学校などの教育現場で新聞を教材として活用する活動「NIE」の今年度認定校に、不登校やひきこもり者へ学習・就労支援を行う上町の「アンガージュマン・よこすか」がNPO法人として初認定された。10月から中高生の学習個別支援の中で取り入れられている。
「NIE」は教育の場と新聞業界が協力し、学校などで新聞を教材として取り入れる教育活動。1930年代にアメリカから始まり、日本では85年に開かれたイベントで導入が提唱されて以降、全国で展開されている。子どもたちの社会への関心を高め、自分事として考えを深めることへ繋げることなどを目指す。
今年度、神奈川県内ではNIE実践指定校に浦賀小学校を含む19校が認定されたほか、「アンガージュマン・よこすか」は県NIE推進協議会から独自認定を受けた。認定校はこの活動で使用する新聞の購読に対し、新聞協会と新聞社から補助を受けられる。
「アンガージュマン・よこすか」では「NIE」の実施を10月から開始している。まずは同所に通う中学生に対し、紙面の切り抜きを使った「オリジナル新聞」で「新聞とは何か」「新聞紙面の構成」などを紹介。日々配架される日刊紙7紙を自由に読むこともできる。理事長を務める島田徳隆さんは「学校で扱う教材や学び方以外にも、いろいろな選択肢があっても良いのではと思い、NIEを始めた。現代社会の情報に触れられるだけでなく、自分の将来像や興味の先を増やせるきっかけになれば」と話した。
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