神奈川県中学生ハンドボール新人大会が11月12日と13日に横浜市で行われ、女子の部で川崎市立生田中学校(三田)が初優勝を果たした。創部14年、同校では2018年に初めて県の頂点に立った男子に続く快挙。県代表として、来年3月下旬に富山県で開催される全国大会に臨む。
声援を力に
市予選を経て、2年生5人、1年生13人の部員18人で挑んだ県新人のトーナメント。横浜市立山内との初戦を25―7で大勝すると、準決勝では市立川和を18―8で破り決勝へ。市立中川西との頂上決戦は、14―10で競り勝った。主将の浅野梓彩さん(2年)は「決勝は緊張して思うようにプレーできず、一瞬負けるかもと思った。でもみんなが声をかけてくれて、声援があって頑張れた」と笑みを見せる。
08年の創部以来、男女共に小学生クラブ・生田HCボンバーズ出身者が主力を担ってきた同校のハンドボール部。同クラブのヘッドコーチで、生田中でも指導に携わる関口和之さん(61)は「創部時、女子は2人だった。今まで県準決勝までは進んでも力の差ではねのけられてきた」と振り返る。全国に向けて「攻撃力のあるチーム。初なので、のびのびやってほしい」と期待する。
1年生は初心者が多いというが、準備や片付け、声出しなど、サポート面でもチームの良い雰囲気をつくっている。顧問として6年目の若山知弘教諭は「(県Ⅴは)先輩たちが代々積み上げてくれたことが大きい。普段の練習の雰囲気で臨めるかどうかがカギ」と大舞台を見据える。
12月末には関東大会に準ずる読売杯、来年1月からは県選手権大会も控え、経験を重ねていく。春の全国大会は都道府県の代表49チームがトーナメントで日本一を決める。「これまで多くの人に応援してもらったので、1試合1試合大切に勝ち上がりたい。まずはベスト16」と浅野さん。浅野さんと共に小2からハンドボールを続けてきた清水伶衣さん(2年)は、「ちゃんと結果を残して、後輩たちの目標になれれば」と意気込む。
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