第4回12月定例会 議会報告 増え続けてきた非常勤、拡がる民間委託行き過ぎた「行革」に歯止めを 市議会議員 古木勝久
今号では、(1)市職員の働き方改革に関する一般質問 (2)文教福祉常任委員会での図書館に関する質問、所見を含めて、その概要を報告します。
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(1)変わる職員の働き方
平成30年4月1日現在の本市職員1952名のうち、非常勤は878名で、非常勤の占める割合は約45%である。質の高い公共サービスが求められている中で、本市は非常勤の割合が極めて高い。平成28年度の総務省調べでは全国の市町村の職員は約127万人、うち非常勤は約31万人で、比率は約24%である。
平成32年度には全国で会計年度任用職員制度が導入される。現状、非常勤は不安定な枠組みにあるが、重要な役割を担っている。しかも本市定数条例の定数に組み入れられておらず、研修も体系化されていない。今後の「行革」で、更に常勤は削減され、非常勤が「調整弁」になっていくと考えられる。質の高い公共サービスを維持していく上でも、会計年度任用職員制度の設計には十分留意すべきであると質(ただ)した。
行き過ぎた「行革」は、必ず市民の側にツケが回ってくると考えられる。
(2)図書館の一部業務委託
業務委託が本格化した平成19年度と今年度との比較では、委託料は約7倍に拡大した。また委託業者との関係では、契約書に「市と協働」「消耗品は市が支給」という記述がある。これは法的に適合していない可能性がある。委託の見直しをすべきとの質問では、「精査」するとの回答だった。
今後も委託のあり方について、全面的に見直すよう要求していく。
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一般質問では他に2項目、(1)震生湖の保存(2)南地区の臭気対策について、文教福祉常任委員会では他に「移動図書館」について、それぞれ質問をしました。
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