茅ヶ崎・寒川版【5月2日(金)号】
うみかぜテラスでのステージ=昨年

アロハマーケット 茅ヶ崎でハワイを体感 今年で20回目 新企画も

 茅ヶ崎を代表するイベントの一つで、今年で20回目となる「茅ヶ崎アロハマーケット2025」が5月10日(土)・11日(日)、茅ヶ崎公園野球場(茅ヶ崎市中海岸3の3の11)周辺とうみかぜテラス(体験学習センター)で開催される。主催は茅ヶ崎アロハ実行委員会、ハワイアン航空が特別協賛。時間は両日とも午前10時から午後5時まで。入場無料。

 アロハマーケットは、同委員会が掲げる「窓を開け、風を感じる、環境にやさしい街」の実現に向けた、「茅ヶ崎スロースピリット」をコンセプトに2004年からスタート。茅ヶ崎ブランドとハワイに関する物産を紹介し、会場を姉妹都市・ホノルルのような趣きにするとともに、茅ヶ崎とハワイ文化の融合、市の商業・観光の活性化を目指している。

 会場では、アロハシャツやハワイアンジュエリーなどの雑貨やハワイアンフードをはじめとした飲食ブース、フードトラックなど70店以上が出店。フラやハワイアンミュージックのステージ、フラダンスなどのワークショップもイベントを盛り上げる。

注目はピックルボール

 注目は、米国発祥の生涯スポーツ「ピックルボール」。バドミントンとほぼ同じ大きさのコートで球を打ち合う新スポーツで、今回はハワイアンたちと一緒に無料で体験することができる。アロハマーケット実行委員長の石井政輝さんは「アロハマーケットは今年で20回目の開催となります。ますます盛り沢山な内容となり1日だけでは体験しきれません。ぜひ2日間ともご来場いただき、姉妹都市ホノルルを感じてください」と来場を呼び掛けている。

発起会の様子=提供

パラ水泳田中映伍選手 「応援する会」が発足 遠征費など活動サポート

 茅ヶ崎市東海岸南在住のパラ水泳選手、田中映伍さん(20)=東洋大学3年生=の後援会がこのほど発足し、4月20日に茅ヶ崎市役所で発起会が開催された。

 生まれつき両腕のない田中選手は、中学時代にパラ水泳を始めると国内トップ選手として活躍。昨夏のパリ・パラリンピックでは出場全種目で入賞し、50m背泳ぎと50mバタフライで自身が持つ日本記録を更新した。

 こうした活躍を受けて、地元の海岸地区まちぢから協議会や自治会の関係者らが中心となって「田中映伍選手を応援する会」が発足することになった。これまでに個人・団体を合わせて100を超える会員が集まっているという。

 4月20日に茅ヶ崎市役所分庁舎6階のコミュニティホールで開催された「発起会兼第1回激励会」には、会員のほか佐藤光茅ヶ崎市長、田中選手の母校である東海岸小学校、第一中学校の関係者らが出席。リラックスした雰囲気のなか、田中選手本人との交流が行われ、集まった会費から「海外大会への渡航費用などに」として活動資金が手渡された。

 また会場では、田中選手が4月10日から12日まで静岡県で開催された「パラ水泳ワールドシリーズ」に出場し、50m背泳ぎと50mバタフライで、9月にシンガポールで開催される世界選手権への出場を決めたことなど、最近の戦績が報告された。

 「次のロス大会で世界記録と金メダルを目指す」と意気込みを語った田中選手。事務局長を務める西村和明さん(東海岸南六丁目自治会会長)は「田中選手には自分を信じて、掲げた目標の達成を目指してほしい。地元として精一杯応援したい」と話している。

会員を募集中

 会の活動期間は2028年までの予定で、年1回程度の激励会や報告会の開催を予定している。

 入会希望の人は西村さん【携帯電話】090・7417・4508またはeigotanaka6@gmail.comへ。

4月1日付けで東京地方税理士会藤沢支部の支部長に就任した 森田 恵理子さん 茅ヶ崎市在住 67歳

恵まれた環境に恩返しを

 ○…「税に関する唯一の専門家」ともいわれる税理士。茅ヶ崎市、藤沢市、寒川町の2市1町からなる藤沢支部では確定申告や相続の相談会、小学校での租税教室の実施などを通して地域に貢献してきた。支部長への選出は「まさか自分が」と驚きも大きかったが、「周りに恵まれてここまで来られた。恩返しができたら」と引き受けた。

 ○…税理士の父が多くの人と話し合いながら仕事をこなす姿を見て、人見知りの自分には向いていないと感じていた。しかし当時は女性の働く場も限られており、両親からの勧めで税理士に。キャリア40年、これまでやめたいと思ったことはない。「税法の変更に合わせて勉強し続ける仕事。新しい知識を吸収しながら、世の中の動きを目の当たりにできるのが楽しかった」と振り返る。

 ○…着物の着付けは休日の楽しみの一つ。「気軽にお茶会に行けるようになりたい」と始めたが、気づけば当初の目的よりも夢中になり歴は20年を越えた。「続けないと腕が落ちる」と資格を取得している今でも毎月練習を欠かさないのは、年に一度の大仕事、成人式での振袖の着付けのためだ。毎年、夜明け前から昼ごろまで、10人ほどの新成人を担当。ハードスケジュールだが「お嬢さんたちにきれいに着せてあげられると、こちらもうれしい」と柔和な笑みを浮かべる。

 ○…コロナ禍をきっかけに、支部の活動でもオンラインでの会議や研修が増えた。便利だが、会員同士のコミュニケーション不足に危機感を持つ。また、デジタル化やペーパーレス化への対応も支部の課題だ。「なるべく対面で会える機会を増やしたい。若い会員にもどんどん声をかけて活動への参加を促すのが私の役目」と前を向いた。

休日・夜間急患診療 受診の際は要事前予約

 茅ヶ崎市地域医療センター(茅ヶ崎市茅ヶ崎3の4の23)では、休日・夜間急患診療を行っている。

 日曜・祝日は、内科・薬局が午前9時から午後11時まで(受付は午後10時30分まで)、小児科・外科・歯科が午前9時から午後5時まで、月曜から土曜は、内科・小児科・薬局が午後8時から11時まで(同)となっている。

 受診の際は、当日の電話予約が必要(歯科は不要)。問い合わせは同所【電話】0467・38・7532へ。

(左)明治7年の小学読本(右)戦時中に米軍機の機銃掃射で穴が開いた鉄塔の一部(下)改修された民俗資料室=小出小学校

民俗資料室がリニューアル 小出小 100点超を展示

 茅ヶ崎市立小出小学校の民俗資料室がこのほどリニューアルされた。

 昨夏からの大規模改修工事に伴うもので100を超える資料が展示されており、工事を契機に一部補修された資料もあるという。茅ヶ崎市には柳島小、香川小にも資料室が設置されているが、学習用として使用できるのは小出小のみとされる。

 資料室には「千歯こき」や「唐箕」など米作りに使われていた農具、洗濯板やご飯を保温するために使われた「おひつもっこ」などの日常の生活用具が多く展示されているほか、実際に使われていた明治7年当時の「小学読本」や勉強机などもある。加えて、県議や小出村長などを務めた廣瀬善治の遺品、戦時中に米軍の戦闘機による機銃掃射で穴が開いた鉄塔の一部などの戦争にかかわる品々、1300年前の古代寺院で国指定遺跡の「下寺尾廃寺」の瓦片なども手に取って見ることができる。資料室の改修を支援した同校元教諭の鴨志田聡さんは「資料や写真には解説や説明文を入れて、子どもたちが分かりやすく学べるように心掛けた」と話す。

 同校では、学校公開期間の11月26日・27日・28日に事前予約制で一般開放を予定している。

ブルースハープ演奏会 31日 寒川町民センター

 寒川町民センターホール(寒川町宮山165)で5月31日(土)、「ブルースハープ・ライブ・セッション」が開催される。観覧無料、午後0時30分開場で開演は1時30分。

 ブルースハープ奏者の居(い)相(あい)毅(たけし)さんや奥野裕介さんら音楽家4人のほか、寒川ブルーハーモニー、寒川ハープエコーズ、寒川アコギクラブが演奏を披露する。

 入場には町民センターと分室、南部・北部公民館で配布の整理券を持参かネット予約が必要。

(問)【電話】0467・74・2333

ガイドブックを手にする生活安全課の小間美空さん

防犯ガイド作成 身近な犯罪対策ずらり

 茅ケ崎警察署(鈴木健二署長)がこのほど、防犯ガイドブック=写真=を作成した。

 ガイドブックはA4サイズの17ページ。茅ヶ崎市内に多い自転車盗や特殊詐欺、闇バイトと連携した強盗・窃盗などから身を守るすべなどが収められている。ほかにも、防犯10ポイントや特殊詐欺のチェックリストも掲載されている。

 ガイドブックは9000部を作成。同署員による戸別訪問時に配布しているほか、同署入口や役所、ボランティアセンターなどに配架している。

 問い合わせは同署【電話】0467・82・0110へ。

特殊詐欺件数高水準で推移

 同署管内の特殊詐欺被害については発生件数が、県内でも高水準で推移しているという。3月末の暫定値で、発生件数は20件、被害総額約8300万円で、昨年同月比12件、約3600万円増となっている。手口ではオレオレ詐欺が約半数を占め、息子や警察官を騙るものが多いという。

 同署では今年に入って2人の特殊詐欺被疑者を再逮捕し捜査を行っている。担当者は「犯人検挙と抑止対策の両方を進めていく。その一環として、身近な犯罪被害に遭わないための対策を分かりやすくまとめたガイドブックを作成したので、活用してほしい」と話している。

市民と行政の連携に全力 山口 順平さん(47)(無所属1期)

 ――市議会議員を目指したきっかけは。

 「地域活動として家事や趣味などのお手伝いをしていた際に地元の方とのかかわりが増え、まちをより良くしたいと思った。現在も別の仕事を続けているが、現役世代として兼業しても市政に携わることができると証明したくて挑戦した」

 ――そして2023年の統一地方選で初当選し2年が経過しました。

 「方々から相談などを受ける機会が増え、さまざまな事案に対応し解決につなげられた。その経験はとても大きく、やりがいを感じている」

 ――茅ヶ崎の課題は。

 「行政と、市民の活動がもっと連携できれば。防災活動などもより協力し合えば意識の浸透が図れるのでは。同じ方向を向いて、行政、市民、議員で解決できるように取り組むことが大切だ」

 ――今後、力を入れたい取り組みは。

 「漁港周辺地区の土地利用などを策定する茅ヶ崎海岸グランドプランは市主導だけでなく、市民の意見を吸い上げながら進められれば。また、子どもたちが希望を持って成長できるまちを目指す取り組み『こどまちプロジェクト』では子どもたちの意見を引き出せるように貢献していきたい」

 ――リラックス法は。

 「海、サーフィンが好き。海につかって、何も考えない時間を過ごすと、リセットされる」

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「ハワイの女性像」テーマに 17日、文化会館で講演会

 ハワイアン文化講演会が5月17日(土)、茅ヶ崎市民文化会館ミニホールで行われる。午後1時から2時30分まで、参加無料。予約先着60人。

 「祖先から受け継いだハワイ人の独自性を後世に残す為に、尽力するハワイ人女性」をテーマに、ハワイ大学で修士号を取得した長島真紀子さんが講演する。

 主催は、女性の生活向上のために活動する奉仕団体、国際ソロプチミスト茅ヶ崎。

 申し込み、問い合わせは【携帯電話】080・6729・8008へ。
昨年9月の説明会の様子

平安時代の水田が出土 17日 居村B遺跡で説明会

 茅ヶ崎市本村にある居村B遺跡で5月17日(土)、「現地説明会」が行われる。当日は2部構成で、午前は10時30分から11時30分、午後は1時30分から2時30分に実施する。予約不要で、小雨決行。

 一里塚北通り(国道1号から一里塚交差点を北側に入る市道)のホームセンター「島忠」近くの同遺跡で行われている発掘調査の成果を説明するもの。同遺跡は、約1200年前の平安時代から近年まで、断続的に水田だったことが判明しており、これまでに文字が付けられた平安時代の木桶の底板などが出土している。

 今回の説明会では、平安時代の水田の様子を見ることができる。市社会教育課の担当者は「水田の南辺では水田域とそこに接する周辺の土地の利用が、北へ延びるアゼでは砂が混在した特徴的な作りが見られます」と話している。

 公共交通機関等での来場を。問い合わせは市社会教育課【電話】0467・81・7226、当日は【電話】0467・55・5537へ。

人気の駄菓子屋コーナー

楽しもう「こどもフェスタ」 5月11日 勤労市民会館

 「こどもフェスタ2025」が5月11日(日)、茅ヶ崎市勤労市民会館(茅ヶ崎市新栄町13の32)で開催される。午前10時から午後4時。同館が主催、入場無料。

 プラネタリウムや駄菓子屋コーナーのほか、ヨーヨー釣りを初めとした縁日コーナー、親子英語教室、キッズヨガのワークショップなど内容盛りだくさん。参加費が必要な催しもあり。会場には駐車場がないため、公共交通機関などの利用を呼び掛けている。

 詳細・問い合わせは同館【電話】0467・88・1331へ。

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一斉にスタートする選手たち=寒川町提供

観桜駅伝 春の寒川でタスキつなぐ 77チーム500人が出場

 「第75回観桜駅伝競走大会」が4月6日、寒川町の川とのふれあい公園付近を周回するコース(1周3・1Km5区間)で開催された。

 春の風物詩として知られる同大会。名前の通り、会場周辺の桜が満開となるなか、一般から中学生まで、77チーム約500人が健脚を競った。

 各部の優勝チームは以下の通り。

 第1部=TOK鉄人A、第2部=湘南ランズA、第3部=松浪中学校、第4部=梅田中学校

防犯の呼びかけも

 また大会会場では、茅ケ崎警察署と同署管内で活動する団体による防犯啓発活動が行われた。

 特殊詐欺被害などが増加していることを受けたもので、のぼり旗の掲揚や「特殊詐欺を凍結!」とキャッチコピーが書かれた食料保存用袋などの啓発品が、協賛企業の物品とともに配布された。

「健康寿命日本一」のまちに 水本 定弘さん(69)(無所属3期)

 ――市議会議員を目指したきっかけは。

 「スポーツクラブの代表を務めていた2005年に高齢者のための『介護予防運動プログラム』を開発した。より取り組みを進めて『健康長寿日本一のまち』を目指すためには官民協働での政策推進が必要と考え、立候補を決意した」

 ――2023年4月の統一地方選で当選し、3期目を迎えました。

 「様々な地域課題の解決に取り組んできたが、茅ヶ崎エフエムの開局や、今宿に工場を構える『メゾンカカオ』が市内の小・中学校、支援学校にチョコレートを寄贈する取り組みを支援したことは印象に残っている」

 ――茅ヶ崎の課題と、これから力を入れたい取り組みは。

 「やはり高齢化は大きな課題と感じている。今後も厳しい財政運営が見込まれるなか、多くの市民が早い時期から運動を習慣化し、元気なお年寄りが増えれば社会保障や医療に関わる費用を減らすことができる。そのために歩いた距離に応じて地元のお店で使えるポイントがもらえるなど、楽しみながら参加できる仕組みを考えていきたい」

 ――リラックス法は。

 「早朝のジョギングと筋力トレーニング。毎朝4時半には起床して、3〜5Kmを走っている。体調管理につながるうえ、道路の傷みなどにも気づけるようになった」

11月まで半年間リーグ戦を行う

平均年齢76歳の選手が熱戦 スローピッチソフトリーグ開幕

 通常よりひと回り大きなボールを使い、山なりの投球を義務付けるなど安全性に配慮したルールでシニア世代に人気の「スローピッチソフトボール」の第14回湘南茅ヶ崎リーグが開幕した。4月9日に茅ヶ崎公園野球場で開会式が行われ、茅ヶ崎市スポーツ推進課の佐藤勇課長による始球式が行われた。

 同リーグには茅ヶ崎を拠点とするメイジャ・マクレ茅ヶ崎や茅ヶ崎稲門会の会員らで結成されたビッグベアーズのほか東京、横浜の7チームが参加。平均年齢76・1歳の選手たちが、11月までの半年間試合を行い、勝ち点で順位を決定する。

選手募集中

 メイジャ・マクレ茅ヶ崎では選手を募集中。対象は男性58歳以上、女性30歳以上。体験入会は随時受付。詳細は広報部杉原さん【携帯電話】090・9842・3292へ。

南湖公民館 一升餅で成長祝う 5月22日に親子イベント

 茅ヶ崎市立南湖公民館で5月22日(木)、親子で乳幼児の成長を祝う「わらべうたと一升餅で楽しいお祝い」が行われる。時間は午前10時から正午。

 1歳の誕生日を迎えた子どもが一升の餅を背負って歩く日本の伝統行事「一升餅」の体験(午前10時から10時30分)や、わらべうたと絵本を用いた参加型企画(午前10時30分から11時30分)を開催。さらに、乳幼児の健康相談(午前10時30分から11時30分)やフリースペースの開放も。「一升餅」は1歳6カ月までの乳児と保護者が対象。要予約で先着15組。その他のイベントは予約不要。

 問い合わせは同公民館【電話】0467・86・4355へ。月曜休館。

 

 

以前のステージの様子=提供

湘南辻堂商店会 辻堂駅前で音楽祭 5月18日、10時から

 湘南辻堂商店会が主催する「第11回湘南辻堂音楽祭」が5月18日(日)に開催される。場所は辻堂駅西口で、午前10時から午後4時。雨天中止。

 同催しは音楽で町と人をつなぐことをテーマに、湘南を拠点に活動するシンガーソングライターの倉井智佳子さんやGOENDさん、ロックバンドのオマナシ、フォークソングの昭吉などの地元ミュージシャンによるストリートライブが行われるもの。同商店会や協力店舗による飲食ブース、ワークショップも楽しめる。

 「自転車でお越しいただく場合は近隣の駐輪場をご使用ください」と同商店会。

 問い合わせはフラワーショップわうち【電話】0466・36・1002へ。

過去の座問答の様子=寒川神社提供

5月5日は相模国府祭 寒川神社など6社が参集

 寒川神社をはじめとする相模6社が大磯の祭場に集まり行う「相模国府祭」が5月5日(月・祝)に開催される。

 国府祭は1300年ほど前、相模国の行政長にあたる国司が天下泰平と五穀豊穣を神に祈ったのが始まりとされる。一之宮から順に寒川神社(寒川町)、川勾神社(二宮町)、比々多神社(伊勢原市)、前鳥神社と平塚八幡宮(平塚市)、六所神社(大磯町)が合同で行う珍しい祭りで、県の無形民俗文化財に指定されている。

 主な行事と会場は次の通り。▽総社御大祭=午前9時30分(六所神社)▽五社祭典=11時(神揃山)▽座問答=正午(同)▽総社宮立=午後0時50分(六所神社)▽五社山下り=1時50分(神揃山)▽鷺の舞=1時50分(逢親場)▽神対面神事=3時40分(同)▽五社還御=4時(同)▽総社還御祭=5時(六所神社)

 午前9時から午後6時まで周辺道路で交通規制を実施。詳細は六所神社のホームページで確認を。また寒川神社境内では現在、国府祭の経路図や写真などを展示する「国府祭パネル展」を開催している。5月10日(土)まで。

 

 

 

 

寒川町民センター 縄文時代の息吹感じて 6月21日にセミナー 

 岡田遺跡から縄文時代の土器や石器が出土している寒川町で、縄文時代をテーマにしたセミナーが開催される。会場は、寒川町民センター視聴覚室、日時は6月21日(土)午前10時から正午まで。無料。

 縄文時代後半の精神文化・死生観を専門とする阿部友寿さん(かながわ考古学財団)が講師を務める。「狩猟採集民としての縄文社会」をテーマに「縄文時代を垣間見よう」と題して労働時間や葬式などを取り上げ、現代と比較しながら解説する。

 問い合わせ・申し込みは岩瀬さん【携帯電話】080・3255・4596へ。

茅ヶ崎市文化団体協議会 創立65周年で記念事業 そよらで9日〜11日

 茅ヶ崎市文化団体協議会は5月9日(金)から11日(日)まで、創立65周年の記念事業をそよら湘南茅ヶ崎2Fアトリウムで行う。午前10時から午後5時まで。

 工芸造形展では創作編み物やペーパークラフト、絞り染めをはじめ、寄木細工や古布の花、陶芸、スペインタイルなどが展示される。

 展示と並行して、菊花の育て方講習も実施する。資料と菊苗代200円で参加可能。

 最終日の正午から午後3時には舞台公演も。映像演劇部会は、市内に墓所があり、ゆかりの深い大岡越前に関する演目を用意。こっこ和田屋さんによる紙芝居や「パリのおばあさんの物語」朗読劇に加え、茅ヶ崎マジック倶楽部によるショーも行われる予定だ。

(問)同協議会事務局【携帯電話】080・6729・8008

以前のステージイベントの様子=提供

さむかわ神輿まつり 参加者・出店者募集中 申し込みは5月25日まで

 さむかわ神輿まつり実行委員会事務局は、7月21日(月・祝)に寒川町役場で開催する「第11回さむかわ神輿まつり」のステージイベントの参加者とキッチンカーの出店者を募集している。

 ステージイベントの募集定数は6チームで持ち時間はおよそ20分。参加資格は出場者に町内在住者か在学者または在勤者がいることが望ましい。募集数を超えた場合は公開抽選が行われる。

 キッチンカーの募集定数は6店舗で、出店時間は午前9時から午後3時まで。出店料無料。申し込み多数の場合は、町内事業者及び観光協会会員を優先したうえで抽選となる。  

 申し込みは、5月25日(日)の午後6時までに寒川町観光協会のホームページから募集要項を確認のうえ、申込書に記入し持参するか【FAX】0467・84・7400またはinfo@samukawa-kankou.jpへ。

(問)同実行委員会【電話】0467・75・9051