横須賀・三浦版【4月11日(金)号】
昨年5月のファイナルステージ。出演団体が総出でパフォーマンス

よこすかフェスタ ジャンル交錯 文化の祭典 2026年2月開催めざし始動

 横須賀市内で活動する多ジャンルの芸能団体が手を組んだ文化の祭典「よこすかフェスタ」が2026年2月に実施される。昨年5月のプレイベントでは、演劇、音楽、民俗芸能など29団体が参加して、約4000人の集客を記録した。この成功を受けて規模を拡大し、市文化会館、市自然・人文博物館、青少年会館、上町商店街とも連携して芸術文化による地域活性化の新しい潮流を生み出す。

 各団体の代表から成る「よこすかフェスタ実行委員会」が準備を進めている。市文化会館を拠点に上町エリア一帯を舞台にして、50の参加団体を集める計画。横須賀の文化力を結集した過去最大級の祭典としていく。

 今年度、開館60周年の記念事業を実施している市文化会館のフィナーレを飾るイベントに位置づけているほか、上町商店街との連携で年間を通した盛り上げを図っていく。同商店街の催事にアーティストらが出演してパフォーマンスを披露するほか、演劇と認知症ケアを組み合わせたワークショップなどを検討している。同商店街では、若手経営者の出店が増えており、アート系のクリエイターとコラボしてエリアガイドマップを作成する案なども浮上しているという。

 同実行委では、ステージに立つ出演者や団体、作品展示を行うアーティストを募集している。ジャンルやプロアマは問わない。入場料の設定が可能だが、使用するホールごとに参加費が定められている。

 詳細は同実行委員会【携帯電話】070・1384・1510。

大楠地区市民有志 「地域の宝」次世代に伝える 郷土の歴史と文化を網羅

 横須賀市西部、大楠地区の自然環境や生活文化、郷土史の再認識を目的に活動してきた市民グループ「おおくすエコミュージアムの会」が、最後の刊行物となる小冊子『ふらり西海岸 次世代に継承したい宝物』を発行した。同会はメンバーの高齢化を理由に昨年度末で閉会しており、冊子は活動の集大成の位置づけ。地域のきらりと光る情報を紹介している。

 「エコミュージアム」とは、都市化と農村の過疎化が加速した1960年代末にフランスで誕生した概念。地域を丸ごと博物館と見立て、環境や文化を見つめ直すことを促してきた。大楠地域では今から約25年前、日本エコミュージアム研究会を設立した大原一興氏の研究プロジェクトとしてスタートした。

 活動をリードしたのが同地域の民俗研究家、故辻井善彌氏。大楠山の樹木の名札付けや前田川の生き物観察、西海岸の日没を愛でるサンセットツアーなど、フィールドワークを中心とした体験機会を提供してきた。と同時に収集した情報の発信を目的に2013年に『ふらりおおくす横須賀西海岸』、内容の一部を加筆した続編を22年に発行。地域愛を詰め込んで届けた。

 今回のA5判の小冊子は先の2冊の中から、次世代に語り継ぎたい事項を厳選して手軽に持ち歩けるサイズにまとめた。名所や旧跡、伝承、文化財を解説している。同会の稲葉勝利さんは「地域の宝物が継承されていくことを願っている」と話している。2500冊発行。行政センターほかで無料配架している。

三浦ゴスペルフェスティバルの実行委員長を務める 遠谷 政史さん 東京都在住 53歳

活気呼ぶ福音のハーモニー

 ○…関東各地からゴスペルサークルが集い、三崎を荘厳な音色が包む「三浦ゴスペルフェスティバル」を企画した。ゴスペルを通じてつながった三浦の仲間と構想し、初開催となった昨年は出演者・観覧客含めて300人近くが三崎に集った。今年は演奏間に「うらり」内にある店舗の紹介なども行い、三浦の魅力発信にも努めていく。

 ○…東京都出身。都内を拠点に活動するゴスペルグループ「CONBRIO」を主宰するシンガー。三浦は母のかつての疎開先だったこともあり、幼少期から足しげく通っていた。透き通った海、あたたかい人、活気のある港町-。そのすべてに思い出が詰まり、今でも年に数回は訪れる。「大好きな三浦をゴスペルで盛り上げたい」。遠方に住みながらも、当時の活気を呼びこまんとする熱意は冷めない。

 ○…ゴスペルとの出会いは20年ほど前。特にきっかけは無かったが、人生に深く絶望し、漠然と「死」が頭の中を駆け巡るようになった、そんな時だった。ふと自宅の隅にあった聖書に目を通すと、自然と思考が整理されるように。以後、聖書に学ぶこと1年半。物事をプラスに捉えられるようになり、人生は好転。「マイナスな出来事には必ず理由があり、そして必ず良い事が起きる。そんなメッセージをゴスペルを通して伝えたい」。

 ○…人口減少や過疎化が取り沙汰される三浦だが、近年は観光に訪れる若者の姿が徐々に増えている。その波に乗じ、今回のイベントをかつての自分が見てきた活気溢れるまちへの「再興のフックとなれば」と願いを込める。今後はゴスペルだけでなく、自身のYouTubeチャンネルで、三浦の魅力を発信する動画企画も構想中だ。

一時帰国した84歳の頃の木村さん(2008年撮影)。背後の作品は『2025年? YOKOSUKA』

描き続けた都市の発生、崩壊、再生 逸見出身の画家「木村利三郎追悼展」

 米・ニューヨークを拠点に活動した横須賀市東逸見町出身の画家、木村利三郎さん(1924〜2014年)の画業を振り返る追悼展が西逸見町のウェルシティ2階市民ホールで開かれている。有志グループ「コロボックルの会」(田口義明会長)の主催。「都市の発生、崩壊、再生」をテーマに50年間描き続けてきた作品を展示している。4月13日(日)まで。

 酒屋の三男として生を受けた木村さんは、神奈川師範学校(現横浜国立大学)在学中に徴兵されるも、のちに終戦を迎える。卒業後は国語教師となるが、30歳の頃、美術評論家を志して久保貞次郎氏に師事するようになり、同氏に絵の才能を見出されてニューヨーク行きを進言される。

 東京五輪が開催された1964年、逗子に設けていたアトリエを売り払って単身渡米。母親には「1ヶ月ほど空ける」とだけ言い残し、それから10年間一度も帰らなかったという。

 都市と人間の集合に思いを巡らせた版画と油彩画を数多く残した。2001年9月11日のテロ事件も現地で遭遇。都市の崩壊を目の当たりにした中で、ニューヨークを描き続けた。

 今回の展示では『2025年? YOKOSUKA』と題した作品もある。軍港から商業港となった横須賀の姿を未来予想図として描いたものだ。晩年は宇宙に関心が向いており、"宇宙都市"の要素も見て取れる。

 午前10時から午後6時(13日は4時)。問い合わせは同会【携帯電話】090・3205・6111。

「なりわい住宅」入庫者支援 かながわ信金が事業参画

 横須賀市と不動産会社のエンジョイワークスが官民連携事業として取り組んでいる旧市営田浦月見台住宅跡地の再生プロジェクトに関して4月6日、入居予定者によるスプリングマーケットが開かれた。7月の「まちびらき」を目指して準備をしている焼き菓子店や古着店、アンティーク店など30店舗が集まった。

 同プロジェクトは、廃止となった市営住宅を改修して、店舗兼住居の「なりわい住宅」としていく取り組み。平屋建て22棟(58戸)と撤去跡地を活用する。

 地元金融機関のかながわ信用金庫も事業参画しており、同地に進出する個人事業主などに創業支援や資金繰りをサポートしていく。この日は会場内に相談コーナーを設けて説明を行った=写真。

「絵本バス」出発進行  上町商店街の交流拠点

 横須賀中央の上町商店街の一角にある絵本を通じた交流拠点「絵本バスジンジャー号」が再始動した。よこすか人社プロジェクトが開設するコミュニティ(よりどこ)空間で、今年度の横須賀市の市民協働モデル事業の採択を受けて展開される。

 幅2mの狭小スペースを乗り合いバスに見立てて、乗り降り(出入り)自由の多世代交流拠点として機能させていく。名作絵本だけでなく、生と死をテーアにしたものやアート色の強い大人も楽しめる作品など自由に手に取ることができる。

 5日にあったイベントでは、紙芝居や読み聞かせが行われた=写真。週末を中心に不定期オープン。問い合わせは【電話】046・874・8118。

味噌作りワークショップ。建物の所有者の幸保さん(中央)が講師役

空き家再生利活用で価値創造 横須賀東浦賀 石蔵付商家の現代利用 自家製味噌販売の拠点に

 江戸時代に干鰯問屋が栄えた浦賀。その名残として今でも十五棟前後の石蔵がそのままの形で残されている。

 浦賀湾東側の街路沿いにある米穀商だった幸保邸の石蔵は1915(大正4)年に建造されたものだが、25(大正14)年に建てられた商家とともに近く、国登録有形文化財として登録される見通し。と同時にこれを活用して地域交流の拠点にしていく新たな試みも動き出している。

 中心人物は持ち主の幸保節子さん。古民家の趣と風情を残しながら、自家製味噌の製造・販売を行う店舗の開設をめざして準備を進めている。夏でも湿気がこもりにくい石蔵は、仕込んでから熟成期間を必要とする味噌の格好の保管場所なのだという。

 平成が終わる頃まで幸保さんの夫の叔父が米販売店を営んでいたが、約2年前から空き家状態になっていた。「このまま朽ちさせてしまうのは忍びない」─。幸保さんには、欧州の古い建物を大切に活用する文化への憧憬があり、活用方法を模索する中で、趣味にしていた味噌づくりが頭に浮かんだ。三浦半島には味噌の醸造所がほぼ存在しないため、「石蔵醸造をウリにした自家製味噌の需要を掘り起こせる」と見当をつけた。

 味噌の原材料として当初は国産大豆の使用を検討していたが、安定した調達が困難であるため米国産のひよこ豆に。これを「ペルリ味噌」としたほか、合わせ味噌を「横須賀トモダチ味噌」とネーミングして、看板商品化していく計画。現在仕込み中の味噌は6月末に完成するため、当面は販売を行わずに味噌づくり体験のワークショップなどを通じて地域とのつながりを築いていく考えだ。

 商家の2階にある畳部屋は、レンタルスペースとして開放し、クラフト作品や趣味の展示会、歴史講座などの地域交流の場としていく。蔵は映画やドラマの撮影場所として貸し出すために地元のロケサービスとも連携。多目的な使用で収益力を高めて、ビジネスとしての確立をめざす。

再開発が予定されている追浜地区

公示地価 両市で微増傾向 再開発進む追浜・中央が押し上げ

 国土交通省が3月に発表した1月1日時点の公示地価で、神奈川県内の住宅地と商業地はそれぞれ4年、13年連続の上昇となった。横須賀市の1平方メートルあたりの住宅地の平均価格が11万400円(前年2%増)、商業地は29万7100円(同2・9%増)だった。三浦市は住宅地6万1400円(同1・2%増)、商業地は7万5300円(同1%増)と両市で微増傾向が続いている。

 公示地価は全国に設定された土地の価格を示すもので、土地の取引価格や相続税・固定資産税、金融機関の担保評価などに活用される。横須賀市では住宅地72、商業地16地点、三浦市は住宅14、商業2地点で実施され、すべてで横ばいか上昇を示し、下落した地点はなかった。

再開発が要因

 特に上昇傾向を見せたのは再開発が進む横須賀中央と追浜駅の周辺。平成町2丁目と浦郷町4丁目の住宅地のポイントでは前年度から7・5%の増加があった。

 商業地では大滝町2丁目の地点で10・3%の上昇が見られ、次いで若松町2丁目で7・1%。鑑定評価書によると周辺の高層マンションの建築計画や再開発により、街の活性化に期待がかかるなどの理由で地価は上昇傾向で推移すると予測している。

 平坦な道が多く堅調な人気を誇っていた久里浜では、今年3月にあった病院の移転も考慮され、4・6%増となった。

 (一社)神奈川県不動産鑑定士協会の志村純一さんは「コロナ禍を経て一時の不動産バブルの終わりも近いが、都心にほど近いアクセスの良さや市内での住み替え需要が一定数見込めることから全市的に現状維持していくのでは」と分析する。

三浦海岸駅近辺 堅調

 三浦市では住宅地・商業地両方で大幅な上昇を示す地点はなかったが、上宮田や下宮田など、三浦海岸駅から平たん路が続く地域では、一定の住宅需要が根強い。

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白熱した小学生以下のレースの決勝戦の様子

ソレイユの丘 原っぱ駆けるちびっこダイナソー ティラノサウルスレースに200人

 恐竜の着ぐるみを着て疾走する「ティラノサウルスレース」が4月5日、長井海の手公園ソレイユの丘で開かれた。市内外から約200人がレースに参加した。

 ティラノサウルスレースは2016年頃アメリカで誕生。愛くるしい姿で走る様子が人気となり国内では22年に鳥取県で初開催され、同園では、2回目の実施となった。

 この日は小学生以下、中学生以上の男女別レースが行われた。故意に転び笑いを誘う人、ゴールめがけて一心不乱に走る人など、春空の下、思い思いに恐竜姿を楽しんでいた。

 小学生以下のレースで1位に輝いた波嵜洸希(ひろき)さん(横浜市・10歳)は「緊張でドキドキしていたが、友達や家族の応援もあって目標の1位が取れた。また参加したい」と笑顔を見せた。
賞状とメダルを手にする木川さん

久里浜小・木川さん 初の全国で金賞に 全国体操小学生大会で

 第24回「全国体操小学生大会」(主催/日本体操協会)が3月末、茨城県を会場に行われ、久里浜小学校5年生の木川裕太さんが個人の部の最高評価である金賞に輝いた。「初の全国の舞台で目標としていた金賞が取れた。周囲の人の応援も力になった」と振り返る。

 昨年行われた県予選で、ゆか・円馬・跳馬・鉄棒で健闘し、全国への出場権を手にしていた。今大会では、4種目の合計が38点を超えると金賞が授与される。大きなミスはなかったが、「つま先や膝をきれいに伸ばして、満足のいく演技がしたかった」と課題を振り返り、「今後は柔軟で体を柔らかくし、納得いくまで練習を続けたい」と向上心を忘れない。

 木川さんは競技歴約6年。動画共有サイト「YouTube」で偶然目にした鉄棒選手の映像に魅せられ、市内にある「横須賀岩戸体操クラブ」に入会。放課後や土日に練習に励んでいる。自宅では元新体操選手の母親にも指導を受けながら体操漬けの日々を送っている。「周囲の歓声がうれしかったり、いままで出来なかったことが出来るようになるのが楽しい」と競技にぞっこん。

 同クラブのオーナーで指導者の鹿島択郎さん(51)は、「コツコツ真面目に練習に打ち込むストイックさで着実にレベルを上げている」と評価する。

 木川さんは今年7月にある全日本大会に繋がる東日本大会へ向け、目下練習を積む。「その先はU─12にも選ばれたい」と目標を話した。

三浦半島芸人お笑いライブ

 三浦半島出身の芸人らによるお笑いライブ「0468スタイルvol.98」が4月20日(日)、横須賀市文化会館中ホール(深田台50)で開かれる。

 出演陣がコント、漫才、モノマネなどの持ちネタを披露する。ゲストに太り目の体形をネタにした自虐ギャグが売り物の「ふとっちょカウボーイ」を迎える。

 出演はメイクデビューやまだ、梶田ガクシ、べんぬ、ハッピー遠藤、完熟フレッシュ、横浜ヨコハマ、ミルクティー梅田、社長のおにぎり、ゐマDo、カワハギ二足歩行。

 午後2時開演。観覧チケットは一般2千円、高校生以下500円。

 問い合わせは0468スタイル【携帯電話】090・4069・6917。

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鷲尾理事長母校で講演

 県立横須賀高校同窓会組織「朋友会」が主催するホームカミングデーが3月30日、同校で開かれ34期生で湘南信用金庫理事長の鷲尾精一氏が講演を行った=写真。

 「地域とともに」をテーマに、横須賀市内の再開発の現状や金融機関としての地域貢献への熱意を伝えた。在学中の話題にも触れ、バスケットボール部に所属して関東大会出場を果たした思い出も語った。

 今から5年前、コロナ禍という困難な状況での理事長就任も振り返り、「やめること」「続けること」「はじめること」をキーワードに業務改善に取り組んできたことを紹介。職員の服装規定の緩和やペーパーレス化といった効率化を図る一方、次世代経営者育成の「しょうなん経営塾」継続といった地域との繋がりを重視する姿勢を示した。デジタル化の推進や店舗体制の見直し、法人サポートセンターの新設など、変化する時代に対応するための新たな取り組みも話した。

昭和の名建築ビルとして知られる建物

教養講座 「三笠ビル」来し方を振り返る       昭和の名建築をひも解く

 戦後の経済発展と軌を一にして建設された「三笠ビル」の来し方を振り返る教養講座が4月26日(土)、同ビル内にある「かなしん よろず相談承り処」(横須賀市大滝町2の21)で開かれる。同商店街とタウンニュース横須賀支社の共催。現在、横須賀市自然・人文博物館で催されている企画展「市街地が語る横須賀 中央・追浜の先駆性と変貌」の調査研究者である学芸員の亀井泰治氏が講師を務める。

 昭和34年に完成した三笠ビルは、前身の三笠銀座商店街の各商店が、一体化した商業空間の創出をめざしたもの。中央通路とアーケード、外観を共同化する当時として画期的な事業で、その後の横須賀中央地区のまちづくりに大きな影響を与えた。同地区では、明治期から大火による被害に見舞われていたこともあり、「耐火建築促進法」に基づく防火建築帯の建物となった。

 連続する外壁面から成る統一感のある街並みは、モダニズム建築家の今泉善一氏による設計。水平連続窓や上部のひさしに共通性があり、その先進的なデザインが大きな注目を集めた。

 時間は午後1時から3時。定員20人で参加無料。申し込みはタウンニュース横須賀支社【電話】046・850・1290。

追浜の絵画一致堂に 4月18日から追浜コミセンで

 追浜コミュニティセンターで4月18日(金)から3日間、絵画サークルの日頃の成果を発表する合同展「おっぱま絵画展」が開催される。

 追浜油絵友の会、日曜絵画の会、パステル画の会、月曜絵画サークル、SY絵画の会などが出展する。

 追浜コミュニティセンターサークル友の会と、おっぱま絵画展実行委員会の主催。

 18日が午後1時から5時(19日は午前10時から)。20日が10時から午後4時まで。

 問い合わせは同センター【電話】046・865・1145。

京急サービス  横須賀市に300万円寄付

 京急グループの企業でビルメンテナンスや施設警備を手掛ける京急サービス(株)は4月2日、地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)を活用して横須賀市に300万円の寄付を行った。上地克明横須賀市長から同社の小林要司社長=写真左=に感謝状が贈られた。

 市が推進しているBMX競技やパルクールなどアーバンスポーツを活用した地域活性化事業に210万円、公園整備や環境保全などに60万円、市内企業の雇用促進事業に30万円が充当される。

調査隊員募集 いきもの博士をめざせ

 横須賀市建設部自然環境・河川課は、植物やいきものなど横須賀の自然に触れながら、名前や見分け方を専門家から学ぶ「横須賀いきもの調査隊」の隊員を募集している。

 対象は横須賀市内在住・在学・在勤の5歳以上。5月24日(土)と9月27日(土)に開かれる自然観察会への参加が条件。場所は県立観音崎公園(パークセンター集合)で時間はともに午前9時30分から正午。定員20人(申込者多数の場合は抽選)。受付は5月7日(水)まで。

 希望者は市コールセンター【電話】046・822・4000。

記者会見で抱負を語る南さん

ウスイ親会社「イエリスタHD」 イメージキャラに南明奈さん

神奈川県下38拠点で不動産事業を手掛けるウスイホームホールディングス株式会社の親会社である株式会社イエリスタホールディングス(木部浩一代表)は4月3日に横浜市内で記者会見を開き、同HDのイメージキャラクターにタレントの南明奈さんが就任したことを発表した。南さんは神奈川県横浜市出身で現在は子育て真っ最中。ファミリー層へのアピール力もあるとされ、起用された。南さんは「地元企業のキャラになれてうれしい。神奈川県の良さや住み心地を伝えていければ」と抱負を話した。

 同HDはウスイグループと県西エリアで事業展開しているハートグループ(茅ケ崎市・島崎亮代表)の持ち株会社として昨年設立。ウスイが県東部を得意としていることから、両社で県内全体をカバーし、建売や仲介、相続に至るまで、総合不動産として県内ナンバーワンを目指している。

 業務効率や認知度向上などを目的に今年5月中下旬を目途に、みなとみらいにオフィスを開設する予定。主に富裕層や国内投資家を対象にした「ウェルスマネジメント部」を新設し、収益物件やリゾート地などの紹介を手掛けていくという。

 現在、同HDではマスコットキャラクターの名前を公募しており、採用されると最大30万円分の商品券などが当たる。詳細は各社HPから。締切は5月11日(日)まで。
製鉄所の当初設計図(横須賀市自然・人文博物館)

OGURIをあるく 〜小栗上野介をめぐる旅〜第26回 江戸編④ 文・写真 藤野浩章

「ご一同、明日もせいぜい苦虫を噛(か)みつぶして頂きますぞ」(第六章)

     ◇

 一八六五年一月、ヴェルニーは横浜港に降り立った。彼はさっそく横須賀を視察し、ひたすら設計図と見積もりの作成に没頭する。そして後日、幕府との正式な会合が催され、ついに小栗との対面を果たすのだ。

「それにしては若過ぎ、どことなく頼りなげに見える」というのが第一印象だったが、実際の建設計画を彼から聞かされると、小栗は「それがしの考えていた設備は全て網羅されており、規模も十分と思う」と感心したという。大小2基のドック、製鉄所や製鋼(せいこう)工場などを備え、ツーロンの3分の2の規模。完成まで4年をかけ、40人のフランス人と2千名の日本人労働者が必要という巨大プロジェクトだ。

 そしてこの時、仏側から提示された建設費は「1年60万ドル、4年で総額240万ドル」――。これは一体どんな金額なのだろうか。

「二百四十万ドルとは百八十万両」と本書にあるが、当時の貨幣価値を測るのは本当に難しい。以前本連載で使った「1両=10万円」を用いれば、年間450億円で総計1800億円。案外それっぽい数字だが、日本側の予想よりも安かった。冒頭のセリフは、どんな提示額でもあえて渋い顔をするようにと小栗が幕臣に入れ知恵する場面だ。

 いずれにせよ高額だが、この建設費を実際にどうやって捻出するか。財政難にあえぐ幕府がなぜ巨額な工費をかける決断ができたのだろうか。全ては勘定奉行・小栗の頭脳にかかっていた。

 そしてこの決断が、彼と日本の運命を大きく変えていくことになる。