さがみはら緑区版【1月9日(木)号】
昨年行われた式典の様子(相模原市提供)

相模原市緑区 1,654人が門出 13日、「はたちのつどい」

 20歳の節目を迎えた人及びこれから20歳を迎える人を祝う「相模原市はたちのつどい」が1月13日(月・祝)、市内3カ所で開催される。緑区では1654人(男性824人・女性830人)が新しい門出を迎える。

 2022年の法改正により、成年年齢が18歳に引き下げられたが、相模原市では引き続き20歳を対象に実施されている「はたちのつどい」。人生の節目である20歳を祝い、励ますとともに、改めて大人になったことを自覚し、郷土「相模原」への関心を深める機会として開催される。

 今年の対象者は、2004年4月2日から2005年4月1日までに生まれた人。緑区は1654人、中央区は2744人、南区は2540人が門出を迎える。

 会場は緑区が杜のホールはしもと、中央区が相模原市民会館、南区が相模女子大学グリーンホール。それぞれ3部制で式典とアトラクションが行われる。

プレゼント抽選会

 当日は式典のほか、各区の実行委員会によるアトラクションが予定されている。

 緑区では20歳の対象者が中学3年生当時に世話になった先生らの協力のもと制作した懐かしい思い出やお祝いメッセージをまとめた動画の放映、プレゼント抽選会が実施される。

 実行委員長の舛川結菜さん=人物風土記で紹介=は、「実行委員会のメンバーと今まで頑張って準備してきたので成果が出せるよう当日は臨みたい。みんなの思い出に残るような式にできれば」と思いを話す。

 対象者と開催時間は次の通り。

▼第1部:大沢公民館区・城山地区/午前10時20分から(開場10時)11時まで▼第2部:橋本公民館区/午後0時20分から(開場0時)1時まで▼第3部:相原公民館区・津久井・相模湖・藤野地区/午後2時20分から(開場2時)3時まで

20年前には

 「はたちのつどい」の参加者が生まれた年には、市内でどんな事があったのか。当紙の掲載記事で振り返る。以下、取り上げた主なニュース。

▼橋本駅北口再開発ビル着工に向け始動(04年4月8日号)▼市愛唱歌「伝えよう 輝く未来へ」に決定(5月20日号)▼相模総合補給廠跡地利用のモデルプランを作成(6月10日号)▼相模原協同病院に最新設備のガン治療センター完成(6月24日号)▼相模原・津久井3町合併問題、市民レベルで初のワークショップ(7月22日号)▼第一回相模原お店大賞、初代大賞に「料理屋なかむら」(8月5日号)▼相模原商工会議所が「道の駅研究会(仮称)」を発足(8月26日号)▼蜂退治に大わらわ、蜂の巣駆除相談が過去最高に迫る(9月9日号)▼R16で自転車走行空間設置実験スタート(10月14日号)▼橋本6丁目の歩道に「てるて姫モニュメント」が完成(11月3日号)▼市制50周年を記念して俳優のえなりかずきさんが一日市長に(11月11日号)▼全国高校サッカー選手権で麻布大渕野辺が初の県代表に(11月18日号)▼相模原JC、津久井JCが共催で市町村合併フォーラム(11月25日号)▼市制50周年迎え記念式典(11月25日号)▼公共施設にAEDを配備へ(12月2日号)▼相模原市長選、小川勇夫氏が3選(05年1月27日号)▼大阪府で発生した教職員殺傷事件を受け小中学校に刺(さす)股(また)を緊急配備(2月24日号)▼県立相模原工業技術高等学校、32年の歴史に幕(3月3日号)

2025年の展望を語った椎橋区長

椎橋区長インタビュー 「良さ」再認識の15周年に 「地域とさらに連携を」

 本紙では前号の本村賢太郎市長につづき、昨年就任した椎橋薫区長にも新春インタビューを行った。昨年の振り返り、今年の抱負などについて話を聞いた。

 ――昨年の緑区を振り返ってどんな1年でしたか。

 「改めてコロナ禍を経て緑区全体が動き出してにぎやかに、そして従前に戻ったような1年であったと思います。いろいろな方から地域のイベントなどにお誘いをいただき、皆さまと接する限りではコロナ禍で大変だったという事がうそのようで、以前からこうだったと思えるくらい地域ににぎわいが戻ったことを感じられた1年でした」

 ――昨年4月に区長に就任して、どのようなことが印象に残っていますか。

 「あっという間でしたが、さまざまなことを地域の皆さまに教えていただきました。特に各地域のお祭りでは、若い世代の方々が伝統を受け継いでいるという印象を持ちました。例えば、お囃子をするにしても、日頃から集まって小さなお子さんから高齢の方までが一緒に練習を重ねて本番を迎えている様子が伺えました。さらに、進学や就職で実家から引っ越した大学生や20代の若い世代の方々が、お祭りに合わせて帰ってきて一緒にお囃子に参加しているのを見ると、このようなお祭りが年に1回決まった日に行われる、ということには意味があり、それがお祭りの良さであると実感しました」

 「区長になり初めての場所への訪問や経験をさせていただきましたが、印象深いのは地域の皆さまの『自分の住んでいる地域が大好きだ』という強い思いを感じられたことです」

 ――今年緑区は区制15周年を迎えます。どのような15周年にしたいとお考えですか。

 「緑区は今年の4月1日に満15歳を迎えます。まずは地域や団体、関係者の皆さまと改めてこの15年間を振り返る年にしたいと考えています。城山、津久井、相模湖、藤野の旧町について、『津久井郡って何?』という疑問があるかもしれません。これまでの歴史があって今がある、ということを忘れずに、緑区の良さを再認識した上で、15周年をきっかけに区民意識の醸成を図っていければと考えています」

 ――具体的に決まっている事業などはありますか。

 「まず、昨年皆さまに投票していただいた区制15周年のオリジナルロゴマークを2月に発表します。緑区を紹介するウェブサイト『すもうよ緑区』では、デジタルスタンプラリーを今年も実施します。さらに、コロナ禍で開催できずにいた郷土芸能フェスタをこの15周年を機に復活させる予定です。フェスタでは緑区内の村芝居や歌舞伎、お囃子などの伝統芸能を披露します。また、小学生による1日区長の企画なども検討しています」

 「その他、地域の各団体とさらに連携を深めていきます。その一つですが、『15』といえばラグビーですよね。そこで、日頃から連携しているラグビーチームの三菱重工相模原ダイナボアーズさんにいろいろと相談をしているところです。ダイナボアーズは橋本駅前の清掃を定期的に行っており、緑区とはつながりがとても深いチームです」

 「市内の商業施設や商店街では区制15周年セールを考えているところもあるようです。各種イベントでも『15周年記念』という冠を付けて盛り上げていただければと思います。区民が主体的に盛り上げる15周年になればうれしいです」

椎橋区長インタビューまちづくり、観光振興に期待

 ――橋本駅周辺のまちづくりの現状と今後について教えてください。

 「昨年、リニア中央新幹線の新駅の工事現場でさがみはらリニアフェスタが開催され、訪れた多くの方々に工事の進捗を見ていただきました。早期完成を願っていますが、完成までにはまだ時間が掛かるため、JR東海と協力してイベント等ができるように市として検討していきたいと考えています」

 「今年はまちづくりをどのように進めていくのかが大きなテーマになります。駅周辺はマンションなどの住宅建設が進み、住民がこれから増えていくという楽しみな一面がある一方で、ただ住宅が増え、人が増えるだけではいけないと思います。また、橋本の発展による緑区内各地区への波及効果にも期待しています」

 ――中山間地域の課題についてはどうお考えですか。

 「中山間地域の交通については引き続きどのような交通が地域に必要なのか、地域の皆さまと相談しながら検討していく時期に差し掛かっていると思います。城山の若葉台地区で実証実験を行っているグリーンスローモビリティーは他地区に展開できる可能性があります。実際に地域の皆さまがやりがいを持って運営されているようで、住民主体の取組となっています。昨年は区民会議のメンバーで視察をさせていただき、良い取組を共有することができました。いろいろな地域に広がっていくことを期待しています」

 「中山間地域を抱える緑区には魅力的なコンテンツが多数ありますが、今後『観光』を大きなテーマとして、各地域の主体的な取組を行政がサポートできるような体制づくりが求められると考えています。区内に出掛けると、いまだに知らない魅力的なコンテンツがたくさんあることに気付かされます。そういうモノやコトをさまざまな人と人とのつながりの中で支援し、盛り上げていくことが中山間地域を振興する上で欠かせないと考えています」

 ――今年、期待する取組について教えてください。

 「まず、相模湖地区にある小原の取組です。小原の郷(さと)は展示を主体とした施設ですが、2026年度中のオープンを目指してリニューアルする予定です。リニューアルにより物販や飲食をできるようにして、地域の方の憩いの場、訪れる人との交流の場となるようにしたいと考えています。小原宿本陣とともに、まち並みを生かしながら新たな観光拠点として盛り上げていきます」

 「ジビエについては実現可能性を見極めるため、今年は調査に取り組む1年となります。食用に適するシカやイノシシの捕獲手法の検討、加工所の設置主体や設置場所、事業として成り立つのかなどを調査する予定です。ジビエには『害獣』とされてきた野生動物が地域資源となる可能性があるため、命を扱うということ、『感謝していただく』ということも大切にしつつ、調査していきたいと考えています」

 「昨年9月に山梨県上野原市で行われた桂川フェスティバルに参加しました。今回の目玉の一つとして相模湖の遊覧船『くじら丸』が桂川をさかのぼって上野原市に向かいました。上野原市では、もっと往来が盛んになることを希望しているとのことなので、関係各所と協力し、市境、県境を越えた新たな連携の取組が進むと良いと考えています」

 ――最後に区民へメッセージをお願いします。

 「区民の皆さまが『住んでいて良かった』『住み続けたい』と思えるようなまちづくりを進めていきたいと思います。そして、今年は皆で一緒に区制15周年を楽しく盛り上げていきましょう」

相模原市はたちのつどいで今年度の緑区の実行委員長を務める 舛川 結菜さん 又野在住 19歳

仲間と共に大舞台に臨む

 ○…本番を直前に控え、「当日の司会、うまくやれるかな」と、やや緊張した面持ち。昨年5月から約半年間、メンバーと共に協力しながら準備を重ねてきた。「最近は仲間意識も芽生えてきたように思う。5人でイベントが成功するよう頑張りたい」と前を向いた。「会場に来た人、みんなの思い出に残るような『はたちのつどい』にできればうれしい」

 ○…学校に届いた募集のはがきを見て「おもしろそう」と実行委員に応募。アトラクションの目玉である動画制作や会場に設置する大きな看板作りよりも「スケジュール調整が一番大変だったかも」と振り返る。全員揃うのが難しい中、決め事も多く苦労をしたが、そんな時はメッセージアプリを活用。「自分はまとめる立場。仲間の意見を聞き、時には率先して自分も発言し進めた」。困難も持ち前の明るさとリーダーシップを発揮し乗り越えていった。

 ○…中野小、中野中、橋本高校を経て、公務員の専門学校へ。4月からは国家公務員として社会に一歩踏み出す。生まれ育った相模原をこよなく愛し「ずっと相模原に住み続けたい。ここで家族と幸せに暮らしたい」と夢を語る。体を動かすことが好きで中学時代に熱中したバスケをたまに友達と楽しむことも。元気の源は『推し活』。今の『推し』は「GENERATIONSの佐野玲於くん。ライブにもよく行きます」と笑った。

 ○…最終確認を終え、後は本番を待つのみ。もともとイベント好きな性格で中学の3年間、体育祭実行委員も務めた。卒業後はコロナで思い描いた生活は送れず、「これは私の学生時代の集大成。思い切りやります」と力を込める。2月で自身も20歳。「仲間と打ち上げに行くのが今から楽しみ」と声を弾ませた。

全国高校サッカー 東海大相模準決に挑む

 第103回全国高校サッカー選手権大会で神奈川代表の東海大相模(南区相南)が初出場で、ベスト4入りを決めた。

 1月4日、川崎市で行われた準々決勝で昨夏のインターハイ優勝校である明秀日立(茨城)を2-1で下した。

 準決勝は国立競技場(新宿区)であさって11日(土)午後2時20分キックオフ。対戦相手は流通経済大柏(千葉)。

連携で地方創生の戦略描く 相模原商工会議所・杉岡芳樹会頭 年頭所感

 昨年、相模原市は市制施行70周年を迎え、本市の歴史や文化、自然、産業などの地域資源に対する理解が深まりました。また、新札に北里柴三郎氏の肖像が採用され、市の話題として広く注目を集めました。まちづくりの面では、橋本駅周辺などでの交通ネットワーク整備が進み、相模大野には宴会場機能を備えた「ゲートウェイ・さがみはら」がオープンするなど地域の賑わいと交流の促進に期待が寄せられています。

 経済面では、33年ぶりの高水準となる賃上げや過去最高の設備投資が実現し、日本経済がデフレ脱却から成長型経済への移行期を迎えています。また、昨年発足した石破内閣が「地方創生」を最優先課題に掲げ、地方創生交付金予算の増額や地方経済の成長政策を進める方針を示しました。こうした流れを受け、本市も中小企業の成長や地域活力の向上、都市機能の強化を通じて、地域のポテンシャルを引き出す戦略を描く必要があります。

 当商工会議所では、補助金支援やDX推進、人材確保など、中小企業の多様な経営課題に応える取り組みを進めてきましたが、原材料価格の高騰や人口減少による需要低下、人手不足など、新たな課題も浮上しています。こうした状況に対応するため、引き続き企業支援の充実と行政への働きかけを強化してまいります。

 本市の経済発展に向け、行政や関係機関との連携を強化し、「オール相模原」で地方創生を実現するための取り組みを進めていきます。今年も引き続き、市内中小企業の成長と本市経済の発展に力を尽くしてまいりますので、皆様のご支援をお願い申し上げます。

相模原市 カメラマン募集 1月31日締切

 相模原市は現在、市のホームページで使用する写真や市内の行事、風景などの記録用写真を撮影する市民カメラマンを募集している。活動期間は2025年5月〜26年4月。対象は市内在住・在勤・在学で月に1・2回活動できる18歳以上(高校生を除く)の人。定員10人。面接あり。カメラは各自で用意(原則デジカメ)。

 申込は窓口か郵送で「私の好きな相模原」をテーマにした写真1枚(カラー/2L〜四つ切り)と、その写真で伝えたいこと(200〜300字)、住所、氏名、年齢、電話番号を書いて、市広聴広報課(【電話】042・769・8200)へ。1月31日(金)必着。

遊びながら投資体験 1月11日 ソレイユさがみ

 ソレイユさがみ(橋本6の2の1イオン橋本店6階)で1月11日(土)、「お父さんと一緒 ゲームで投資体験〜世界の国に投資しよう!〜」が開催される(相模原市主催)。午後1時30分から3時30分まで。

 父親の育児参画促進事業の一環。親子でゲームを楽しみながら「経済」について学んでいく。経済の意味を知らない子どもたちにも分かるように工夫されている投資ゲームを使って、体感しながら理解を深める。

 講師はファイナンシャルプランナーの秋山友美さんと、ゲームの企画者でもある盛田司さん。

 参加無料。定員は親子10組。対象は小学4年生から中学生とその保護者(男性優先・子ども1人に対し保護者1人)。2歳以上の未就学児保育あり(要予約・無料)。筆記用具と電卓(スマホでも可)を各自持参。

 問い合わせ・申し込みは、ソレイユさがみ【電話】042・775・1775または、【FAX】042・775・1776。

中谷潤人選手インタビュー 「地元の声が励みに」 3階級制覇王者 抱負語る

 タウンニュースでは2025年特別企画として、相模原が誇る世界3階級制覇チャンピオン、中谷潤人選手にインタビューを行った。昨年の試合やリング外での活動を振り返り、地元相模原のファンへの思いも語った(取材日=12月21日)。

 ――昨年は3試合を行い、WBCバンタム級のベルトを奪取して3階級を制覇しましたね。

 「3試合出来たので順調にキャリアを積めたと思っています。ラウンドが少なかったのでダメージもなく、充実した1年だったと思います。WBCということ、チャンピオンに挑戦するっていうことも初めてだったので緊張感もありましたが、チャンピオンになって自信にもなりました」

 ――世界の強豪から追われる立場になって、日本人選手からも対戦を望む声があります。

 「単純に強さを求めてやってきた感覚があるのでまだまだ満足はしていないですし、追われる立場という気持ちにはなっていません。他団体の日本人チャンピオンの選手たちと戦っていかないと評価をもらえないと思っています。そういったところでより気が引き締まっています」

 ――昨年はバラエティ番組に出演するなどリング以外でも活躍されましたが...。

 「僕のことをより多くの人に知ってもらい、僕のボクシングを見てもらって何か感じてもらいたいというのがモチベーションで頑張っています。そのためにもこうした活動もだんだん必要になってくると思います」

 ――バラエティ番組ではニックネームを自ら考えて『ビッグバン』と発表しました。

 「わかりやすいパフォーマンスが必要になってきます。爆発的なイメージとしてノックアウトシーンを多く生み出したいという思いで考えました」

 ――さがみはらフェスタなど地元相模原のイベントに参加した際にも多くのファンが詰めかけていました。

 「もうありがたいですね。声を掛けていただくことがすごく励みでもあります。ファンの方の気持ちが僕の一番の活力になっています。たくさんの声をいただけたら、より強くなれると思います」

「延長線上に井上選手」

 ――圧倒的な強さを誇る井上尚弥選手との対戦を望む声も増えていますね。今年の抱負をお聞かせください。

 「ずっと口にしている統一戦はしっかりやりたいです。(井上選手との対戦は)周りの人たちの意識っていうのも高まってきている部分は大きいので、僕は1つ1つやって結果を出していくことが一番大切だと思っています。別に急いだりしていません。僕自身の強さを求める上で延長線上に井上選手がいると思っています」

 ――相模原のファンや市民にメッセージをお願いします。

 「本当に皆さんの応援が力になってます。相模原にこういう選手がいるんだっていうことをより広められるよう、日本だけじゃなく世界へという気持ちを強く持っています。これからも引き続き応援よろしくお願いします」

能登半島地震 相模原の援助紹介 17日に防災講演会

 阪神・淡路大震災から30年の節目となる1月17日(金)に杜のホールはしもと(橋本3の28の1/ミウィ橋本7階)で「防災講演会」が開かれる。午後2時30分から4時まで。入場無料。定員は当日先着300人。

 (公社)相模原市防災協会と市消防局の共催で行われる今回の講演会では、昨年元日に発災した「令和6年能登半島地震」における相模原市の活動を紹介。消防局職員が1月9日から2月13日まで神奈川県大隊の一員として活動した「緊急消防援助隊」について話すほか、市職員は下水道復旧作業、罹災証明書関連業務といった被災地の支援について語る。問い合わせは同会【電話】042・753・9971。

観覧申込はこちらから

宇宙と星の演奏会 JAXA講演会×弦楽五重奏

 JAXA(宇宙航空研究開発機構)の科学者と音楽家が届けるコンサートが1月11日(土)に「もみじホール城山」(城山文化ホール/久保沢2の26の2)で開かれる。午後1時開場、2時開演。

 「NO SPACE NO LIFE」をテーマにしたコンサートで、2024年1月にSLIMの月面着陸と同時に、宇宙に魅かれたプロの演奏家によって結成された「上の宇宙(うわのそら)クインテット」が演奏する「宇宙」や「星」にまつわる音楽を楽しめる。

 当日は2部制で、まず「はやぶさ2」のプロジェクトマネージャを務める津田雄一さんが「NO SPACE NO LIFE」をテーマに講演。その後、青木高志さん(ヴァイオリン)、熊谷真紀さん(ヴァイオリン)、生野正樹さん(ヴィオラ)、田中里奈さん(チェロ)、石川浩之さん(コントラバス)の5人による弦楽五重奏を鑑賞する。ちょっと贅沢で優雅なひと時を過ごすことができる。

 観覧は無料。事前申込制で申込は二次元コードから。

完成した北方面隊(左)と津久井方面隊のPRポスター

消防団員自ら募集PR 特色あるポスター作成

 なり手不足に歯止めをかけようと、相模原市内の消防団員自らがこのほど、団員募集のPRポスターを作成した。完成したのは市内6方面隊のうち、中央・南・北・津久井の4方面隊の作品。写真やキャラクターを活用してそれぞれ特色のあるポスターに仕上がった。

 市消防局によると、市内の消防団員は1283人で定員に対する充足率は約75%(12月1日時点)。今回のポスターは、消防団員自らがその活動の意義を再発見し、その魅力をPRしてもらおうと、市消防局の呼びかけで企画された試み。8月上旬から11月半ばにかけてパソコンのソフトを使って作成したという。

 中央方面隊第1分団の三宅崇之分団長は「地元の行事や地域の安全・安心に消防団が携わっていることをたくさん詰め込んだポスターなので、多くの方に見ていただきたい」と話した。

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(左から)石崎専務理事、志賀副理事長、廣田副理事長、八木理事長、村上副理事長、姫野副理事長

相模原JC 八木体制で始動 「夢を描く」60周年に

 公益社団法人相模原青年会議所(JC)は1月1日から新体制でスタートを切った。創立60周年を迎える今年度の理事長には八木貴弘さんが就任した。「夢を描く〜輝きのその先へ〜」をスローガンに掲げる。

 今年度の役員は以下のとおり(敬称略)。

▽理事長/八木貴弘(八木貴弘司法書士事務所)

▽直前理事長/九嶋俊彦(アジアトレーディング)

▽副理事長/廣田静香(ブーベグループ)、村上翔一(スマートエイム)、志賀祐介(ライフティブ)、姫野大輔(シュウコーポレイション)

▽専務理事/石崎悠也(東京クリエイティブラボ)

▽常任理事/沼尾将輝(沼尾硝子)、瀬尾佳織(第一生命保険)、細野雄太郎(細野測量)、小林将弘(Geveck)、山口堅一郎(K-Style)

▽議長・委員長・担当理事/平岩拓路(UBUNTU)、チューブ ワタナ(KONOHA)、井上大地(Stock Fine)、小野怜(市立夢の丘小学校)、束原賜貴(ソニー生命保険)、谷樹人(法律事務所S)、小林俊輔(KSC)、河合優輝(パラプリュイ)、原嶋伸広(篠崎自動車)、山本剛弘(A・T・B)、岩田淳(ふじみ合同法務事務所)、須藤一歩(HSGはしもと接骨院)、谷川洋(相模原市議会議員)、岡田雄大(海鮮Cafe&Bar GRAVEL)

▽特別出向/大井駿平(相模設備工業)

▽監事/山田泰輝(Strat partners・篠崎自動車)、秋野真吾(BURUTTO)

▽外部監事/伊藤剛(ALL NEXT)

▽外部顧問/飯塚侑(飯塚塗研)

親子でピラティス 1月25日 作の口小学校

 作の口小学校(下九沢459の1)で1月25日(土)、親子向けのイベント「おうちで簡単!親子でピラティス」が行われる。参加無料。午前9時半開場、午前10時〜11時30分。会場は同校体育館。定員100人。要事前申し込み。相模原市教育委員会主催、市PTA連絡協議会上溝緑ブロックの実施。

 テーマは「子どもの集中力を高める心と身体の整え方」。簡単にできるピラティスの動きを実践することで、自宅で親子一緒に心と身体を整え、コミュニケーションを深めるための方法を学ぶことができる。講師は帝京大学教育学部助教の小泉篤さん、BAL認定ピラティスインストラクターの大瀧あさみさん。申込は左記二次元コードから。(問)同校PTA【電話】042・761・1271

笑顔で弁当を食す児童たち

川尻小 弁当の仕上がりに笑顔 児童考案メニューが配食

 川尻小学校(嵜山浩人校長)の児童がメニューを考案した弁当が12月24日、城山公民館で開かれた城山こども食堂で配食された。

 同校6年2組の児童が総合的な学習の時間で「地域社会の一員としてできること」について話し合い、城山子ども食堂ころもで(熊田祐子代表)に協力を仰ぎながら考えた弁当のメニューづくり。献立だけでなく、弁当に添えられるメニューカードやシール、告知ポスターなどもそれぞれ担当を分け、児童が手掛けた。

 当日は、約190食が用意され、地域の人たちに配食された。終業式だった児童たちも下校直後に駆け付け、調理や配膳、受け付けなどを手伝った。

 チキンやスープ、サラダ、あげパン、ケーキなどが入った、クリスマス感満載の弁当の仕上がりに、満足そうな笑みを浮かべる児童たち。地域の人たちへの配食が終わり、食事タイムになると、「本当にうまい。我ながら良いメニュー」「スープは野菜の風味も感じられて美味しい」 「チキンは外はサクサクで中はジューシー!」などと笑顔で語った。

生徒たちとハイタッチしながら校舎をまわった真壁選手

「ストップ闇バイト!」 真壁選手が防犯教室

 相模原市出身でプロレスラーとして活躍する真壁刀義選手が12月18日、相模原城山高校で防犯教室を行った。

 年末年始特別警戒期間中であるこの日、津久井警察署の一日署長に就任した真壁選手。「STOP闇バイト!真壁刀義の熱血教室」と題し、今、社会問題になっているSNSによる犯罪実行者募集への加担防止や危険性について訴えた。

 真壁選手は旧城山高校の卒業生。久しぶりに訪れる校舎に想いを馳せながら登壇した。授業は1、2年生約600人を前に実施。同署員と共に闇バイトや詐欺被害の状況を、時折クイズなども交えて説明。「怪しいSNSには興味をもたない」「即日、高額、即金、などが記されたサイトを見付けてもメッセージのやり取りをしない」などと注意喚起した。

 また、自身が高校生だった頃の思い出話も披露した真壁選手。「何をするか悩んだら、何でもやってみて、自分が燃えるものを見付けて」と呼び掛けると、頷く生徒の姿も見られた。

 授業を受けた大貫美璃愛さんは「私たちの世代の情報源はSNSが多い。これからの使い方に気を付けていきたい」、井草心愛さんは「闇バイトは個人的にも社会的にも気を付けなければならないと以前から思っていた。その意識がさらに強くなった」、本田絵子さんは「真壁さんは『諦めなければ夢は叶う、何でも挑戦した方が良い』と、将来について悩んでいる私たちを勇気付けてくれた」とそれぞれ感想を述べた。

 任務を終え、真壁選手は「生徒たちに闇バイトにより起こされる事件の重大さを伝えることができたと思う。現場で職務にあたる津久井署の皆さんの背中を押すこともできたのではないかと感じている。私自身も刺激をもらい、とても良い時間だった」と振り返った。