緑区版【2月13日(木)号】
広報文を吹き込むショビタさん(右)

火災予防 外国語で広報 区内外のインド人ら協力

 3月1日(土)から7日(金)まで実施される「春の全国火災予防運動」に合わせ、緑消防署では2月7日、区内に在住する外国人への広報を強化するため、初めてヒンディー語と英語によるアナウンスの録音を行った。外国人が多く在住する地域で流す予定だという。

 火災が発生しやすい時季を迎えるにあたり、全国で一斉に行われる火災予防運動。緑区内でも期間中は、消防車両で区内を巡回して火災予防に関する広報を行ってきた。

 緑区霧が丘はインドのインターナショナルスクールがあり、インド人が800人ほど在住している。中には日本語が聞き取れない人もおり、情報を伝達するのに苦慮してきた経緯がある。

 そこで、昨年から同地区のカフェやディワリと呼ばれる祭りに、消防署員や消防団員が参加。火災予防に関する呼び掛けや救命講習などを実施している。

 今回の取り組みは消防署とみどり国際交流ラウンジが広報の方法を模索する中で発案。外国語によるアナウンスの必要性を感じていた中で、日本語教室の学習者に協力を呼び掛けたところ、4人の外国人が手を挙げてくれたという。

地域への恩返し

 2月7日にみどりーむで行われた録音には、インド人のオジャルさんとショビタさんが参加。「緑消防署です。ただいま春の火災予防運動を実施中です」「空気が乾燥し、火災が起こりやすい時季です。おやすみ前・お出かけ前には、もう一度火の元を確認しましょう」といった内容の広報文をヒンディー語で吹き込んだ。

 録音を終えたショビタさんは、「日本に住んでいても日本語が聞き取りづらい人もいる。ヒンディー語なら理解してもらえるはず」と期待を寄せ、オジャルさんは「緑区のボランティアの人に日本語を教えてもらった。少しでも地域への恩返しになればと思って参加した」と笑顔で話していた。

 なお翌8日にはアメリカ人のスポア・ブロックさん、イギリス人のハリー・ベンジャミンさんが参加し、同様の内容を英語で吹き込んだ。

 緑消防署の寺山洋司署長は、市内の他区が外国語による火災予防のアナウンスを商店街などで行っていることにふれ、「緑区はインドの方を中心に多くの外国人が住んでいる。日本語が分からない人にどのように広報するかが課題だった。今後は外国人などにも日本人と同様に情報を届けられるよう、バリアフリーの防災に取り組んでいかなければならない」と話し、他の言語でのアナウンスも検討していくとしている。

 今回録音されたアナウンスは、消防車両が霧が丘地域をパトロールする際、通常流す日本語と併せて、ヒンディー語、英語でも流される予定だという。

横浜市教委 いじめ対策部を新設 専門部署で迅速支援へ

 横浜市教育委員会は、不登校やいじめ対策を強化するため、専門部署「不登校支援・いじめ対策部」を新たに設置する。情報共有を強化し、いじめの未然防止と児童生徒に対する迅速な対応、支援につなげることが主な狙い。

 横浜市の「いじめの状況調査結果」によると、2023年度のいじめ認知件数は小学校で1万3261件で、19年度の3倍超、中学校も2913件で、19年度と比較し2・3倍に増加している。昨年には、20年にいじめを理由に自殺した中学生の事案に関する第三者検証で、学校が基本調査の段階で、いじめを認知していなかったことなどが明るみになった。

 市教委ではこれまで、いじめに関する対応は、人権健康教育部人権教育・児童生徒課が担当していたが、多様な情報を一元化し、迅速な支援につなげるため組織を再編。専門部署を設けることにした。

 新設の「対策部」では、「いじめ対応情報管理システム」を導入。これまで学校現場がエクセルベースで入力していた「いじめ認知報告書」をシステムで一元管理し、いじめの未然防止や早期発見・対応につなげる。市教委の担当課長は「現場の教職員の業務負担軽減にもつながるはず。児童生徒と向き合う時間増につなげたい」と話す。

ソフト・ハードで不登校支援を強化

 不登校支援では、昨年9月から全中学校に拡充している校内ハートフル事業を通年運用とするほか、スクールソーシャルワーカーをチーム制とし、各区や民間のフリースクール、児童相談所などとの連携を強化する。さらに港南区上大岡の「ゆめおおおかオフィスタワー」に支援拠点を新設。リアル、オンライン、バーチャルの3層を活用した学びの空間を用意するなど「安心できる居場所と学びの機会」を確保する。

 市教委では「対策部」の他に学校現場や市教委事務局に対し、客観的に助言指導を行う「法務ガバナンス室」も新設。担当課は「学校現場でのリスクを軽減し、教育の質の向上が狙い」と話す。

横浜春節祭公式グルメ大使、横浜中華街公式グルメ大使を務めるグルメプレゼンター はっしーさん(本名:橋本陽(あきら)) 中区在住 42歳

食で横浜を、日本を元気に

 ○…「市内各所に設置されたランタンを巡りながら、食べ歩きも楽しんでほしい」。1月から始まった横浜春節祭のグルメ大使を務め、街の魅力とおすすめの店を紹介している。一昨年には横浜中華街初のグルメ大使に就任。大手広告代理店で数々の食イベントを手がけた経験を生かし、企画のプロデュースやキャスティングも行っている。

 ○…青葉区出身。体育会系で中高大と慶応義塾で柔道に打ち込んだ。ターニングポイントは新入社員時代の挫折。友人との食事で元気を取り戻し、「美味しいごはんは人を無条件に応援してくれるパワーがある」と実感した。日々の外食を綴ったブログを始めたところ、月間200万アクセスを記録。”日本一のグルメブロガー”として、TVなどのメディアにも出演するように。2020年に独立し、現在はSNSやメディアを中心に活動の幅を広げる。

 ○…朝のウォーキングがストレス発散。定番は赤レンガから山下公園を抜けて元町までの港沿いのコース。「食がライフワーク」というだけに、目的は歩いた先の朝ごはん。元町ならこの店、関内なら…とグルメネタは尽きない。中でも好物は肉と米。唯一好んで食べないのが意外にもクロワッサン。「あの食感がなんとも…」と苦笑い。現在、毎日同じ物を食べて研究する自主企画「100日焼鳥生活」中。

 ○…「グルメプレゼンター」を名乗り、「自分の生の声で伝えていく」が信念。総務省の地域力創造アドバイザーも務める。「横浜にはまだ知られていない、世界に誇れるポテンシャルがある」ともどかしさを口に。「横浜野菜のブランディングもしたい」など、次々とアイデアが溢れ出す。「食を通じて横浜を、横浜を通じて日本を元気にしていきたい」

水道施設や歴史を巡る 緑区ガイドボラが主催

 緑区ガイドボランティアの会が主催する「横浜の水道施設史を巡る」が、全4回の日程で開催される。日本初の近代水道ができた横浜で、水道の施設や歴史を訪ねるウォーキングイベント。現在、参加者を募集している。

 1回目は3月11日(火)、午前9時15分に十日市場駅南口に集合。川井浄水場、横浜水道道、大貫谷戸水路橋、トロッコ道標識などを見学する。午後2時半頃に中山駅で解散の予定。参加費300円(保険、しおり等)。バス代、昼食、飲料水等は持参のこと。

 2回以降は4月9日(水)、5月14日(水)、6月4日(水)に実施予定(予備日あり)。

 参加希望者は【メール】midorikuguide@yahoo.co.jp等で申込みを。1回目の締切は2月25日(火)。定員は各回先着30人。

子どもたちと交流した怪獣プロレスのメンバー(写真上)。一緒に記念撮影をした子どもたち(いずれも提供写真)

怪獣と子どもが「福はうち」 忠暘院別院で節分会

 三保町にある忠暘院(ちゅうよういん)(松尾哲義住職)の別院集悠庵で2月3日、節分会が行われ、怪獣に扮したレスラーらによる「怪獣プロレス」のメンバーたちが登場し、地域の子どもたちとの交流を深めた。

 仕事と子育ての両立支援として2019年から、放課後に子どもたちが安心して過ごせる居場所を提供する寺子屋活動を継続している同院。松尾住職によると、同院の檀家の縁がきっかけで、今回初めて、怪獣プロレスとの交流が実現したという。

 同院によると、当日は子どもたちと保護者ら約40人が来場。怪獣が「福はうち」の掛け声で子どもたちに福豆をまいた後、今度は豆を拾った子どもが怪獣に豆を投げ返した。互いに豆を投げることで、相手を元気付け合った両者。その後、この様子を外からのぞいていた鬼を見付け、「鬼はそと」の掛け声で追い払うも、鬼が改心した様子を見て、仲間に加えて仲良くなる、というストーリーが展開された。

 松尾住職は「時代に合わせる形で伝統文化をつないでいきたいという思いを一層強くした。鬼が改心すれば仲間として迎えることで、子どもたちは他者への寛容を学んでくれたと思う」とした。

鴨居で聴く南米音楽 フォルクローレ演奏会

 フォルクローレバンドの「パチャママ」が出演する「フォルクローレ演奏会」が3月2日(日)、鴨居中央会館(鴨居1の10)で開催される。午後2時から3時30分まで。主催は緑ふれあいサロン。緑区役所が共催。

 曲目は『コンドルは飛んでいく』『コーヒールンバ』などを予定。事前申込不要。希望者は直接会場へ。参加費は1人300円(当日徴収)。夫婦、親子の場合は2人で500円。定員30人。問合せは同サロン代表・狩野さん【電話】090・4416・0454。

熱いトークが繰り広げられた対談会場

マクニカ 芸人、知事と「ごみ問題」対談 テクニカルショウで

 パシフィコ横浜展示ホールで2月5日から7日まで行われた首都圏最大級の工業技術・製品総合見本市「テクニカルショウヨコハマ2025」。港北区に本社を置き、リサイクル資源循環装置などを製作・販売している(株)マクニカは5日、同イベント内で特別対談「テクノロジーは、ごみを減らせるのか?」を実施。同社の原一将社長が、ごみ清掃員の肩書を持つお笑い芸人・マシンガンズの滝沢秀一さんと黒岩祐治神奈川県知事と共にごみ問題についてトークした。

 注目度の高い芸人を招き、多くの人に同社の最先端の製品に興味を持ってもらう狙い。対談では、滝沢さんのごみ処理についての指摘に、黒岩知事は「出たごみをどうするかも大事だが、水筒を持つなどライフスタイルとして考えないと問題の出口はない」などと話した。ほぼ満席となった会場では、観覧する人たちが熱心に耳を傾け、滝沢さんらの話に感心する姿が見られた。

上州亭楽々さん

入場無料 鹿鳴館 春のフェス えがお寄席も開催

 NPO法人笑顔が主催する「鹿鳴館スプリングフェスタ2025笑顔の集い!」が、2月23日(日)に緑公会堂で開催される。入場無料。

 当日は2部構成。第1部は「笑顔サロン紹介と歌と運動」。NPO法人笑顔の高鹿治雄理事長によるサロンの紹介、歌と体操、ピアチェーレのコーラス、まるふく治療院の加藤真也院長による楽しいコグニサイズを予定している。時間は午後1時から2時30分まで。

 第2部は鹿鳴館えがお寄席「祝春の特別版」。麹家ペイ太郎さん、遊々亭つばささんによる落語、上州亭楽々さんによる落語と南京玉すだれ、摂浩由さんによる三味線弾き唄いが披露される。「老若男女問わず、笑って健康になりましょう」と高鹿理事長。こちらは2時40分から4時まで。定員先着500人。

 第1部だけ、第2部だけの観覧も可能。観覧希望者は当日直接会場へ。なお、今イベントは神奈川県のNPO活動基盤づくり補助金を利用して開催される。問合せはNPO法人笑顔【電話】045・935・6020へ。

餅つきを体験する児童

中山小5年生100人 地域の協力で餅つき体験 自ら収穫した米 味わう

 中山小学校5年生約100人は2月5日、授業の一環として中山自治会館を訪れ、餅つきを体験した。

 稲作について理解を深めるため、県立四季の森公園内の田んぼで昨年5月に田植え、10月に稲刈りを体験していた子どもたち。今回は、中山自治会のメンバーや民生委員らの協力で、収穫した餅米をつく体験を行った。

 一人ずつ餅をつく中、同自治会のメンバーに「杵の重さは何グラム?」と質問したり、懸命に杵を振り下ろす友人に「頑張れ、頑張れ」と声援を送る子どもの姿も見られた。「杵は後ろを持ったら重かったけれど、前の方を持ったら軽かった」と、体験を通じて新たな気付きを得た子どももいた。

 つき上がった餅はきな粉、あんこ、しょうゆの3種類に味付けされ、子どもたちが「パクッ」。児童の一人は「どれも美味しかった。自分で収穫した米を杵でつくのが楽しかった」と笑顔で話していた。

 同自治会の齋藤宏和会長は「米が餅になる瞬間を見るのは良い学びになる。中山小の子どもは探究心が旺盛ですね。手伝ってあげたいという気持ちが湧いてきます」と語った。同校の高橋亨校長は「地域の協力で餅つきができること自体有難い。子どもたちは『大きな宝物』をもらっている感じがする」と話した。

長津田駅で行われた訓練の様子(提供写真)

緑警察署 長津田駅でテロ対応訓練 アフリカ開発会議に向け

 8月20日から22日に横浜市内で予定されている第9回アフリカ開発会議(TICAD9)の開催に向け、緑警察署は2月3日、JR長津田駅でテロ等事態対応訓練を実施した。

 外務省によると、TICADは1993年以降、日本政府が主導し、国連、国連開発計画(UNDP)、世界銀行、アフリカ連合委員会(AUC)と共同で開催されている。市によると、同会議にはこれまでアフリカ各国の首脳級をはじめとする要人や関係者が参加しており、横浜市内での開催は今回で4回目。

 同訓練は、有事の際の初動対応能力の向上や、関係機関との連携強化を図ることを目的に行われた。緑警察署の警察官をはじめ、JR東日本旅客鉄道(株)、東京急行電鉄(株)、緑消防署、緑区役所など関係機関から約70人が参加した。

 当日は「駅構内で、不審者がナイフで無差別に人を刺し、液体を散布した」と想定。犯人の検挙や不審な液体がまかれた場所の除染、負傷者の搬送などのほか、警察官が駅員に「さすまた」の適切な使用方法を指導する場面もあった。

 同署警備課によると、これまでに同会議が国外で開催された際、会場から離れた場所でもテロなどの行為が発生したことがあったという。同課の担当者は「神奈川県警察では、第9回アフリカ開発会議の開催に向けてテロ対策を強化しています。『何かおかしい』『いつもと違うな』と感じたら、迷わず110番通報をしてください」と呼び掛けている。

講演した長田課長補佐

サイバー犯罪の傾向 学ぶ 緑警察署で勉強会

 サイバー犯罪への対策について理解を深めることなどを目的にしたサイバー勉強会が2月4日、緑警察署で開催された。地域の少年補導員や、警察官ら約80人が出席。講師を務めた神奈川県警察本部サイバー犯罪捜査課の長田憲和課長補佐の講演に聞き入った。

 「少年による近年のサイバー犯罪の傾向」をテーマに講演した長田課長補佐。「IoT機器の乗っ取り」「Wi─Fiの乗っ取り」「ウェブスキミング」「情報流出」など、サイバー犯罪の主な手口を紹介したほか、トクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)とは何かなどについても伝えた。参加者からは「子どもたちがサイバー犯罪に関わる動機は何ですか」などの質問が上がっていた。

 神奈川区から来場した男性は「サイバー犯罪の具体的な手法について聞く機会はなかなか無い。対策を講じるための第一歩になった」と話していた。長田課長補佐は「参加者の皆さんはとても熱心で、サイバー犯罪対策に対する意識が高いと感じた」と語った。

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新加入選手とホーランド監督(後列中央)=新体制発表会(C)1992 Y.MARINOS

横浜F・マリノス 新体制初陣、日スタで開幕 「圧倒的な存在に」

 サッカー2025明治安田J1リーグが2月14日(金)に開幕し、横浜F・マリノスは2月15日(土)、ホーム・日産スタジアムでアルビレックス新潟と対戦する。昨季は同リーグ9位の成績で終えたマリノス。今季はスティーブ・ホーランド監督が指揮をとり、新たに加入した選手らと共に、新体制で臨む。

スローガン刷新

 開幕に先立ち先月、日産グローバル本社日産ホールで今季の新体制を発表した。また、チームスローガンを7季ぶりに刷新し、「Be a Stunner 圧倒的な存在であれ」と掲げた。

 横浜マリノス(株)の中山昭宏代表取締役社長によると、「Stunner」は衝撃を与える人・ものという意味。海外のフットボールではスタジアムを揺らすようなプレーが出た瞬間に使われるという。「前に強く突き進むクラブ、その時の最初の一歩を示す」という思いが込められている。中山社長は、「皆さまから届く声が力になっていた」と感謝の言葉を口にし、「一人ひとりが圧倒的な存在になっていく」と意気込んだ。

 ホーランド監督は、「(ファン・サポーターと)一緒に戦うことを楽しみにしている。私も含め選手一丸となって戦う」と話した。

廃油を再利用して作った石けんを手渡す児童(左)

山下みどり台小学校4年1組 手作り石けんを配布 世代越え交流深める

 山下みどり台小学校4年1組の児童約20人は2月5日、西八朔町にあるみどり台自治会館を訪問し、同館で開かれている高齢者向けの親睦会「友愛サロン」の参加者たちに、手作りの石けんなどを配布した。

 手渡した石けんは昨年12月、山下エコ生活を考える会(上田クニ江会長)の協力で、子どもたちが廃油を再利用して手作りしたもの。上田会長によると、ここ数年、青葉区内にある飲食店が廃油の提供に協力しており、児童はこうした廃油から地球環境に優しい石けんを作成した。

 同会館を訪問した児童は、サロンの参加者たちと『北風小僧の寒太郎』の歌を一緒に歌ったり、『茶つみ』の歌で手遊びを楽しんだりして交流を深めた。

 また、児童と参加者たちは、互いへの感謝の気持ちを込めた手紙を書いて贈り合った。手紙に「手遊びをしたとき、笑顔を見ることができてうれしかったです」と書いた児童や、「小さい頃を思い出して、涙が出そうになりました。ありがとう」としたためた参加者もいた。

 同サロンの参加者の一人は「楽しかった。子どもたちから元気をもらいました」、上田会長は「子どもが一生懸命に作った石けんを渡せて良かった。皆さんが楽しんでいただけてうれしい」と話していた。

昨年度の様子(提供写真)

「らんま先生」が実験ショー 親子向け、緑公会堂で

 エコ実験パフォーマンスを見て、環境問題や脱炭素化、SDGsについて考える「らんま先生のSDGsエコ実験ショー」が3月9日(日)、緑公会堂で開催される。午後1時30分から3時まで(受付開始は1時)。参加無料。

 講師は、環境パフォーマーの「らんま先生」として知られる、NPO法人eco体験工房代表の石渡学さん。

 対象は区内在住・在学の小学生とその保護者(子どものみの参加不可。きょうだいも一緒に参加可)。定員300人で応募者多数の場合は抽選。希望者は2月16日(日)までに申込みを。

 問い合わせは、区区政推進課【電話】045・930・2228。

緑税務署 確定申告、17日から オンライン申告を推奨

 2024年分の確定申告が2月17日(月)に開始される。申告と納付の期限は、所得税・贈与税等が3月17日(月)まで、個人事業者の消費税等は3月31日(月)まで。

 緑税務署は自宅などからオンラインで申告できる「e―Tax」を推奨している。国税庁のサイト「確定申告書等作成コーナー」から利用を。

 諸事情でe-Taxを利用できない人は、緑税務署(青葉区市ケ尾町22の3/青葉・緑・都筑区対象)に2月17日から3月17日まで開設される申告書作成会場で受付・相談できる。入場整理券が必要で、LINEアプリの国税庁公式アカウントを「友だち追加」の上、申し込む。整理券は当日配布も有。受付は平日午前8時30分から午後4時(3月2日(日)のみ例外で開場)。早目に締め切る場合有。同署駐車場は期間中使用不可。(問)同署【電話】045・972・7771

キャンペーンイメージ

「東方神起」の記念企画 市が3月1日から9日

 横浜市は、韓国の人気アーティスト「東方神起」の日本デビュー20周年を記念した「東方神起×横浜 ZONE キャンペーン」を3月1日(土)から9日(日)まで行う。3月5日(水)、6日(木)に横浜アリーナで開催される記念ツアーに合わせたもの。

 期間中、対象店舗で指定のメニューやサービスを利用すると、限定ステッカーがプレゼントされる「限定ノベルティプレゼントキャンペーン」を実施。ほかに、専用音声アプリを使用した「スペシャルボイス企画」、ファンクラブ公式キャラのフォトスポット設置、横浜マリンタワーなどの特別ライトアップ、公式カラーの赤色を中心にした花火の打ち上げ、特別デザインの「みなとぶらりチケットワイド」の発売などもある。

 詳細は市にぎわいスポーツ文化局にぎわい創出戦略課【電話】045・671・4851。

【Web限定記事】 犯罪・事故発生状況 緑警察署管内 1月30日〜2月5日

 緑警察署管内の1月30日〜2月5日までの犯罪・事故の認知件数を配信する。交通事故の認知件数は9件、死者は0人、重傷者は0人、軽傷者は10人だった。

 犯罪の認知件数は、自転車盗(施錠有り1件、無施錠1件)2件、車上ねらい(被害品:現金在中の財布等、現金在中のバッグ等)2件、ロマンス詐欺1件だった。

 なお、緑警察署公式のX(旧ツイッター)アカウント(@midori_police)でも情報を発信している。

横浜市、下水道管緊急点検で路面下空洞2カ所を発見 埋め戻し完了 八潮市の陥没事故受け

 埼玉県八潮市で発生した道路陥没事故を受け、横浜市は管理する下水道管の緊急点検を2月3日から5日に実施し、その結果を10日に発表した。

 点検は水再生センターへ流入する内径2m以上の汚水幹線と合流幹線の24本。水再生センター直近のマンホールから下水道管内部を目視で点検するとともに、管が布設されている道路表面も点検した。加えて、対象の下水道管が布設されている道路の下に空洞がないか、電磁波地中レーダー方式で調査した。

 その結果、下水道管の点検では緊急対応を要する異常は見つからなかった。空洞調査では、港北区新吉田町と神奈川区入江2丁目の2カ所で緊急対応が必要な空洞を発見。原因は点検した下水道管に起因するものではなかったが、2月10日までに埋戻し作業を終えた。

 市は定期的に行う目視点検やテレビカメラを使った下水道管内部の調査を続けていくという。

アマビエ挟み紙と1月限定御朱印

御朱印探訪【3】 毎月変わる限定御朱印も魅力の栄区上郷町・横浜御嶽神社 記者の参拝レポート

 御朱印(ごしゅいん)とは、神社や寺を参拝した証として押印される印章印影のこと。参拝の記録として集める人も少なくない中、タウンニュース記者が横浜市内の寺社で入手できる御朱印を紹介する「御朱印探訪」。3回目は栄区上郷町にある横浜御嶽(おんたけ)神社を訪れた。

 JR港南台駅、大船駅からバスに揺られること約20分。中島バス停で下車し、すぐ横にある急坂を上がれば目的地、横浜御嶽神社だ。

横浜市内で唯一、木曽御嶽山の神々を祀る

 石段を数段上がると石造りの鳥居があり、その先右手に手水舎が備えられている。手水のすぐ先には、不動明王と稲荷社が。少し変わっているのは、手前に小さな池があり、その奥に二つの社がある点だ。

 「この神社がお祀りしている木曽御嶽山では、滝の下に不動様が祀られているので、それを模しているんです」。そう教えてくれたのは、禰宜(ねぎ)の森沙緒莉さんだ。

 横浜御嶽神社は創建1903(明治36)年と言われている。森さんによると、初代先達の森巳之助(みのすけ)氏はこの地の農家に生まれ、幼少期から信心が篤く、木曽御嶽山で修行。天台寺門教会で法名を授かったのち、生家のある横浜へ戻って自宅で護摩行を続けていたという。

 詳しく書かれた文書が残っているわけではないので、と前置きしたうえで森さんは「明治36年より前に木曽御嶽神社から御分霊されて、巳之助さんの自宅内に創建したと言われています」と話す。 

木曽の山に帰った信者は霊神に

 森さんに案内されて本殿へ。一般の参拝では内部まで入れないが、病気平癒や厄除けなどの各種祈祷は本殿内で行われる。御嶽神社の御祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)、国常立尊(くにとこたちのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)の三柱で、総称して「御嶽大神」として祀っている。

 「他の神社ではあまりないのですが」と森さんが教えてくれたのが、内殿左側に設けられた霊神碑(れいじんひ)だ。木曽御嶽神社の信仰において、御嶽山に信仰を尽くした行者や信者は亡くなると木曽の山に帰るとされていて、その後、その魂を霊神として内殿に祀るのだという。

 「この場所で信仰された方々、約40人の霊神がいま、霊神碑に祀られていると記録が残っています」と森さん。

病気平癒を願う人々が訪れる神社

 そんな横浜御嶽神社では定番の3種(御嶽神社、不動明王、稲荷神社)のほかに月替わりの御朱印を授与していて、動植物や雪だるま、花火など、季節感が伝わるデザインになっている。使用する判も御嶽神社のオリジナルだ。

 「よく参拝にいらっしゃる方の励みになれば」と、森さんが月替わり御朱印を始めたのは7〜8年前。その後、コロナ禍があり、御朱印帳に挟む「挟み紙」に疫病退散の伝承がある妖怪、アマビエを描くようになった。コロナ禍が落ち着いた今でも、「健康祈願、病気平癒を願って当社へいらっしゃる方が多いので」アマビエの挟み紙を続けている。ひな祭りや端午などの節句や祭事に合わせた限定御朱印を用意することもあるそう。

 「毎月変わる御朱印を楽しみにしてくださる方も少なくないので、以前と同じような絵柄にならないよう、気を配っています」と森さん。

 御朱印は書き置きが基本だが、公式SNS(Facebook、Instagram、X)で書き入れ対応ができる日を公開しているので、直書きをしてほしい場合はSNSをチェックしてほしい。

■栄区上郷町1314

【電話】045-891-4457

▽参拝は午前8時ごろから日没まで。御朱印授与は午前10時から午後4時

▽御朱印授与1枚500円。初詣限定の切り絵御朱印1500円(なくなり次第終了)