【座間市】立野台小 25年前から手紙が来た タイムカプセルに650通
座間市立立野台小学校(浜田佐織校長)で掘り出されたタイムカプセルから、25年後の自分への手紙が見つかった。創立25周年(2001年度)記念で埋めたもので、学校側は当時の卒業生に受け取りを呼びかけている。
全校児童が手紙をタイムカプセルに入れて埋めた当時の記録は、学校にはほとんど残っていない。同校は来年度50周年を迎え、その事業関係者の一人が25周年を覚えていたことから、記憶を頼りに学校農園の一角を発掘。地下約1mの深さから円筒型の金属カプセルが見つかった。
保存状態は良好で、中には25年後の自分に向けた約650通の手紙が入っていた。「僕はどんな人になるんだ、どんな声になるんだろう」「僕の将来はマッサージ屋」「医者にならなくても、がっかりしないで」というメッセージも。当時のアニメキャラクターのイラスト入り、プリクラ付きもある。
手紙は本人のほか、家族からの書き込みもあり「何をしていますか、結婚していますか」「あなたはやっと授かった私たちの宝物です」と呼びかけている。さらに当時の学校長が書いた「50周年の校長先生へ」と題した長文メッセージも見つかった。
手紙を書いた児童は現在は31歳から37歳くらいになっている。当時の住所は記録にあっても、現住所は分からない。同校は昨年11月から、ホームページや自治会の掲示板で案内を始め、2001年度に在籍していた当時の児童や家族に受け取りを呼びかけてきたが、来校したのは全体の1割程度にとどまっている。
受け取りは小学校ホームページ内の2次元コードからアクセスし、手渡しの際は本人確認が必要。家族が代理で来ることができる。保管は2026年度まで。
浜田校長は「メッセージには、わが子を思う家族の声も込められている。取りに来た卒業生が手紙を手にする瞬間に立ち会い、素敵な表情が見られて嬉しい。できる限り返してあげたい」と話している。