南が丘公民館を活動拠点に陶芸作品の創作を続けるサークル「陶楽会」で講師を務める高橋賢一さん(70)が、秦野で取れた土から抹茶茶わんを創作し、3月9日に開催された南が丘公民館まつりで、会員の作品と共に展示した。秦野市内に陶芸に適した土がないかと、6〜7年かけて探し回った末、戸川の知人の所有地で見つけた。さらに採取した土を陶芸に使える粘土とするため、およそ2年の歳月を費やしたという。土を入れたバケツに水を張り、浮いてきた不純物を取り除く作業をひたすら繰り返す。高橋さんは「粘土づくりは根気が必要な作業でした」と振り返る。やっとの思いで粘土ができて作品を作っても、割れずに焼きあがるかどうか、完成するまで不安があったという。「土を見つけることができたことが最大の喜び。今後も続けていきたい」と話した。
同サークルでは会員を募集中。問い合わせは高橋さん【携帯電話】090・6139・0199へ。
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