12月23日文化会館で行われる「第45回親と子の音楽会」で実行委員長を務める 藤木 玲子さん 萩が丘在住 63歳
世界観を大切に
○…「みんなで仲良く楽しく、今までの力を発揮したい」と優しい笑顔を見せた。実行委員長として4年目。毎年より良い音楽会になるように奮闘している。3年前から、第19回全国報徳サミット秦野市大会PRキャラクターの「にのみやそんとくん」を会場に招いており、子どもたちに好評。「喜んでもらえると嬉しいですね」とやりがいに。「生涯学習と学校教育を上手く連携させることが目標。地域力を高めていけたら」
○…育ちは本町。地域の子どもの多くがオルガン教室に通っていたことから、自然とオルガンを習い始めた。そのまま音楽の道を志し、中学の音楽教諭に。結婚を機に退職し、現在は市内3つの合唱団の指導に携わる。指導で大切にしているのは「世界観」。大学在学時に行った教育実習先の音楽教諭から学んだ。「自分だからできるという世界観があれば、自然と楽しいと思ってもらえる。私もそんな指導者になりたい」と会員の反応を見ながら、指導を客観的に振り返り、反省することを怠らない。
○…趣味であり、得意なことでもあるのは、家庭料理。義母や父の食事を作ってきたことで、「父や母の世代に喜ばれる料理が分かるようになった」。旬の食材を使ったり、肉も柔らかくなるまで煮込んだりと負担なく食べられるように工夫する。藤沢市に住んでいる孫とも頻繁に会い、よく遊びに行くという。「孫が新幹線が大好きで、小田原まで一緒に見に行ったりする」と目を細め、家庭を大事にする温かい人柄が溢れ出た。
○…旅行が好きで、テレビの旅番組を見て勉強する。「息子が転勤になると、遊びに行くの」と笑顔を見せる。最近の夢は、海外旅行。「日本とは違う異次元の世界だから」とこれからも自身の世界観を磨いていく。
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