旭区・瀬谷区版【11月6日(木)号】
発表会のステージに登場した芦田さんと筒井会長、マスコットのトゥンクトゥンク

グリーンエクスポ 出展概要を初公表 500日前発表会で

 旧上瀬谷通信施設(旭区、瀬谷区)で2027年3月19日に開幕する「GREEN×EXPO 2027」。開催500日前(11月4日)の記者発表会が10月29日に東京国際フォーラムで開かれ、「Village(ヴィレッジ)出展」や「花・緑出展」の概要が初公表された。

 企業や市民などが屋外空間や展示施設で、独自の体験・コンテンツを提供するヴィレッジ出展。この日は、大阪・関西万博の大屋根リングの木材を利用する(仮称)KAJIMA TREE(鹿島建設(株))、未来の都市化と自然との共生を考える三菱みんなの未来館(三菱グループ)など8者の概要が初公表された。

 「花・緑出展」は会場でしか見られない庭園や花壇、新品種・希少種などを楽しめるもの。5者の発表があり、東北6県の形の庭園(日本造園建設業協会東北総支部)、花屋日本一を決めるジャパンカップの開催(JFTD花キューピット)などが計画されていることが明らかになった。

 発表会には公式アンバサダーの芦田愛菜さん、GREEN×EXPO協会の筒井義信会長、公式マスコットのトゥンクトゥンクなども登壇。芦田さんは「グリーンエクスポのシルエットがどんどん浮かんできて、すごく楽しみになってきました。早く全貌が見たいです」と期待を寄せた。

ボランティア募集も

 会場内の花壇などの見どころを紹介する「花・緑ガイドボランティア」を、200人ほど募ることも発表された。募集期間は11月17日(月)〜12月22日(月)午後5時。対象など詳細はホームページ(EXPOボランティアで検索)、または【電話】0120・878・950。
開通後の行先案内図=横浜市の資料より引用

鴨居上飯田線 BP(バイパス)へ通じる区間開通 アクセス改善へ 19日から

 二俣川駅南口周辺で整備が進められている、都市計画道路鴨居上飯田線。11月19日(水)の午後2時30分に、駅前から保土ヶ谷バイパスの南本宿ICへ至る、保土ケ谷二俣川線を合わせた区間約1・2Kmが開通する。

 「鴨居上飯田線」は、都筑区池辺町から泉区上飯田町をつなぐ都市計画道路。2023年3月には、さちが丘から二俣川駅付近までの約990mが開通していた。

 今回の鴨居上飯田線と保土ケ谷二俣川線の開通区間は、標準幅員15〜23mで、2車線(片側1車線)に加え両側に歩道(3〜4m)が整備される。二俣川駅南口エリアから南本宿ICまで直結する新たな道路ネットワークが形成され、アクセス性の向上や、災害時の緊急輸送機能の強化が図られるという。

住民の安全確保も

 「今回の開通を長らく要望してきた。期待している」。そう話すのは、周辺自治会である旭南部地区連合自治会の内田裕朗会長だ。

 保土ヶ谷バイパスから二俣川駅南口エリアまでは、南本宿IC付近の「左近山入口」交差点から駅に至る生活道路が主要ルートとなっており、多くの車が通る。しかし、住宅地の中を通り幅員は狭く、高低差もあるほかカーブも多いため見通しが悪いのに加え、歩道もほとんど整備されていない。

 内田会長は「スクールゾーンにもなっているエリア。歩行者と車の接触も多く、危ない道路という認識が地域で広がっていた」と語る。今回の開通により、交通アクセスの改善に加え、地域住民の安全確保も期待される。

 それでも、「開通しないとわからない」と内田会長。開通区間沿いの地域住民もそのように前置きしたうえで「新たに渋滞が発生するようになる可能性もあるのではないか」と話す。
懐かしい風景を思わせる数々

県立公文書館(旭区中尾) 神奈川の風景に思い馳せ 16日まで 土田邦彦の原画展

 神奈川県立公文書館=旭区中尾1の6の1=で約30年前の県広報誌『月刊かながわ』の表紙を飾った画家・土田邦彦氏の水彩原画を飾る収蔵資料展示「神奈川の風景の記憶2」が開催されている。11月16日(日)まで。

 昭和の末から平成にかけて県内の都市部・海辺・山並みなどを描いた原画29点を展示。未発表のものや、開館当初の公文書館を描いた絵も見ることができる。また、職員の思い出エピソードや現在の風景も並ぶ。「今は失われてしまった景色と現在を見比べ、懐かしんでいただけたら」と展示担当者は呼びかける。

 入館・観覧無料で、午前9時から午後5時。会期中は毎週月曜日休館。(問)同館資料課【電話】045・364・4463

今宿音楽祭 11団体が出演 8日に地区センで

 地域グループなどが出演する「第21回 今宿音楽祭」が11月8日(土)の午後1時から4時まで、今宿地区センター=旭区今宿町2647の2=の体育室で開催される。同祭実行委員会と同センターの主催。

 当日は同センターの利用団体や地元サークルなど11団体が出演。オープニングには「赤とんぼ」を、フィナーレには「今日の日はさようなら」を来場者も含めて全員合唱する。また、2027年3月に開幕する「GREEN×EXPO 2027」の機運醸成の一環として、来場者先着300人にジャーマンカモミールのシードペーパーが配られる。

 観覧無料。上履きを持参する。問い合わせは同センター【電話】045・392・1500。
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日産スタジアム命名権問題 市と日産の協議開始 山中市長「新たな提案があった」

 港北区の横浜国際総合競技場(日産スタジアム)の命名権(ネーミングライツ)契約に関し、横浜市の山中竹春市長は11月5日の定例会見で、「日産から新たな提案があり、昨日から協議を開始した」と述べた。

 命名権契約を巡っては、日産が契約が切れる来年3月以降、年間5千万円の1年契約を市に求め、一度は市が応じる方針を示した。しかし、山中市長が担当局に再検討を指示。市は日産に10月末までの回答を求めていた。

 山中市長は会見で、10月31日付で日産から回答があったとしたが、協議中であることを理由に提案の詳細は「差し控える」とした。

横浜市旭区の希望が丘南地区 福祉まつりで地域交流を図ろう 11月9日に善部小学校で

 横浜市旭区の希望が丘南地区で11月9日(日)、世代を越える地域住民の交流を図る「第12回 ふくし祭り」が開催される。会場は善部小学校=善部町4の1=の体育館で、午前10時〜正午。

 この祭りは同地区の社会福祉協議会の主催。当日はサポートセンター連などによる手作り作品の展示・販売、ジュニアボランティアのゲームコーナー、包丁とぎ、健康チェックなどが行われる。また、未使用食品を募り福祉施設などに寄贈する「フードドライブ」も実施される。小雨決行。自動車での来場不可で、上履きを持参する。
企業の事例発表を聞く参加者

多様な働き方、企業の先進的な取り組みを共有 横浜市が意見交換会

 横浜市内の企業による多様な働き方の事例発表会と意見交換会が11月4日、市役所で行われた。

 企業の女性活躍や育児・介護の両立支援など、誰もが働きやすい職場環境づくりのヒントを共有しようと市が企画。経済団体で組織される横浜市女性活躍推進協議会の構成企業8社の実務担当者や人事担当者らが参加した。

外国人社員に通訳を通じて制度説明

 自動車整備業の雨宮自動車工業=金沢区=は、月曜日から土曜日の週6日稼働を、7月から月曜日休業の週5日稼働に移行した。ワークライフバランスを重視した取り組みについて、同社の小宮里子社長は「売上、利益ともに伸びている」とし、経営への影響はないと語った。さらに、ベトナム人社員に対して、会社の新制度を通訳を介して丁寧に説明し、男性社員の育児休暇取得などにつながった事例を紹介した。

 情報・電気通信業の日興テクノス=磯子区=は、社員の高齢化や私傷病に対応しようと、仕事と治療の両立を支援するための規定を整備。消滅する有給休暇を「傷病休暇」として積み立て可能とした。ほかにも、育児休暇取得者の業務をカバーする社員に手当を支給するなどの取り組みも報告された。

 「横浜市女性と経済アドバイザー」のアキレス美知子さんは「参加企業は、従業員の声に耳を傾けており、多角的なコミュニケーションが成立している」と感想を述べた。市は今後も各企業の好事例を広めていく方針だ。
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自治会町内会活動に役立つ補助金活用例などを紹介した「横浜デジタル版」11月号
タウンニュース社からお知らせ
自治会町内会活動に役立つ補助金活用例などを紹介した「横浜デジタル版」11月号
今回は、外国人住民が市内で3番目に多い南区で行われた外国人向け生活ガイダンスについて取り上げています。ほかにも、自治会の要望によって泉区で始まった移動販売や神奈... (続きを読む)

首都圏9都県市、国に生成AIガバナンス強化求める

 首都圏の9都県市で構成される九都県市首脳会議(座長=山中竹春横浜市長)が10月31日、横浜市で行われ、生成AIなどの人工知能技術の健全な活用に向け、国によるガバナンス構築の強化を求める要望が取りまとめられた。

 生成AIは各自治体でも住民からの問い合わせ対応などのために導入が進んでいる。一方、誤った情報の生成や偽情報の拡散などのリスクも指摘されている。

 9都県市は国に対し、人工知能戦略本部が司令塔として機能を発揮し、国際的なAIガバナンス形成を主導することを要請。AI事業者へのリスク評価やリテラシー教育の推進、地方自治体の意見を踏まえたガイドライン策定などを求めた。
神奈川文化賞と未来賞、スポーツ賞の受賞者ら

神奈川文化賞に声優・野沢雅子さんら

 神奈川の文化の向上発展に尽力した人を県などが表彰する「神奈川文化賞」の贈呈式が11月3日、県立音楽堂=西区=で行われた。同賞は県と神奈川新聞社が共同で主催し、今年度で74回目。

 今年度は社会学者の江原由美子さん(73)=横浜市=、美術評論家の酒井忠康さん(84)=逗子市=、コーエーテクモホールディングス代表取締役会長の襟川陽一さん(75)、声優の野沢雅子さん(89)=横浜市=の4人が受賞した。今後の活躍が期待される若い世代に贈られる「神奈川文化賞未来賞」には、小説家の辻堂ゆめさん(32)と脚本家・小説家の吉田恵里香さん(37)の2人が選ばれた。

 アニメ「ドラゴンボール」の孫悟空の声などで知られる野沢さんは、約40年前から横浜市内で暮らしている。贈呈式は欠席したが、ビデオメッセージを寄せ、「たくさんの縁に恵まれた。支えてくれた人に感謝したい」と語った。

スポーツ賞は横浜高校野球部など

 同時に「神奈川スポーツ賞」の贈呈式もあり、車いすバスケットボールチーム「神奈川VANGUARDS」=藤沢市=、国民スポーツ大会スポーツクライミング競技少年男子神奈川県チーム、湘南工科大学附属高等学校テニス部男子団体チーム=藤沢市=、桐蔭学園高等学校ラグビー部=横浜市青葉区=、横浜高等学校硬式野球部=横浜市金沢区=が選ばれた。
ラッピングトレインの外装(横浜市提供)

「トゥンクトゥンク」が地下鉄走る 国際園芸博覧会開幕まで500日、ラッピング車両

 2027年に行われる「GREEN×EXPO 2027」(国際園芸博覧会)へ向けた機運を盛り上げようと、市営地下鉄ブルーラインで10月28日から園芸博のラッピングトレインの運行が始まった。

 ラッピングトレインの車両の外と中に公式マスコットキャラクターの「トゥンクトゥンク」などが描かれている。10月27日にあざみ野駅=青葉区=で出発式があり、横浜市や国際園芸博覧会協会の関係者が見守る中、門出を祝った。グリーンラインでのラッピングトレインは11月7日から運行される(外装のみ)。

 園芸博は11月4日で開幕まで500日となる。
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選挙や政治関係の書籍などが展示されている4階

横浜中央図書館 節目の年で選挙・政治関連書籍を展示

 横浜中央図書館=西区=4階で選挙や政治に関する書籍の展示が行われている。2025年が普通選挙が実施されてから100年、女性の参政権が認められてから80年、選挙権が18歳に引き下げられてから10年となるために企画されたもの。

 選挙制度の変遷やそれに関わった人々の思い、社会の動きを関連資料とともに振り返っている。展示は11月24日まで。市選挙管理委員会は「一票の重みや投票の大切さ、未来へのつながりを図書館で見つけてみませんか」と呼びかけている。

横浜市瀬谷区のせや・ガイドの会 横浜周辺の旧街道群を辿って 11月15日 浅間神社や橘樹(たちばな)神社などを散策

 名所や旧跡などを巡る「せや・ガイドの会」(竹見修二会長)が11月15日(土)、ウオークイベント「横浜歴史めぐりさんぽ」を開く。後援に瀬谷区役所。

 横浜開港のために造られた横浜道、江戸時代五街道の一つである旧東海道、日本初の近代水道が通る水道道、保土ヶ谷宿と戸部村を結ぶ保土ヶ谷道を巡り、歴史を感じる半日のコース(約6Km)。当日は相鉄線平沼橋駅改札口で、午前9時から15分間参加を受付。新田間橋から浅間神社、橘樹神社、くらやみ坂、水天宮平沼神社などを巡る(コースは状況により変更の可能性あり)。午後0時30分頃に平沼橋駅で解散予定。

 申込不要、参加費1人300円(資料・保険料など・当日集金)。飲物などは持参。歩きやすい靴、服装で参加を。当日午前7時台のNHKテレビで、横浜の午前中の降水確率が60%以上の場合は中止。問い合わせは竹見会長【携帯電話】090・3900・6469へ。

万騎が原地域ケアプラザ 万騎が原中の制服募集 再利用に活用 11月12日まで受付

 万騎が原地域ケアプラザ=横浜市旭区万騎が原4=は、11月12日(水)まで万騎が原中学校の制服、ジャージを募集している。午前9時から午後6時まで受付。寄付を受けた制服などは、地区内のイベント開催時に、必要な人に無料で提供するとのこと。

 問い合わせは同ケアプラザ【電話】045・362・3354。

福祉基金チャリティー 「新日」が藤沢で大会 11月22日、読者20人を招待

 「新日本プロレス 藤沢市愛の輪福祉基金チャリティー藤沢大会」が11月22日(土)午後6時から、藤沢市秩父宮記念体育館で開かれる。主催は(株)創。

 来年1月に引退する棚橋弘至選手の藤沢ラストマッチとなる同大会。読者20人に招待券をプレゼント。チケットは1人1枚限定。希望者はハガキに藤沢大会観覧希望・住所・名前・年齢・職業を明記し、〒250-0034神奈川県小田原市板橋881の26(株)創 TN藤沢大会読者プレゼント係へ。締切は11月12日(水)(当日消印有効)。問い合わせは同社【電話】0465・23・0905。

横浜市旭区のWEショップ旭 リサイクル着物楽しめるフェア 11月11日から14日まで

 WEショップ旭=横浜市旭区中希望が丘101の21=で11月11日(火)から14日(金)まで、「着物リサイクルフェア」が開催される。

 認定NPO法人WE21ジャパン・旭が、「アジアの女性たちを支援するリユース&チャリティショップ」として運営する同店。イベントでは、着物や帯、和装小物、リメイク衣類などを買うことができる。

 開催中はマスクの着用を。入場規制の場合もあり。午前10時30分から午後5時まで(最終日は午後3時まで)。問い合わせは同店【電話】045・364・3277。
講演した医師の浅井さん

帯状疱疹「ワクチン接種で予防を」横浜市医師会が講演

 横浜市医師会(戸塚武和会長)が横浜市役所1階のアトリウムで10月16日、「帯状疱疹(たいじょうほうしん)予防接種」の講演会を開催した。

 帯状疱疹とは、過去に水ぼうそうにかかった際に体内に潜伏していたウイルスが再活性化し、神経に沿って痛みを伴う赤い発疹が出現する病気。加齢などによる免疫機能低下や疲労、ストレスなどが発症原因で、50歳以上で罹患率が高くなり、70代で最も多く発症。80歳までに約3人に1人がかかるといわれている。後遺症として神経痛が残る場合もある。

 同講演会は、今年度から定期接種の対象になった帯状疱疹ワクチンの予防接種について、神奈川県民に理解を深めてもらうことを目的に実施。神奈川県皮膚科医会副会長の浅井俊弥さんが講師を務め、さまざまな症例写真を紹介しながら、帯状疱疹の特性や合併症などの注意点を解説。ワクチンは、皮下に1回接種する「生ワクチン」と筋肉内に2回接種する「不活化ワクチン」の2種類があるとし、それぞれの特徴や予防における有効性について説いた。最後の質問タイムでは、「どちらのワクチンを選んだらよいか」「持病による副作用は」「若い人にも増えていると聞くが、自費でもワクチンを打った方がよいか」といった具体的な質問が参加者から次々と飛び出した。

 浅井さんは「若い人は生ワクチンでもよいが、高齢者は不活化ワクチンがよいと思う。最終的には患者さんと話し合って決める」と話した。参加者の中には熱心にメモを取りながら聞き入る人も多く、関心の高さがうかがえた。

65歳に接種費用を一部助成

 横浜市では7月から、帯状疱疹ワクチンの定期予防接種の費用を一部助成している。対象者は今年度65歳になる人と、5年間は経過措置として70歳から5歳刻みに100歳までの人(今年度のみ100歳以上も対象)。市内の対象者は約21万人で、今年の6月下旬以降予診票を同封した封筒が個別に送付されている。今年度の実施期間は、2026年3月31日まで。「不活化ワクチンの場合は2カ月以上の間隔を置いて2回接種しなければいけないため、助成を使うには1月中に一度の接種が必要となる」と横浜市医師会。横浜市では「65歳以上で公費負担で受けられる機会は生涯に一度だけ。今回封筒が届いた人で希望者は早めに医療機関で相談を」と呼びかけている。

 問合せは横浜市予防接種コールセンター【電話】045・330・8561