2018年秦野市議会第3回定例会の最終日となった10月3日、高橋昌和市長から副市長選任に関する追加議案が提出され、同日本会議で同意。高村栄二氏(65)が副市長に就任した。秦野市が副市長に外部の人材を登用するのは初めて。
高村氏は1953年生まれ。1979年早稲田大学大学院理工学研究科建設工学専攻修士課程を修了し、同年から2014年まで神奈川県職員として勤めた。その間、県土整備部都市計画課長や津久井土木事務所長、県土整備部次長(基盤整備担当)、県土整備局参事監兼環境共生都市部長、県土整備局長などの役職を務めた。2014年から今年6月まで首都高速道路株式会社の執行役員を務めた。元県職員など外部からの人材を副市長のポストに登用するのは秦野市では初めてのこととなる。
2人制の意義や役割を市長が議会で答弁
高橋市長は今回の議会の2017年度決算総括質疑の中で、八尋伸二議員の質問に対し「人口減少や超高齢社会の中で、複雑・多様化する行政需要に迅速・的確に対応するため」と、副市長を2人とする意義を説明。
さらに高村氏に関して「技術系で行政経験が豊富な方」と評し、「宮村慶和副市長には事務系の分野、高村副市長には土木・建築などの技術系の分野を所管して欲しい」と、2人の副市長が果たす役割について示唆する答弁を行っていた。
新たに副市長に就任した高村氏は「これまでの経験や知識、人脈を生かして、県とのパイプ役を果たしていきたい」と話した。同氏の任期は4年間。
秦野市では今年1月に行われた市長選挙で前市長の古谷義幸氏が敗れたことに伴い、任期途中の八木優一副市長が退任。以降、宮村副市長の1人体制となっていた。
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