中区・西区・南区版【8月1日(木)号】

国際ロータリー第2590地区のガバナーに7月に就任した 長戸 はるみさん 川崎市在住

次世代につなげる活動を

 ○…奉仕団体、ロータリークラブ(RC)の横浜・川崎全52クラブが所属する第2590地区をまとめるガバナーにこのほど就任した。女性のガバナー就任は同地区で初めて。RCに入会して31年。「初めての経験ですが奉仕の精神を忘れず、1つひとつの活動に丁寧に向き合えれば」と柔らかな笑みで思いを語る。

 ○…川崎市中原区で生まれ育った。不動産管理業の長戸コーポレイション(株)の代表を務め始めたころ、知人から新しく立ち上げる川崎高津南RCへの入会を誘われた。「当時のRCは男性中心で、川崎地区で初めての女性会員ということで新鮮でした」と振り返る。仲間との地域での奉仕活動や数々の国際交流、クラブでの様々な役職などを経験して、2017年に横浜東RCへ移籍。「横浜東RCは約70年の歴史のあるクラブ。現在の女性会員は5名で、10名ほどまで会員を増やすことができれば」と思いを語る。

 ○…学生時代から箏に親しみ、箏曲生田流講師として母校の私立実践女子学園中学・高校でも講師を40年以上務める。その経験を活かして、RCの活動でアメリカで箏を披露したのは今でも「良い思い出」と語る。また、個人的な慈善活動として毎年川崎市内でチャリティーコンサートを開くなど、精力的に活動を続けている。

 ○…ガバナーとして第2590地区の今年度のテーマに「次世代につなごう!」を掲げる。ロータリーが長年続けるポリオ根絶の活動のほか、各クラブがより地域に根差した活動ができるよう複数年の目標設定を取り入れるほか、活動の多様性も重視。「各クラブで若手も増えてきている。ベテランと互いに継続と変化のバランスを取りながら活性化できるよう、皆で協力していきたい」

自らの作品を手に両校を代表して取材に応じてくれた安藤さん(右)と小西さん

平沼・緑ケ丘 地元高卒業生が合同展 高島屋で2校同時開催

 横浜平沼高校と横浜緑ケ丘高校の卒業生でプロとして活躍する美術作家が集い、両校それぞれの合同展が8月7日から12日まで、横浜高島屋7階の美術画廊で同時開催される。「地元の高校」という枠組で、百貨店画廊を使った展覧会が行われるのは珍しい試みだ。

 きっかけは、平沼高の同窓会が来年の125周年記念として、美術の道に進んだ卒業生を集めて企画した合同展。緑ケ丘高卒のガラス作家・小西潮さん(59)が偶然同時期に隣の会場で個展を開く予定だったことから平沼の企画を知った。

 緑ケ丘では80周年の時に卒業生らによる合同展覧会を開催しており、先輩たちから100周年展を託されていたという小西さん。折しも昨年同校が創立100年を迎えたため、当時の仲間を集めて平沼と同時開催することを決めた。

 平沼は校歌の一節から取り「ももふねちふね展」と題して開催。20代から70代まで、創作家具や日本画、根付、『ハーバーテイル』のアニメーションなど幅広いジャンルの9人が参加する。一方、緑ケ丘は「Jubilee-グリーンの断片」と題し、50〜60代の5人が参加。「緑」をテーマに制作した作品に、ラジオパーソナリティーのクリス智子さんが言葉をのせる。

 両校とも注目は「コラボレーション作品」。ガラスの茶杓(ちゃしゃく)に合わせてフェルトで作ったケースや、厨子(ずし)にモザイクアートを施すなど、異なるジャンルの作家同士だからこそ生まれた作品も。販売も行われる。

 観覧無料。午前10時から午後8時まで。

作品通じ「母校にエール」

 平沼高卒で、同画廊で20年前から定期的に個展を開いている創作家具作家の安藤和夫さん(71)は「プロの作家とはいえ『地元高校の卒業生』という枠組みで高島屋の画廊を使えるなんて異例のこと。他の作家や同窓生に会えるのが楽しみ」と期待する。小西さんは応援団長だった自身の高校時代を振り返り「勉強だけでなく様々な将来の選択肢があることも伝えられたら」と話す。

 また、共に横浜の伝統校だが「少子化による統廃合は他人事ではない」との危機感も。横浜高島屋美術部の原口優子さんは「地元高校など地域の活性化も百貨店の役割の一つ」と考え開催に尽力。「同窓生だけでなく普段画廊に来たことのない方にも、買い物がてら気軽に立ち寄るきっかけになれば」と話した。

 出展者(敬称略)。【平沼】安藤和夫(創作家具)、鳥山玲(日本画)、今井陽子(絵画)、三小田智子(写真)、伊藤有壱(アニメーション)、浅野信二(油彩画)、向田陽佳(根付・書・和小物)、飯野夏実(陶器・モザイク)、小川名樹(漆芸)【緑ケ丘】押山治(日本画)、小西潮(ガラス)、まえだゆき(フェルト)、木寺由布子(金工)、クリス智子(言葉)

(右から)木下さん、二宮さん、島田さん=写真上=、蒔田城の「城ラマ」=同下

蒔田城のジオラマを製作 8月11日にワークショップ

 現在の横浜英和学院=南区蒔田町=の敷地内にあったと伝えられる「幻の城」と呼ばれる蒔田城のジオラマを、城郭復元マイスターの二宮博志さんが製作した。8月11日(日)にはジオラマ作りに挑戦できるワークショップがビエラ蒔田3階で開かれる。

 二宮さんと南区庚台在住の木下豊さんは3年前に仲間と城熱(じょうねつ)祭実行委員会を立ち上げ。鶴見区でお城アート展や講演会を行ってきた。今年度は、来年2月の開催を前に、各地でプレイベントを実施する計画だ。

 そこで候補に上がったのが蒔田城。城主は足利将軍家の中でも高い家柄を有した吉良氏で、築城年代が不明で発掘調査や歴史資料が少ないことから、「幻の城」と呼ばれている。当初はジオラマでの復元は難しいと思っていた二宮さんだが、現地でベースになる構造は崩れていないと知り「何とか作れるかな」と製作を開始した。現地調査、図面の作成、試作品づくりなどを経て約1カ月かけて完成させた。「城(しろ)ラマ(城のジオラマ)はアートという位置づけ。本当のところは誰にもわからないので、アートを入口に想像や情熱を形にしている」と話す。

 11日のワークショップは午前10時から午後4時30分まで。蒔田城跡を散策したのち、二宮さんの指導で城ラマを各自で作る。先着順受付で定員は20人。参加費は6500円(大人1人で小学生以下1人無料/A4サイズ材料費込み)。二宮さんは「手を動かして作ってみると、分かることが山ほどある」と話す。「蒔田の吉良歴史研究会」を立ち上げた松島旅館の島田紀子さんも企画に協力している。問い合わせは【携帯電話】090・5751・3288(木下さん)。

自転車振興、県が初の協定スルガ銀行と共に地域活性を目指す

 神奈川県は7月22日、静岡県に本社を置くスルガ銀行(株)と自転車振興に関するパートナーシップ協定」を締結した。同行は、自転車を活用した観光「サイクルツーリズム」の普及を目指し、県内のサイクリングモデルコースについてSNSなどで情報発信を行うほか、モデルコースをPRするイベントを開催していく。県が、サイクルイベントに関して協定を結ぶのは、初となる。黒岩祐治知事は「サイクルツーリズムには可能性を感じており、協定締結を大変嬉しく思っている」と話し、また同行の戸谷友樹代表取締役専務執行役員は、「モデルコースでは、海、山などを満喫しながら、グルメも堪能することが出来る。県内の素晴らしい観光資源を活かす取り組みを行っていきたい」と意気込みを語った。

県内の観光資源に着目

 スルガ銀行は金融機関として、初のロードバイク購入ローンを商品化したことを契機に東京五輪の自転車ロードレース競技会場となった静岡県と神奈川県内の自治体と協定を結び、地域貢献として「サイクルツーリズム」を2017年から進めてきた。

 これまで県内の自然が豊かな場所として相模原市、横須賀市、茅ヶ崎市、秦野市、藤沢市、平塚市の6市ともモデルコースをPRするなど、地域活性化を目的としたサイクリングの普及を目指した協定を結び、今回で県内自治体との連携は、7例目となった。

 同行サイクリングプロジェクトの担当者は「興味を持ってくれた皆さんがSNSでフォローや、共に発信してくれたりと、活動に手応えを感じている」と話した。また県ではこれに先立ち、県内のサイクリングやトレッキングのコース、またおすすめ観光スポットを記したパンフレットを発行しており、アウトドアショップ「モンベル」の直営店や県内市町村、観光協会などで配架している。

横浜武道館大会のポスターを手にする拳王選手

NOAH 8月4日に横浜武道館大会 「N-1」開幕戦、拳王選手が優勝誓う

 プロレス団体「プロレスリング・ノア」の横浜武道館大会が8月4日(日)午後3時から行われる。

 同大会はNOAHの最強選手を決めるリーグ戦「N-1 VICTORY 2024」の開幕戦。「N-1」は16選手がA、Bの2ブロックに分かれて総当たり戦を行い、両ブロック1位の選手が9月1日に大阪・エディオンアリーナで優勝決定戦を行う。

 真夏の最強決定戦を前に7月27日、拳王選手(39)が会場となる横浜武道館を訪れた。この日は拳王選手の格闘技の基礎となった日本拳法の「全国高校日本拳法選手権」が行われており、選手を激励しに来た。開会式のあいさつでは「勝ちたいという思いを大切に、一日一日を集中してほしい」とアドバイス。昨年のN-1は準優勝に終わっており、「昨年の悔しさがある。今年は勝ちたい」と優勝を目指す。

 横浜武道館大会を含み、N-1は全戦、小中学生の入場が無料になる。子どもたちに対しては「強いプロレスラーの姿を見てほしい」と呼び掛けた。

指導する塩谷さんを真剣なまなざしで見つめるメンバー

横浜みなとみらいホール 学生バンドとプロが共演 17日 塩谷哲さんジャズコン

 横浜みなとみらいホール(みなとみらい駅徒歩3分)で「ジャズの街 横浜」ならではの企画「Brilliant Jazz Pianist」が始動した。

 第一弾は8月17日(土)の午後4時から、ピアニスト、作曲家として活躍する塩谷哲さんがアコースティック・ピアノステージを披露する。「”ジャズ”のコンサートではあるが、クラシックやラテンなど自分の感性に触れた要素を包み隠さず表現します。音楽の会話を楽しんで」と塩谷さん。

 公演前半は塩谷さんが自身のオリジナルやポピュラーな作品をソロで披露。後半はフラメンコ・ギタリストの沖仁さんとの熱いセッションと、同ホールで2013年に結成された中高生ビッグバンド「みなとみらいSuper Big Band」とコラボレーションし、2曲を演奏する。

勢いあふれるステージ

 7月28日には塩谷さんと同バンドのリハーサルが行われ、出演する約20人が参加。楽曲演奏をメインに2回目の合同練習を行った。初めは緊張した様子だったが、塩谷さんに曲について質問したり、メンバー同士で流れを確認するなどし、徐々に音にも勢いが増していった。

 バンドリーダーの蓼川晃紀さん(高3)は「以前、先輩がプロの方とコラボしているのを客席で聴いていた。夢が叶って嬉しい。この機会を大切にして、全力で楽しみたい」と意気込む。

 県外のイベントにも出演するなど、若さあふれるエネルギッシュな演奏で話題を集めている同バンド。塩谷さんは「簡単なアレンジにしようとしたが、音を聞いて遠慮することはないと思った。1人1人のエネルギーがすごいので負けないようにしないと」と話した。

 チケットは全席指定で一般4000円。学生2000円。申し込みは同ホールチケットセンター ︎【電話】045・682・2000もしくはWEBサイトhttps://minatomirai.pia.jp/から。

桜木町駅前で署名への協力を呼び掛ける萩さん(中央)

「高校生平和大使」フェリス女学院高・萩さん 核廃絶訴える 署名活動、8月中旬に国連軍縮本部へ

 核兵器廃絶や平和な世界の実現を目指して活動する高校生の署名活動が7月29、30、31日に桜木町駅前で行われた。神奈川県から唯一「高校生平和大使」に選ばれた青葉区在住でフェリス女学院高校=中区=2年の萩有彩さん(16)は「核の問題に無関心な自分たちの世代に考えてほしい」と訴え、8月中旬に訪れるスイス・ジュネーブの国連軍縮本部に届けるための署名を集めた。

 「高校生平和大使」は、全国の平和活動団体が1998年から国連に派遣しているもの。神奈川県では、県立高校の教職員らによる派遣委員会が2005年から生徒を送り、署名集めなどを通して核廃絶を訴える。今年は全国で23人の大使が選ばれた。

被ばく者の話を聞ける最後の世代

 萩さんは、昨年、同じ高校の先輩が平和大使として活動していたのを見て存在を知った。今年2月、高校の研修旅行で広島を訪れ、被ばく者の体験談を聞く予定だったが、証言者の体調不良で実現しなかった。「私たちは当事者の話を聞ける最後の世代だと思っている。これでいいのかと危機感を持った」という。

「考える責任がある」

 核兵器を持つロシア、保有していると言われるイスラエルが戦争状態にある今、萩さんは「核兵器はなくせないという諦めや無力感があるのでは」と危惧している。「自分たちの世代が核廃絶や平和について考える責任がある」と語り、危機感を隠さない。

 31日は大雨の中、桜木町駅前で活動。萩さんと平和大使に応募した2人の高校生がマイクで訴え続けた。活動中、署名用紙を持って立つ萩さんに「高校生がこんなことをやっても意味がない」と心ない言葉をぶつける男性もいた。それでも約1時間駅前に立ち、活動を知った高校の管弦楽部の後輩が署名に訪れた際は笑顔を見せた。

 「署名の数は決して多くないけれど、私たちの存在を知ってもらえれば」と話し、若い世代にアピールするためにインスタグラム(@kngw_peace2024)での発信に力を入れる。

 平和大使は8月18日に日本を出発し、20日に署名を提出する予定。萩さんは「唯一の被爆国であることを忘れないでほしい」とスイスでも自らの核廃絶、平和への思いを訴えるつもりだ。

表紙は市民アンケートで選ばれた「みなとみらい」

地球の歩き方 横浜市版が発売 初の市民参加型で制作

 市民アンケートなどから、地元ならではの目線で制作したガイド本『地球の歩き方 横浜市』が8月1日、発売された。

 以前から編集部へ要望が多く寄せられていたという「横浜市版」。地球の歩き方初となる連携協定を横浜市と締結し、新たな取組として「市民参加型アンケート」や市職員へのリサーチを行いながら誌面を作成。中区生まれ、緑ケ丘高校卒業生の編集長・宮田崇さんをはじめ、多くのハマっ子の声が反映された「横浜愛」が詰まった1冊になっている。

 待望の横浜市版では、開港時の雰囲気を味わえる名建築巡りから縄文時代の遺跡探訪、発祥グルメに老舗店の創業秘話、ハマっ子が毎日通うスーパーまで、『地球の歩き方』ならではの切り口で全18区の魅力を深掘りし、別冊含む約500ページに集結。エリアごとの街の歴史や歩き方、見どころ、取材のこぼれ話や在住者の口コミも満載だ。価格は2200円。

地元企業とのコラボも

 地球の歩き方と有隣堂、ありあけの3社によるコラボレーション商品も7月30日から期間限定、数量限定で先行販売されている。

 「ありあけのハーバー」は『地球の歩き方 横浜市』のデザインを施した特別パッケージで販売。有隣堂では、有隣堂伊勢佐木町本店の外観が描かれたオリジナルカバーを特典として付けている。8月3日(土)の午前11時から5時まで(休憩などで不在の場合あり)、有隣堂横浜駅西口ジョイナス店特設会場で、宮田編集長が自ら同ガイドブックの魅力を語りながら店頭販売を行う予定だ。

読者3人に進呈

 この本(みなとみらいの通常表紙バージョン)を3人にプレゼント。はがきに郵便番号、住所、氏名、年齢、電話番号、感想を記入の上、〒231-0033横浜市中区長者町2の5の14・2Fタウンニュース社「地球の歩き方」係まで。8月31日(土)の当日消印有効。

『ルパン三世 カリオストロの城』原作:モンキー・パンチ(C)TMS

ジャック&ベティ 夏休みに映画を楽しんで 映写室見学ツアーも

 「夏休みの映画館」が8月3日(土)・4日(日)・24日(土)・25日(日)の4日間、横浜シネマ・ジャック&ベティ=中区若葉町=で開催される。各日午後2時から(10分前開場)。

 全国のミニシアターやコミュニティシネマが厳選した作品を上映する。『ルパン三世 カリオストロの城』や『はちどり』など、子どもから大人まで楽しめる多様なジャンルの映画に出会うことができる。鑑賞後は映写室の見学ツアーも。「夏休みの自由研究に、家族でのおでかけにぜひお越しください」と担当者。

 チケットは劇場オンラインチケットまたは劇場窓口で3日前から販売する。一般1500円、こども(高校生以下)500円。一般とこども1人ずつのセット割は1700円。問い合わせは【電話】045・243・9800。

制服を着た子どもと一緒に安全宣言を行うチェイス(左端)とマーシャル(右端)

横浜市 パウパトとコラボ企画 開幕セレモニーが盛況

 横浜市は9月25日(水)まで、アニメ『パウ・パトロール』とコラボしたイベント「パウっとアドベンチャーinよこはまベイ」を実施している。同作品は、10歳のリーダー・ケントと子犬たちがトラブルを解決するアニメ。自治体との連携は、今回が初めて。期間中は、パウ・パトロールが出動している市内4カ所のスポットを巡るスタンプラリーを実施。横浜市役所3階市民ラウンジには、みなとみらいの眺望をバックにキャラクターと写真撮影ができるフォトスポットも設置される。

 18日には、市役所アトリウムでオープニングセレモニーを開催。人気キャラクターのチェイスとマーシャルが登場すると、子どもたちからは大きな歓声が沸き起こった。キャラクターたちに続いて山中竹春市長も登壇し、チェイスとマーシャルが「よこはまパトロールリーダー」に就任したことを発表。神奈川県警察本部交通部長と横浜市消防局総務部長が、それぞれチェイスとマーシャルとハイタッチを交わしながら就任証を手渡した。

 続いて警察と消防の制服を着た子ども4人が登場し、「みんなで安全宣言」を実施。最後には、横浜市消防音楽隊の演奏するアニメの曲に合わせて、チェイスやマーシャルらと一緒に、子どもたちが笑顔で「パウパトダンス」を踊った。

寄贈されたスカーフを手に山口会長(中央左)と松村会長、御礼の武道ワインを受け取った浅野副会長(左)、「12代横浜スカーフ親善大使」の岡田美恵さんと小柳貴駿さん

武道館に「ぶどう」スカーフ 横浜繊維振興会が40枚寄贈

 横浜繊維振興会(松村俊幸会長)が7月26日、ぶどう柄の「横浜スカーフ」を4色計40枚、横浜武道館(大山圭子館長)に寄贈した。

 スカーフの提供者は、同会副会長の浅野総一さん。テレビで横浜武道館が「ぶどう」の語呂合わせで「武道ワイン」などの商品を販売していることを知り、自社(日本スカーフ(株)=西区)にあったぶどう柄スカーフの寄贈を思いついたという。昭和60年代にヨーロッパへの輸出用として作られたもので、ワインのぶどうがモチーフになっている。

 贈呈式で、松村会長は横浜の伝統産業である横浜スカーフについて説明し「ぜひ有効活用してもらえたら」と話した。同館の運営主体である横浜市スポーツ協会の山口宏会長からは感謝の言葉が述べられ、「武道ワイン」と感謝状が贈られた。

 スカーフは受付スタッフが着用するほか、館内掲示される予定。

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横浜市 防犯情報追加しリリース こども・安全安心マップ

 横浜市はこのほど、Googleマップで市内小中学生の交通事故の発生場所や事故概要のほか、声かけ・不審者の防犯情報を見える化した「こども・安全安心マップ」をリリースした。

 昨年3月に公開した、交通事故情報を確認できる「こども・交通事故データマップ」に、新たに防犯情報を加えた。

 2023年までの5年間の交通事故データや23年の防犯情報をもとに作成され、声かけ・不審者情報の発生概要を町名単位で確認できる。交通事故マップは今年6月時点で累計150万以上の閲覧があり、学校での交通安全の取組みや見守り活動等に活用されてきた。

 今回のリニューアルは、通学路の安全点検のために防犯情報の掲載を望む声を受けたもの。道路局道路政策推進課の金澤英俊課長は「通学時の子どもの安全安心のため、学校や保護者、地域で役立ててもらえたら」と話している。

 マップは下の二次元コードから閲覧可能。

劇団横濱にゅうくりあ 40周年記念し公演 10日・11日、KAATで

 横浜を舞台、テーマ、イメージした作品を公演し続けてきた「劇団横濱にゅうくりあ」が8月10日(土)・11日(日)、「マリア・ルーズ号の夏」を公演する。1872年に起こり日本初の国際仲裁裁判にまで発展した事件を描く。全3回公演で、時間は午後1時30分〜と5時30分〜(11日は午後1時30分のみ)。場所はKAAT神奈川芸術劇場大スタジオ=中区山下町。

 テーマは人道主義や自由・平等。時の神奈川県権令(現代の副知事相当の位)の大江卓が、ペルー船籍の船に乗っていた231人の清国人の苦力(奴隷)を救うため尽力する姿を描く。上演前には大江卓の孫、大江潤也さん(80)の約4分間のインタビュー動画も上映される。

 この演目の初演は1989年で、4回目の公演となる。泉谷渉代表は「いわゆる当劇団の当たり芝居で、とても思い入れのある作品」と話す。

 チケットは全席自由で前売券2000円、当日券2500円。取り扱いはチケットかながわ(【URL】https://www.kanagawa-arts.or.jp/tc)、【電話】0570・015・415(午前10時〜午後6時)。問い合わせは【携帯電話】090・3591・3996(吉浜さん)。

講師のイリーナさん

料理で知るウクライナ 8月9日、浦舟コミハで

 料理を作りながらウクライナの文化や歴史に触れることができる多文化体験会が8月9日(金)、浦舟コミュニティハウス多目的室(南区浦舟町3の46)で開かれる。正午から午後3時まで。

 講師はウクライナ出身のイリーナ・デルガチョワさん。ウクライナの代表料理「ボルシチ」と人気スイーツ「ワレニキ」を作る。定員16人で小学生が参加する場合は保護者同伴。材料費は800円(当日払い)。申し込みは【1】氏名【2】電話番号【3】居住区を明記し、Eメール【メール】minami-kouza@yoke.or.jpなどで申し込みを。問い合わせはみなみ市民活動・多文化共生ラウンジ【電話】045・232・9544。

横浜にぎわい座 講談「被爆太郎の物語」 8月9日 長崎原爆の日に

 新進の講談師・神田伊織さんの講談会「被爆太郎の物語」が、8月9日(金)に横浜にぎわい座=中区野毛町=地下2階の野毛シャーレで行われる。被爆者の音声証言の記録に生涯を捧げたジャーナリスト・伊藤明彦さんの著書を元に作られた神田さん入魂の新作。前半は有馬梨奈さんとマークさんによる昭和歌謡の披露も。午後5時開演、4時30分開場。木戸銭(入場料)は995円。

 事前予約は【携帯電話】090・8582・6339か【メール】matushita@matushita.co.jp(松下さん)。

2024年の一番人気賞、「現役店長まる17歳@鎌倉ねこの間」(weca264)

大佛記念館が猫写真募集 全応募作品を展示へ

 大佛(おさらぎ)次郎記念館=中区山手町=では、11月23日(祝)まで猫の写真を募集している。集まった写真は2025年1月21日(火)から4月20日(日)に開催する「大佛次郎×ねこ写真展」で展示される。

 横浜ゆかりの作家・小説家の大佛次郎が猫をこよなく愛したことから始まった「ねこ写真展」は今回で9回目。アマチュアなら誰でも応募可能で、応募作品はすべて展示される。

 会期中は毎回好評の人気投票も行われ、会場、公式ブログ、インスタグラム、フェイスブックで投票を受け付ける。

出展は無料

 応募は郵送か直接同館へ持参。出展料は無料。規格はカラーまたはモノクロプリント2Lサイズで縦横自由。写真に「一言」を添える。小学生以下が対象の子ども部門参加者には、オリジナル缶バッジがプレゼントされる。(問)同館【電話】045・622・5002

(右から)山本顧問、朝倉理事長、加藤署長=同署提供

NPO法人FBI 迷惑電話防止に 機器100台を寄贈

 中区長者町・福富町・伊勢佐木町で活動する自主防犯組織、特定非営利活動法人FBI=中区長者町9丁目=は、特殊詐欺防止に役立ててほしいと伊勢佐木警察署に迷惑電話防止機器100台を寄贈した。17日には朝倉守理事長と山本紀男理事長が同署を訪れ、機器を手渡した。また、加藤雅道署長から感謝状が贈られた。

 迷惑電話防止機器は電話がかかってくると「この電話は防犯のため録音されています」と自動音声が流れるもの。特殊詐欺や悪徳商法などの抑止に役立つという。同署は「寄贈は大変ありがたい。被害に遭った方や遭いそうな方にお渡ししていきたい」と話した。

清水ケ丘公園のグラウンドでまぶしい笑顔を見せる黒須さん

中学女子軟式野球 南区黒須さん 夢の全国へ

 第9回全日本中学女子軟式野球大会に出場する神奈川県代表チーム「神奈川やまゆりクラブ」のメンバーに、南区伏見町在住の黒須紀李乃さん(2年)が選ばれた。全国大会は8月22日から京都府で開かれる。

 今年5月に行われたセレクションには、県内各地から約40人が参加。その中から25人のメンバーに初めて選出された。昨夏は残念ながら落選したこともあり「決まった時は本当に嬉しかった」と振り返る。

 野球をしていた兄の姿を追いかけ、小学1年生で南区の少年野球チーム「清水ヶ丘ジャイアンツ」に入部。進学先の横浜隼人中学でも野球部に入り、男子・女子合同の練習でプレーに磨きをかけてきた。

武器は守備範囲の広さ 

 外野手として主にセンターやレフトを守る黒須さん。自身の強みを「守備範囲の広さとフライの一歩目」だと分析する。

 全国大会に向けて「スタメンで出られたら精一杯プレーする。ベンチだったとしてもコーチャーやボールを取りに行ったり、自分ができる限りのことを精一杯したい」と意気込む。

 夏休みに入ってからは学校の部活と選抜チームの練習で毎日のように汗を流す。「疲れたと思う時もあるけど"楽しい"の方が勝つ」「見るよりもプレーする方が好き」と話す黒須さんの将来の夢は女子プロ野球選手になることだ。

 誰よりも上手くなりたいという負けず嫌いな性格と野球への熱い思いで、まずは目先の目標である全国大会優勝に向けて日々の練習に励む。

会場を盛り上げた「六ツ川音頭」

六ツ川四丁目町内会 夏祭り盆踊りが盛況

 六ツ川四丁目町内会(武藤博之会長)主催の「夏祭り盆踊り大会」が7月27と28日に六ツ川四丁目公園で行われた。

 公園内には10種類ほどの模擬店が並び、多くの人でにぎわった。また、やぐらが組まれ、太鼓の響きとともにご当地音頭「六ツ川音頭」や「ダンシング・ヒーロー」などの踊りが披露され、会場を盛り上げた。28日にはフラダンスのステージも行われた。

 模擬店には、六ツ川にあるこども医療センターの患者家族らの宿泊施設「リラのいえ」を運営するNPOなど、地域の団体も参加していた。

 武藤会長は「町内会だけでなく、バスに乗って来てくれた方もいた。夏の恒例の祭りとして楽しんでもらえて嬉しいです」と話していた。

市立校 いじめ自死の疑い新たに3件 弁護士チーム、記録再点検で指摘

 横浜市教育委員会は7月25日、市立小中高の児童生徒が自死した過去10年の36件のうち、いじめによる自死の疑いがある事案が3件あったことを発表した。市が依頼した弁護士チームが過去の調査記録を再点検したことによるもので、発生当時の調査が不十分であった可能性がある。

 再点検は2020年3月に中学2年生が自死した事案に関し、市教委の対応が遅れたことをきっかけに行われた。

 点検を担当したのは、市教委から依頼を受けた神奈川県弁護士会所属の10人の弁護士。14年4月から24年3月までの10年間に市立小中高校の児童生徒が自死した41件のうち、学校が主体となって行われた「基本調査」と呼ばれる調査のみで終えていた36件を点検。当時の記録や必要に応じて市教委に追加資料の提出を求め、点検を進めた。

 その結果、13件は背景に学校生活に関係する要素があり、第三者を交えて詳細な調査を実施すべき事案だとした。このうちの3件は、子ども自身が遺書やノートなどにいじめに関することを書いて訴えていたり、遺族からの申し立てがあったとして、いじめによる自死の疑いがあると判断した。

 13件のうち、発生から長時間が経過したり、保護者・遺族から協力を得るのが難しいと判断したのが10件だった。しかし、このうち2件については、同じような事案の発生を防止する観点から、学校や市教委の対応に限定して検証を行い、今後の対応のあり方を検討・提案すべきとした。

 いじめや困りごとなどへの相談は以下で受け付けている。▽24時間子どもSOSダイヤル…市内在住・在学の子どもと保護者を対象に、いじめや悩みについて相談員が対応。【フリーダイヤル】0120・078310(24時間対応) ▽学校生活あんしんダイヤル…市立校の児童生徒と保護者を対象に、学校には相談しづらい内容にスクールソーシャルワーカーが対応。【電話】045・624・9081(火〜金曜日の午前9時〜午後5時)▽一般教育相談…小中学生の不登校や友人関係など、学校生活の困りごとに対応。【電話】045・624・9414(月〜金曜日の午前9時〜午後5時

横浜市教委 傍聴動員問題「公開裁判の原則の趣旨に反する」 弁護士検証チームが調査報告

 横浜市教育委員会が教員による4つの性犯罪事件の公判に職員を動員し、一般傍聴人を締め出していた問題で、市の依頼を受けた弁護士チームによる検証報告書が7月26日に公表された。この中で動員を「憲法違反とまでは言えないが、公開裁判の原則の趣旨に反する」と結論付け、再発防止には組織改革が必要だとした。

前教育長も対象

 3人の弁護士による検証チームは、6月13日に調査を開始し、動員に至った経緯や法的な課題などを調べた。その中で動員が始まった2019年当時の鯉渕信也前教育長(今年3月末で退任)や方面別に設けられている学校教育事務所の所長、被害者を支援したNPO法人の関係者など、27人に聞き取り実施。このほかに、動員された229人の職員に書面で質問を送り、197人から回答を得た。

1件目は被害者側の要望

 報告書によると、1件目の事案は18年に発生。被害を受けた児童生徒の保護者がNPOに相談し、市教委側と接触。19年2月に教員が逮捕され、起訴後の4月にあった意見交換の中で被害者側から「NPOや市教委で傍聴席を埋め尽くしたい。特に再発防止マニュアルを作る人には参加してほしい」と要望があった。それを受けて4月9日に市教委職員が鯉渕前教育長に対して説明を行い、口頭で動員の意思決定があった。21日付でNPOから傍聴要請の依頼が文書であり、5月の第1回公判の前に方面別事務所が主導して動員依頼を各部署に出した。方面別事務所は同様の依頼を判決が出た7月の公判まで3回行い、職員66人が傍聴。実刑が確定した後、被害者の保護者からは市教委が大人数で対応したことに対する謝辞があった。

2件目以降は前例踏襲、被害者側にも伝えず

 23年7月から9月に3件続けてわいせつ事件が発覚した際、対応する職員の中に1件目の事案で傍聴依頼を受けていた人がおり、それを知った別の職員がパソコン内にある当時の共有資料を見つけた。2件目の事案では、その資料を基に、12月の第1回公判前に動員依頼の文書を出し、38人が傍聴。しかし、動員は被害者側に伝えられておらず、保護者から「傍聴者が多く、保護者も入れないところだった」と言われた。その場で動員の事実を伝えたが、やめてほしいという声がなかったため、24年3月の第3回公判まで動員を続けた。3、4件目の事案でも1件目での対応と共有資料を基にした動員が繰り返された。

ためらう職員も

 4件目の事案では、方面別事務所の課長が「裁判の公開との関係で動員は好ましくない」と考えたものの、2、3件目で動員が行われていたため、続けて動員した。別の係長は、動員依頼の文書を作成したが、「動員が良い取り組みとは言えないと考えていた」ために正式な決裁の手続きを経ず、事実上の承認だけ済ませていた。また、被害者の弁護士に傍聴席を埋めようとしていたことが伝えられず、被害者の支援者が傍聴できないこともあった。

「議論の形跡なし」

 動員について、当初から職員の中に疑問視する声があり、関係部署に問い合わせる職員もいたが、「問題点等について真剣に議論された形跡はない」とされた。1件目から傍聴していた係長は、公判で予想以上に被害者の情報が秘匿されていることを知り、動員の必要性に疑問を感じた。24年2月の係長が集まる場で問題提起し、検討する方向性となったが、自身が4月に異動となり、議論は進まなかった。

「連携の発想乏しい」

 調査を踏まえ、組織的な動員が憲法が定める公開裁判の原則からして「趣旨に反する」としたが、「憲法違反とまでは言えない」と結論付けた。さらに、被害を受けた児童生徒の保護について「教育委員会の中だけで完結しようとし、関係機関と連携しようという発想は乏しかった」と指摘した。

 動員の意思決定は鯉渕前教育長と各方面別事務所長に責任があると判断したが、法的な責任は「明確、断定的な結論を得るに至らず」とした。

再発防止に情報共有

 最後に再発防止策として、組織内での情報共有や多角的な視野を持った行動などとともに、「教育委員会の一人一人が真摯に自身に問いかけ、同様の事態を起こさないためにどのような組織改革が必要か考える」と結んだ。

 報告書が出されたことを受け、山中竹春市長は「今後このようなことがあってはならないと考える。子どもたちを傷つけるような事案が発生しないよう、しっかりと対策を取っていくことが重要」、下田康晴教育長は「教育委員会における組織改革の必要性も指摘されており、今後、再発防止に向け、抜本的な改革に取り組んでいく」とそれぞれコメントを発表した。

旅費相当額を自主返納

 公判傍聴の際の旅費や給与について弁護士チームは、返還義務はないとの見解を示したが、市教委は旅費相当額の12万7622円を鯉渕前教育長や関係部署の課長以上の職員が自主的に返納することを決めた。

60ほどの露店が並びにぎわう=7月24日撮影

西区藤棚 縁日でにぎわい 浴衣姿で夏を楽しむ姿も

 西区藤棚の夏の風物詩、願成寺・日限地蔵尊縁日が6月から8月までの4がつく日に行われている。西前中央商店会と藤棚一番街の約400mに飲食をはじめ、くじ引きなどの露店が並ぶ。

 7月24日には60ほどの店が軒を連ねた。平日にも関わらず午後5時30分過ぎから徐々に人が集まり、真っ直ぐ歩くのが難しいほど大勢でにぎわった。夏休みが始まったこともあり、小・中学生のグループや家族そろって訪れる様子が見られた。浴衣姿で商店街を歩く姿もあった。

 70年以上の歴史を持つ縁日。コロナの影響で数年間は縮小して開催していたが、昨年から完全に再開した。地元の学校の教員やPTAの役員らがパトロールを行うなど、地域が一体となり開催している。次回の開催は8月4日(日)。露店は午後9時ごろまで楽しめる。

チャーハンとスープ

町中華へGO!【2】 中区野毛町「大来」はチャーハンもおすすめ 本紙記者がランチ紹介

 どの町にもある、古くから地元に愛される中華料理店。「町中華」が注目を集める中、地域を回るタウンニュース記者が中区、西区、南区にある中華料理店で食べるランチを紹介。さあ、町中華へGO!

 落語などが楽しめる「横浜にぎわい座」のそばにある「ちぇるる野毛」。その1階にある「大来」は、看板にある「ぎょうざ・たんめん」だけでなく、チャーハン(750円)も食べたいところ。きれいな形で盛られており、濃い目のスープとの相性もばっちり。

 近年、注目度が増す一方の野毛エリアだが、飲み屋がひしめく場所は同店から道路を挟んだ向こう側。店内の雰囲気もどことなくゆったり感じる。

■中区野毛町3-160-4 ちぇるる野毛1F

【電話】045-241-7940

(メニュー、価格は取材時のものです)

世界大会に挑戦する8人

硬式空手 8人が世界大会へ 南中拠点の道場から

 南中学校=南区六ツ川=で練習する空手団体「浜風会はまっこ道場」所属の8人が、8月2日(金)から4日(日)まで東京代々木で開かれる世界硬式空手道選手権大会兼第38回全日本硬式空手道選手権大会に出場する。全国から参加者が集まり、年齢や体重で階級を分けて競う。8人は、神奈川県大会を経て関東甲信越地区大会で3位以内に入り、出場権を手にした。

 硬式空手は顔や上半身に安全防具を付け、突きや蹴りを繰り出してポイントを競う。同道場の指導員で有級男子18〜39歳60kg級に出場する角田拳悠さんは、「コンタクトがあり、迫力ある試合が楽しめる」と硬式空手の魅力を話す。大会を前に「先頭に立っていい結果を残し、硬式空手全体のレベルを上げていきたい」と話した。

 出場選手は以下(敬称略)。■個人組手▽田代律=女子6〜7歳25kg以下級▽外尾陽己さん=男子6〜7歳25kg以下級▽城石悠輝=同▽矢部慎之助=男子10〜11歳無差別級▽薄井佑=男子12〜13歳45kg以下級▽土方裕也=有級男子18〜39歳75kg以下級▽角田拳悠=同60kg以下級■個人形▽森一津花=女子10〜11歳

リニューアルしたサイト

横浜市 ヤングケアラーを知って 特設サイトがリニューアル

 横浜市はこのほど、ヤングケアラーに関する特設サイトをリニューアルした。

 ヤングケアラーをめぐっては先月、その定義を初めて法律に明記した「改正子ども・若者育成支援推進法」が参議院本会議で可決・成立するなど、国・自治体が支援に向けた取り組みを進めている。

 横浜市では、ヤングケアラーに関する子ども向け書籍などに早くから着手してきた(株)ポプラ社と協力し、書籍コンテンツなどをふんだんに取り入れたサイトに改修。

 今後は当事者の体験や声なども順次盛り込み、支援窓口の周知や孤立化させない仕組みづくりに繋げていく考えだ。

創立60年を祝う式典の様子

南区老人クラブ連合会 創立60周年で記念式典 市長や区長が祝福

 南区老人クラブ連合会(松村光雄会長)は7月24日、創立60周年の記念式典を南公会堂で開催した。会員をはじめ関係者ら約380人が参加した。松村会長はあいさつで「老人クラブの活動の柱は健康・友愛・奉仕。社会変化の大きい昨今だが、1人1人の声を受け止め、充実した活動をしていく。今後も皆様と素晴らしい瞬間を共有し、未来に向けて歩んでいきたい」と述べた。

 当日は山中竹春横浜市長も出席し60周年の節目を祝った。また、長年活動に貢献してきた38人に表彰状、クラブの発展と育成に尽力してきた11人に感謝状が授与された。高澤和義南区長は「今後も皆様の豊富な経験や知識を発揮し、地域を元気にしてもらいたい」と祝福した。

 同クラブには現在105のクラブがあり、会員数は約6550人。各クラブの活動に加え、スポーツ大会やダンスパーティー、春と秋の旅行などの催しを年間を通して行っている。松村会長は会員数の減少が課題の1つだといい、「同じ趣味を持つ仲間ができ、つながりが増える。掲示板や回覧板などで情報を発信して加入を呼びかけていきたい」と次の10年に向けての抱負を語った。

くす玉割りセレモニーの様子

ヨコハマエアキャビン 累計搭乗500万人到達

 桜木町駅前と新港地区の運河パークを結ぶ都市型循環式ロープウェイ「YOKOHAMA AIR CABIN」が7月24日に累計搭乗者500万人を到達した。記念すべき500万人目となったのは、相模原市から訪れていた平野綾恵さんと友麻さん(8)親子。舩田昌宏所長から2人に花束や旅行券が贈呈された。

 平野親子は夏休みで遊びに来ており、今回が初めての搭乗。500万人目に選ばれ驚いていた。友麻さんは「空からきれいな景色が見れた。また乗りたい」と話した。

 同ロープウェイの運行開始は2021年4月。横浜の街を高所から一望し、移動できる観光施設として、地元の人をはじめ観光客など多くの人を楽しませてきた。舩田所長は、「コロナ禍での開業で不安もあったが、市民や近隣の方にご搭乗いただき助けられた。今後も安全で安心な運行に努め、横浜の発展や魅力づくりに貢献したい」と話した。

開催のチラシ=西区提供

夏季巡回ラジオ体操 区制80周年記念で西区に 8月13日 戸部公園で

 1953年から続く「夏季巡回ラジオ体操・みんなの体操会」が8月13日(火)の午前6時から、西区制80周年を記念し、戸部公園運動広場=西区中央=で開催される。

 同イベントは、(株)かんぽ生命保険、NHK、NPO法人全国ラジオ体操連盟が主催。7月20日から8月31日まで、全国の42会場で行われている。当日の模様は午前6時30分からNHKラジオ第1で全国に生放送される。

 参加無料で、全員に記念品をプレゼント。参加希望者は当日、開始時刻までに来場を。荒天中止で、開催の可否は当日の午前4時30分ごろから自動音声案内【電話】︎050・5433・3226またはラジオ体操ポータルサイトで案内。

 開催に関する問い合わせは西区地域振興課【電話】︎045・320・8391まで。

定例会見で開催発表をする山中市長

まち全体が”ライブ会場”に 「LIVE!横浜2024」が11月みなとみらいで初開催

 横浜市は7月24日、音楽を中心とした新たなライブイベント「Live!横浜2024」の開催を発表した。会期は11月9日(土)、10日(日)、16日(土)、17日(日)の計4日間。

 みなとみらい21地区を中心とした都心臨海部にはライブハウスやアリーナ等が約40施設あり、国内最大規模の音楽施設が集積している。そこで「音楽のまち」としての横浜をブランディングするため、民間事業者と連携した企画となる。

市民団体出演募集

 ぴあアリーナMMで9、10日に行われる大規模音楽フェスや横浜赤レンガ倉庫で16、17日に行われる野外音楽フェスティバルと連携し、JR桜木町駅前広場やランドマークプラザなどにサテライトステージを設ける。エリア内のオープンスペース8カ所を「街なかステージ」とし、プロによるライブパフォーマンスやワークショップなどの様々なコンテンツも実施。商業施設やホテルなどでもライブパフォーマンスを行う。

 市民参加の機会として、街なかステージでのライブパフォーマンス出演団体を募集。年齢やプロ・アマ不問で、約130組が対象となる。申込多数時は選考となり、市民優先枠(市内在住・在勤・在学者)もある。8月23日(金)まで。

 市は、これまで3年に一度行ってきたダンスや音楽イベントに代わる企画として毎年開催を予定している。山中竹春市長は「音楽施設が集積している強みを生かし、市民参加や来街者の市内回遊を促進していきたい」と期待を寄せる。

 出演団体募集は、同イベントホームページか事務局【電話】070・3159・0261。

 

神奈川県庁東庁舎レストラン運営事業者「中納言」に決定

 神奈川県は7月24日、3年以上空室になっている県庁東庁舎=中区日本大通=のレストランスペースについて、運営事業者が関西や東京でレストラン運営や弁当宅配を手掛ける株式会社中納言=兵庫県=に決定したと発表した。コロナ禍の影響や候補事業者の辞退が相次ぎ、4回目の募集で決定に至った。

 賃貸借期間は2024年8月1日から15年間。落札金額は1億5939万円で、年額は1062万6千円(税込)。開業は事業者が店舗設置工事を実施した後で、具体的な時期は未定。

 レストランスペースは12階にあり、横浜港や横浜三塔、富士山などが望める「絶好のロケーション」(県担当者)。しかし、1回目の募集はコロナ禍の影響で応募ゼロ。2回目の募集では応募者が辞退。3回目の募集は入札不調に終わっていた。

 今回の募集では、最低賃料を1回目募集時の半額に引き下げたり、設備費用を県が上限付きで負担するなど、条件を緩和していた。県担当者は「決まるまで長かった。ほっとしている。すてきなレストランになってほしい」と話した。

イルカの親子(横浜・八景島シーパラダイス提供)

八景島シーパラダイスでバンドウイルカの赤ちゃんが7月21日に誕生 元気に母子で泳ぐ姿が人気

 横浜・八景島シーパラダイスの水族館「ふれあいラグーン」で7月21日午前11時10分、バンドウイルカの赤ちゃんが生まれたことが確認された。

 体長約100cm、体重約20kgと推定される赤ちゃんは元気で、担当者によると「授乳も順調で、母親に寄り添って泳ぎ回っている」という。

 赤ちゃんの母親はラビンで、今回の出産は3回目。父親、赤ちゃんの性別は「確認中」。

 ふれあいラグーンは人との仕切りが可能な限り省かれ、間近で海の生きものを見られるのが特徴。現在、一部の観覧エリアの制限、プログラムが中止されているが、バンドウイルカの親子が寄り添って遊泳する姿や授乳の様子などが、早くも人気を集めている。

 詳しくは公式ホームページ(https://www.seaparadise.co.jp/7920/index.html)または【電話】045・788・8888。 

地元奉仕団体 新会長の横顔 Vol.3

人が集まるクラブに横浜中ロータリークラブ

 小学生対象の音楽鑑賞会、障がい者の作品展、3世代卓球大会と、3つの活動は今年も継続。6月には能登半島地震で被災した富山県の水産高校に、現地の友好クラブとろ過装置を寄贈した。「こうした継続支援を行えることがロータリーの強み。様々な業種の仲間が集まり、安心して相談できる環境もある」

 次年度は創立50周年。「ロータリークラブの活動を広く知ってもらいたい」と会員増を目指し、広報委員会を中心にSNSなどでの発信を強化していく考えだ。掲げたテーマは「桃李成蹊(とうりせいけい)」。「自然と人が集まるような魅力ある活動を進めていきたい」と話した。

「とにかく明るく」横浜南ロータリークラブ

 今年度、テーマに掲げたのは「明るく楽しく共に助けあう」。「とにかく明るく楽しく活動することで、より良い奉仕につなげたい」と話す。

 寄付だけでなく「体を使い汗を流して行う奉仕活動」にも力を入れている同クラブ。恒例の「みなっち杯えきでん」「サンタプロジェクト」「リラのいえ」では、寄付や協賛に加え、当日の運営の手伝いなどで汗を流す。また、海外にも目を向けた国際奉仕も。3月には地域の留学生を招き日本文化を紹介する「和の集い」を予定する。

 「活動を通して交流を深め、より一層、明るくフレンドリーに活動したい」と意気込む。