神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
伊勢原版 公開:2023年7月14日 エリアトップへ

田んぼでアヒルが大奮闘 加藤花園で無農薬米作り

文化

公開:2023年7月14日

  • X
  • LINE
  • hatena
アヒルたちを見守る加藤さん一家
アヒルたちを見守る加藤さん一家

 市内下糟屋の水田で、かわいいアヒルのひなたちがピヨピヨ鳴きながら泳ぎ回り、害虫や雑草をついばみながら米作りに奮闘中だ。加藤花園を営む加藤重治さん、京子さん一家が行うアヒル農法が注目を集めている。

 加藤さん夫婦は現在、エディブルフラワー(食用花)などの花き栽培を中心に営む。娘の棚橋蘭さんが中央農業高校の教員として勤めていた縁で、アヒル農法を知り、2019年から無農薬のアヒル米作りを始めた。

 アヒルはその温厚な性格から集団で行動し、人にも慣れやすいという。また、アヒルは、稲とともに大きく成長し、害虫や雑草を食べる量などもアイガモより多くなるとされている。さらに、水かきが大きいことから泳ぎ回ることで水田内に酸素が行きわたり、土が稲の株元に寄って倒れにくくなるなどの効果もあるようだ。

 日中は鳴き声をあげながら、せっせと田んぼの中を泳ぎ回るアヒルたちを一目見ようと近隣の住民や保育園・幼稚園児などが散歩のついでに訪れている。

 加藤さんらは6月7日に田植えを行い、稲が定着した7月5日に16羽のアヒルのひなを放した。アヒル米栽培用の約10アールの水田にはイタチなどの有害鳥獣の被害を避けるため電気柵とネットで囲い、カラスやトンビの被害を防ぐために糸を張り巡らせた。

 アヒル米として生産しているのは「はるみ」で10月ごろに約500kgの収穫を予定している。アヒルによる効果で通常の田に比べて獲れ高は若干多めになるという。

 京子さんは「大山を見渡す田んぼとかわいいアヒルのおかげで地域の方々の憩いの場となっています」と話した。

伊勢原版のトップニュース最新6

大山街道 描く旅路

クリエイター岡本和泉さん

大山街道 描く旅路

出版社公式ブログで公開

6月6日

県内神社祭礼をWEBで

笠窪在住添田悟郎さん

県内神社祭礼をWEBで

独自取材重ね紹介

6月6日

障害者雇用拠点を開設

(株)スタートライン

障害者雇用拠点を開設

コーヒー焙煎などに従事

5月30日

都市対抗西関東予選へ

国際総合伊勢原クラブ

都市対抗西関東予選へ

野球部創設20年で初

5月30日

日本代表で国際大会へ

PONY小学生硬式野球

日本代表で国際大会へ

U-10で小田、田上選手

5月23日

大山「杉の子像」に焦点

平和ドキュメンタリー

大山「杉の子像」に焦点

市と東海大生が協働

5月23日

あっとほーむデスク

伊勢原版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

家族の温かい思い出をありのままに

いせはらスマイルフェスタの主催者を紹介

家族の温かい思い出をありのままに 伊勢原市社会

「poko.piyo.camera」yukiさん

7月27日~7月27日

伊勢原版のイベント一覧へ

コラム一覧へ

伊勢原版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2025年6月6日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Facebook