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鶴見区 人物風土記

公開日:2015.10.22

鶴見シニア友の会会長を務める
崑野(こんの) 祐司さん
北寺尾在住 83歳

友がいるから幸福

 ○…シニア世代が親交を結びあう「鶴見シニア友の会」が4月に設立し、10月11日には発足後初めての「親睦と絆の会」を終えた。同会の前身「神奈川県年金受給者協会鶴見分会」時代から、会長に就任し、10年以上務めあげてきた。「ここまで継続できているのもみんなの協力があってこそ」と感謝の思いを示す。来年4月には新たに婦人部を作り、会の内容を充実させるつもりだ。「『小さく・楽しく・さわやかに』が私たちのキャッチコピー。規模拡大より質を高めていきたい」と抱負を語る。

 ○…山形県山形市生まれ。大手ゼネコンの大成建設入社とともに上京し、土木建築に携わる。10歳上の兄が国鉄でトンネル建設などの土木関係の仕事に就いていたことから、「感化されたのでしょう」と振り返る。60歳で退職するまで会社一筋の毎日を送ってきた。「全国転勤もあって忙しく、子どもとふれあう時間も少なかった」と明かす。地域との接触もなく顔見知りもいない。だからこそ、リタイア後は地元とのつながりを持ちたかったという。「今は鶴見に友達がいっぱいいる。幸せですね」と笑顔を浮かべる。

 ○…健康が自慢。秘訣は日々の習慣だ。早朝4時に起床し夫婦で4Kmウォーキング、食事は野菜中心、週3回はプールで2Km休みなしで泳ぎ、時には近所の清掃ボランティアにも参加する。「水泳は60歳から続けている。この生活リズムのおかげで大きな病気もない。継続が何より大事」と達者ぶりを語る。

 ○…地域で閉じこもりがちな高齢者を活動に引き込むことが、今後の課題だ。会員になっても上手く打ち解けられない人には積極的に話しかけ、緊張をほぐすという。「会に参加して自分自身も会社人間から変わった。おしゃべりは私たちにとって健康の秘訣」。年を重ねても、語り合える存在を大切にして、活き活きと。シニアの交流の輪を広げ、元気を届けていく。

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