ねんりんピックに出場するゲートボールチーム「秦野上」の監督を務める 和田 武彦さん 柳川在住 79歳
慎ましく穏やかに
○…「普段は監督じゃないんだけど初めて監督になったんだよ」と笑う。ゲートボール歴約15年。11月3日から5日、富山県で行われるねんりんピックへの出場を決め、秦野上チームの監督に就任した。「戦略は主将に任せて、私は監督としてみんなの士気を高められるように発破をかけることが役割かな」と話す。初めは遊びのつもりで始めたゲートボール。自宅近所の八沢のかわじ荘で毎日十数人ほどが集まりゲートボールをしていた。何度か参加するうちに虜に。「頭を使うからボケ防止にいいんじゃないかと思ったし、楽しくてね」
○…住宅設備機器の卸売り会社に就職し、営業として神奈川県内をあちこち車で回った。「長距離の移動で大変だったけど、横浜のお客さんと仲良くなれたりして楽しかったよ」。この経験からか、長距離運転はお手の物。子どもが独立してからは、妻と岐阜県の白川郷まで弾丸旅行によく行ったという。「仕事終わりに急に思い立って妻に行こうかって言って、妻もいいねなんて答えて」と目を細めた。
○…最近もカルチャーパークの周りを妻と散歩するなど仲が良い。散歩の後は、そのまま一緒に買い物に行くのがお決まりのパターンだという。「妻の意見を尊重するようにしている」というのが仲の良さの秘訣。年に2回ほど娘家族と息子家族と食べ放題に行くことも。「もうあんまり食べられないんだけどね」と微笑んだ。
○…「ゲートボールの練習が楽しみ」。チームのメンバーと共に喜びを分かち合えることが魅力だ。15年、20年とゲートボール歴の長いベテランのメンバーが多い。「これまで県大会で中々勝てなくて、今回やっと掴んだ優勝。監督は試合には出ないので、試合前に皆を元気づけられたら」と笑った。
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