限られた人員の中で、いかに市民の安全・安心を守るか―。平塚警察署(春田政之署長)は、市民の体感治安を向上させようと、今年10月から平塚市と連携して移動図書館の実施日に警官を派遣して、図書館利用者らに声かけを行っている。
移動図書館は、2千冊ほどの書籍を積んだマイクロバスが、地域を定期的に巡回するもの。6日、松が丘公民館を巡回した際には3人の警察官が現場を訪問。地域担当次長の小坂直人警視は図書館利用者に身近な困りごとなどを聞き、啓発チラシを手渡した。いつも移動図書館を息子と利用している30代女性は「最初は(警察官がいたので)近所で事件があったのかなと思った。今は警察官の姿が地域で見られることで犯罪の抑止にもなると思うので安心感が高まった」と話した。
ほかにも、平塚署では市内およそ45カ所のコンビニエンスストアとも連携し、各地のコンビニ駐車場にパトカーを停車させ、制服警察官を立たせるなど「警官の見える化」を進めている。
「人員が限られる中、平塚市は事件事故の取り扱いが多い」と小坂警視。「体感治安向上へ今後も他機関とのコラボを模索したい」と話した。
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