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青葉区版 公開:2022年12月22日 エリアトップへ

あしなが育英会 募金の声、3年ぶり響く 青葉台、たまプラーザで

教育

公開:2022年12月22日

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たまプラーザ駅では奨学生が募金を呼び掛け
たまプラーザ駅では奨学生が募金を呼び掛け

病気や災害、自死などで親を亡くした子どもたちや、障害などで親が十分に働けない家庭の子どもたちを、奨学金や教育支援などで支える民間非営利団体「一般財団法人あしなが育英会」。同法人の大学奨学生を中心に組織される「あしなが学生募金事務局」が、今年5月から47都道府県を繋ぎ、寄付を募る「全国募金リレー」を実施した。

 最終日の12月10日は東京・神奈川で開催され、青葉区内の青葉台駅、たまプラーザ駅でも募金を呼び掛ける学生の声が響き渡った。

 あしなが学生募金は、遺児の奨学金を募る活動で、1970年から毎年4月と10月に全国200カ所で実施されてきた事業。しかしコロナ禍により自粛を余儀なくされ、神奈川県では2019年10月を最後に、街頭募金がストップしていた。

 同法人では自粛期間中もクラウドファンディングの実施、学校等での募金活動を行ってきたが、募金額は減少。そこで「今後も遺児の進学を守り続けるためには、街頭募金の本格復活が急務」と学生が声を上げ、神奈川では3年ぶりとなる募金の実施が決まった。

 12月10日に青葉台駅で行われた募金活動には、奨学生のほか桐蔭学園高校のインターアクトクラブも参加。大学生と共に道行く人に募金を呼び掛けた。たまプラーザ駅では奨学生24人が交代で駅頭に立ち、募金活動を実施。呼び掛けに足を止め、募金する人の姿も多く見られた。参加者の一人は「多くの人が募金してくれてうれしかった。自分たちの後に続く遺児たちの役に少しでも立てれば」と話していた。

 7カ月に及ぶ今回の募金リレーで集まった総額は、6166万9040円。半分を日本国内の子どもの奨学金に、残り半分をサブサハラ・アフリカ49カ国の遺児の奨学金に充てる予定だ。

奨学生過去最多に

 コロナ禍や値上げラッシュにより、遺児家庭の困窮は進んでいる。2021年度の奨学生の数は全国で8429人、神奈川県でも332人と共に過去最多となっている。寄付は街頭以外でも受付中。問合せはあしなが育英会寄付課【フリーダイヤル】0120・916・602。

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