。昨年夏から地元に声をかけ集めた9人のスタッフについては「皆さんとても熱心で、HPの設営など今のお母さん世代だからこそできるサービスもあると感じている」という。

 沼上さんは、運営費を野菜販売の収入で担うなど先進的な地域福祉活動を行ってきたほっとワークつるまきの成功例を上げ「補助金に依存せず自力で運営していきたい。子ども食堂や孤食の高齢者向けの食堂にするなど、総合的な居場所づくりのモデルケースとなれば」と力強く語った。

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