町田版【9月5日(木)号】
クラファン型を紹介する市担当者

ふるさと納税 町田は応援したい街? 寄付額 多摩26市で2番目

 総務省が先月、ふるさと納税に関する現況調査の最新情報を公表。町田市の2023年度分の受け入れ寄付額が多摩26市のなかで2番目に高かったことが分かった。街の魅力や課題解決につながる取り組みのクラウドファンディング型ふるさと納税を募ることなどで、多額の寄付獲得に至っているようだ。

4年連続で

 26市のなかで2番目に多く寄付を受け入れたのは今回で4年連続。23年度は2億5629万円だった。ふるさと納税は応援したい地方自治体への寄付となり、原則として自己負担額の2千円を除いた全額が控除の対象となる。

 自治体は基準に沿った、名産品や地元企業の商品などをふるさと納税に対する返礼品とし、町田市は西成瀬に本店を置く音響機器メーカー、オーディオテクニカのワイヤレスイヤホンや、オーダーメイドの自転車を手がけるケルビム(根岸)の利用チケット、地元店のソーセージなど、およそ60商品を毎年返礼品にしている。

 取り組みを進める市の担当者は「1位の府中市さんは地元ビール工場に関するものなどが人気のよう。町田はテクニカさんのワイヤレスイヤホンなどが好評。毎年商品の見直しを行いながら進めている」と話す。

20年度から

 町田への寄付額が26市のなかで6位から2番目に位置するようになったのは、クラファン型のふるさと納税を開始した翌年の20年度から。

 街の魅力、課題解決に対する共感を集めることを目的に実施し、これまで市内の桜を守る取り組みに対するものや地元のサッカーチーム「FC町田ゼルビア」のホーム、町田GIONスタジアムの改修費に関するクラファンなどを行ってきた。その結果、多くの賛同を集め、町田への寄付額増につながったようだ。

 市の担当者は「昨年亡くなった作家の森村誠一さんに関するものやひとり親支援のクラファンも実施してきた。町田独自のものを打ち出し、多くの共感を得られたのだと思う」と笑顔をみせる。

控除額は20億越え

 一方、寄付する側としての町田の税額控除額は24年度、初めて20億円を超えた(20億1813万円)。直近5年間のデータをみると、20年度の8億8411万円から右肩上がりで上昇し、24年度は昨年度の17億8808万円からのアップとなった。

 そんな状況を市はふるさと納税利用者の増加に伴うものとみているといい、「人口の多い都内自治体の共通課題になっている。しくみが変わらなければ現在のような状況が続くと考えている」としている。

 町田のふるさと納税に関しては、市のホームページなどから。

浦和戦後の選手たち

ゼルビア、正念場 J1首位陥落 残り9試合

 J1リーグで首位争いを繰り広げるFC町田ゼルビアが正念場を迎えた。先月末の浦和レッズ戦で引き分け、5月中旬からキープし続けてきた首位から陥落。残り9試合。逆転優勝を目指す。

 J2から初昇格した今シーズン。J1の舞台でゼルビアは開幕戦こそ引き分けたものの、その後は4連勝と好スタートを切り、5月の6試合は5勝1分。首位に立ち、夏場以降もキープし続けてきた。ただ、先月末の浦和レッズ戦は試合終了間際に同点に追いつくも、同日7連勝を果たしたサンフレッチェ広島に勝ち点で並ばれ、得失点差で首位の座を明け渡すことになった。

 ゼルビアの黒田剛監督は「5月中旬から8月の最後まで首位でいられたことは、選手たちをほめ称えたい。自力優勝の芽もまだある。また新たなスタート台に立ったつもりで、一丸となってみなさまの期待している目標に向かっていきたい」とコメントする。

次戦は14日

 残りは9試合――。リーグ戦の次戦は9月14日(土)のアビスパ福岡戦となるが、初優勝へのポイントになりそうなのが、28日(土)にアウェイで行われる首位、サンフレッチェ広島との直接対決。今シーズンの初黒星を喫した相手でもあるが、ゼルビアの元選手で現在は東京都議会議員の星大輔さんは優勝を目指すうえで同じ相手には2度負けられないとし、「期待するのは、フォワードの藤尾翔太選手。前戦のレッズ戦ではチャンスを生かすことができなかった。ゼルビアが優勝するには藤尾選手に得点してもらい、真のエースになってもらうことが必要」と話す。広島戦の観戦チケットは8月末には車いす席を除き完売。注目が集まっている。

日本代表に

 首位争いを繰り広げるゼルビアから3選手が先日、日本代表メンバーに選出された。ゴールキーパーの谷晃生選手と8月に加入したディフェンダーの中山雄太選手。そして、国士舘大学(多摩市)から今シーズン加わった望月ヘンリー海輝選手の3選手。きょう5日(木)に埼玉県で行われるFIFAワールドカップ26アジア最終予選の試合で日本代表として名を連ねる。

 初選出された望月選手は「うれしく思う。今回の選出はゼルビアに関わる全ての方のおかげ。感謝の気持ちを忘れずにゼルビアの代表として全力でプレーする」としている。

ワハハ本舗のメンバーでラジオ「FM HOT 839」でリポーターを務める 石原 奈津美さん 相模原市在住 31歳

パワーや元気を伝えたい

 ○…劇団「ワハハ本舗」の劇団員として舞台に立ち、地元ラジオ局FM HOT 839の地域情報を発信する番組でリポーターを務める。今年2月にはカバー曲のライブを初開催。好評を博し、2度目のライブを先ごろ開き、「私のパワーや元気がお客様に伝われば嬉しい」と意気込んだ。昭和歌謡やアイドルソングが大好き。なんとかなると挑戦を重ねている。

 ○…もともとは「音痴」といい、いまだに歌にコンプレックスを感じている。ダメな部分や苦手なことを笑いに昇華させるのがワハハ本舗の真骨頂。弾き語りを披露したところ、「下手だけどなんかいい、心に残る」とうけた。音ネタ専門のお笑いグループ「ポカスカジャン」の大久保ノブオさんのプロデュースを受けて本格的に始動。ライブは芝居とは違って素の姿が出るという。「弱みも受け止めつつ人に見てもらえる心構えで臨みたい」。ラジオで培われたトーク力も見せ場だ。

 ○…生まれてからずっと相模原に住み続けている。子どもの頃からテレビが大好きで、エンタメ業界に憧れた。大人しいタイプで裏方をやると考えていたが、エンタメの高等専門学校に進むと、次第に表舞台に立つことに興味を持った。高校卒業後は2年間フリーで活動し、ワハハ本舗の門を叩くことになった。

 ○…トレードマークは、色が濃いものやキラキラしたものなど一風変わったファッション。「これからは弾き語りの初心者マークを外すことが目標」。一つずつ苦手を克服してチャンスを広げるつもりだ。「そのほうが楽しいし未来があるから」。歌に挑戦するのも「ワハハ本舗はお笑いだけじゃない。私がその道を切り拓く」という思いから。「やるしかない」をモットーに突き進む。

中世の日常を題材にした狂言

狂言学び、楽しむ 21日 本町田で公演

 狂言に触れたことのない人でも学び、楽しむことができる狂言会が21日(土)、本町田の桜美林芸術文化ホールで開かれる。中世の日常を題材にした笑いを誘うセリフ劇である狂言を含む「能楽」についてのレクチャーもある狂言会で、桜美林大学の講師である野村万之丞、野村眞之介らが出演。2つの狂言を楽しむことができる。

 このひなたやま狂言会は午後2時から(1時開場)、小学生以上が対象。一般は2千円、学生(6〜25歳)は千円。予約制(右記専用フォームまたは電話で申し込み)で支払いは当日現金で。問い合わせは同ホール運営事務局【電話】042・739・0071(平日/午前10時から午後4時)。

(株)ベネクスの中村代表(左)と玉川大学の小原理事長

玉川学園 「休養」で学生をサポート 先月 企業と包括連携

 学校法人玉川学園は先月、休養専用の「リカバリーウェア」を開発・販売する株式会社ベネクス(厚木市)と「休養」をテーマとした包括連携協定を締結した。玉川学園本部棟で締結式が行われ、玉川学園理事長の小原芳明・理事長とベネクス代表取締役の中村太一氏が登壇した。

欠かせない

 協定は、健康のための3要素「運動」「栄養」「休養」のうち、パフォーマンス向上のために「休養」が欠かせないというベネクスの考えに玉川学園が賛同し、今回の協定締結に至った。

 今後、玉川学園では学生や教職員を対象に「休養学セミナー」やヨガイベント、共同研究などを実施し、「休養」の大切さを広めていく。一方でベネクスは、「健の教育」の実現と学生の活躍をサポートにあたっていくといい、締結式で小原理事長は「スポーツに励む学生のさらなるパフォーマンス向上と社会に貢献できる人材の育成に取り組んでいきたい。休養学を取り入れる効果を期待している」とした。

貢献できれば

 中村氏は「休養が長くスポーツを続けるための鍵になると考えている。学校全体と協定を結ぶのは今回が初の試みとなるが、これを機に学生の皆さんの考え方に触れ、教育にも貢献できればと考えている」と表明している。

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イベント告知

22日 誰でも参加可 パリオで「遊び」イベント

 子どもから大人がさまざまな「遊び」を楽しむことができる催し「子どもも大人も遊びもまちだ展」が22日(祝)、森野の施設「町田パリオ」(4・5階)で開かれる。

 むかし遊びやスポーツ、音楽、英語などの体験型の遊びから、「遊びのシアター」と称した絵本の読み聞かせ、人形劇なども予定されている。

 市民の健康や生きがいづくりなどにあたる「NPO法人町田市レクリエーション連盟」が主催するもので、午前10時20分から午後3時。誰でも入場可能で無料。授乳室あり。問い合わせは同連盟【電話】042・729・0720まで。

薄暗くした施設内で参加者を楽しませたお化けに扮した同クラブのスタッフ

森野のメガロス町田で スポーツクラブがおばけ屋敷に

 森野のスポーツクラブ、メガロス町田の施設内が先ごろ、おばけ屋敷に一変した――。

 これは同クラブが「夏祭り」企画の一環としてここ数年実施しているもので、当日は施設のトレーニングルームやロッカーなどがおばけ屋敷仕様に。恐る恐る暗闇に足を踏み入れる親子連れなどの姿がみられた。

今後も

 見守った同クラブの足立正人支配人は「驚いたり、笑顔で楽しんでくれる子どもたちを見ることができてうれしかった」と笑顔。そして、「スポーツクラブとして皆さまの健康を支えていくのはもちろん、今後も子どもたちを喜ばせる催しを開いていきたい」と話している。

「綾花、サッカーがんばれ」 海外で奮闘 池座さんに応援フラッグ

 アイルランドの女子プロサッカーリーグで奮闘中の町田市出身の池座綾花さんに先ごろ、応援メッセージが書かれたフラッグが届けられた=写真。

 池座さんがサッカーを始めたFC芹ヶ谷東京や高校時代に所属したチームの関係者、後輩たちなどのほか、友人、知人らのメッセージがフラッグ一杯に書かれ、現地を訪れた母親の小百合さんから手渡された。

 池座さんは「驚いた。心がいっぱいになった。たくさんの人に応援されていることを再び自覚することになった」と笑顔をみせる。なかでも、水墨画家であった祖母の直筆で書かれた名前と背番号に「とてもきれいに書かれていて感動した」と振り返る。

 小百合さんは「スタンドで観戦できて感無量。試合中、綾花の母親として紹介されたのには驚いた。皆さんと仲良くしてもらっていてうれしい」と現地の様子を語っている。

「いずれは・・・」

 メッセージを送った一人であるFC芹ヶ谷東京の友井徹代表は池座さんについて、「幼い頃から見守ってきたが、小学生時代はサッカーとなると男の子に対しても強く意見を言える子で勉強もよくできた」とほほ笑む。そして昨年、後輩たちの指導に来てくれた際には「昔より、指導がぬるいのでは――」と指摘されてしまったといい、「その意識の高さが海外で自らプロ契約にこぎつけ活躍している理由なのかなと思う」と苦笑いする。「いずれは町田に戻ってきてもらい、街を盛り上げる存在になってほしいと思っている」

残り4試合

 池座さんは現在、アイルランドの女子プロサッカーリーグ「アイルランドリーグ プレミアムディビジョン」で最終局面を迎えている。

 所属するチームは8月末時点で11チーム中8位。15試合を消化したなか、池座さんはディフェンダーとして13試合に出場し、「筋力アップし、日本にいる時よりも良いプレーができている」と話す。残りは4試合といい、「みんなからの応援を背負って勝ち切れるように残りの試合全力を尽くしたい」と意気込んでいる。

先日行われた会議

今年で24回目 川清掃で仲間づくり

 10月に開催される境川の清掃活動「第24回境川クリーンアップ作戦」の第6回全体会議が8月21日、コメット会館(原町田)で開かれた。

 当日は委員会のメンバーら20人が参加。8カ所ある各会場の進捗報告が行われた。親水広場会場と幸延寺橋会場では初の試みであるジョギングとゴミ拾いを掛け合わせたプロギングを実施する。担当の富田たまきさんは「多くの人が参加する会場なので、色んなことを試したい」と意気込みを語る。

年に1度千人で

 同活動は相模原市緑区の下馬の橋から町田市内の高木橋までの約19Kmに渡り、境川の中や自転車歩行者専用道路(境川ゆっくりロード)の清掃を年に1回行っている。「おそうじで はじめる 仲間づくり」を合い言葉に実行委員会メンバーをはじめ、近隣の学生や自治会など毎年約1000人が参加。今年、上流は小山町と相模原市にかかる蓬莱(ほうらい)橋からスタートする。

 取り組みの始まりは2001年。当時の町田と相模原の青年会議所の理事長らが「街のために何かやりたい」という思いから立ち上げた。実行委員長の豊岡準哉さんも元町田青年会議所のメンバーで10年以上参加している。豊岡さんは「活動を通して色んな人に出会えるのが楽しい」と活動の魅力を語る。過去の清掃中には、川沿いの住人がベランダから飲み物を差し入れてくれたこともあったという。

 毎年たばこの吸い殻やペットボトルなど、約2トンのゴミが集まる。川の中では、コンビニのレジ袋やペットボトルが多く、自転車やオートバイが出てくることも。

 豊岡さんは「川を楽しんで欲しい。川に関心を持つことが住みやすい街に繋がる」と語る。「それでも毎日掃除している近所の人には敵わないけどね」と苦笑い。

 開催日は10月6日(日)。一般の人の参加も可能。実施説明会が9月13日(金)に町田市民ホール(森野2の2の36)で行われる。希望者は10日(火)までに右記二次元コードより申し込み。

新鮮な野菜が並ぶ同店内

「軽作業任せて」 相原のB型事業所が業務募集

 相原町の900を超える戸数を数える「武蔵岡団地」内で野菜・惣菜などを販売する就労継続支援B型事業所「むさしおか商店」が現在、軽作業の仕事を受けつけている。買い物代行や弁当の配達なども行っている同店。勤務する障害者がやりがいをもてる業務を求めているという。

 同店を運営するクロニクルワークス町田相原の奥澤高広さんは「障害者が『ありがとう』という言葉が飛び交う場所に身を置けるようにしたいと考えている。外注できる軽作業をお知らせいただければ」と呼びかけている。

 詳細・問い合わせは同店(都営武蔵岡アパート10号棟1階)【電話】042・850・1137まで。

熱唱する児玉氏

森野でシャンソン 26日 コンサート

 本格的なシャンソンを堪能できるコンサート「まほろ座シャンソニエ パリス デ タイム」が9月26日(木)、森野のまほろ座で開かれる。

パリ発

 「パリ発のシャンソン」として、唄い継がれてきた名曲からフレンチポップスまでが披露されるコンサート。今回は平野りり子、児玉正浩両氏らのほか、ピアノの原英彦氏、ギターを担当する並木健司氏が出演する。

 開演時間は午後6時30分(開場は5時30分)、料金は税込4千円(先着順自由席)。問い合わせは(株)ベネフレックス【電話】042・722・3861。または、メール【メール】group@alllife.co.jpまで。

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暮らしのヒント学ぶ 27・28日 原町田でフェア

 暮らしのヒントを学ぶことができる町田市消費生活展「まちだくらしフェア」が9月27日(金)・28日(土)、原町田の町田市民フォーラムの3・4階で開かれる。

 消費生活関連団体による活動の発表や情報発信が行われるほか、野菜や手作り品の販売ブースなども出店する(一部、事前予約が必要なブース有り)。「家族で楽しめる催し。お立ち寄り下さい」と主催者はしている。

 問い合わせは町田市消費生活センター【電話】042・725・8805まで。

ネット・ゲーム症外来を担当する宮田久嗣副院長

八王子・平川病院にネット・ゲーム症外来 「排除するだけ 解決にならず」

 インターネットやゲームに熱中しすぎてさまざまな問題や影響が出てしまう人に、専門的な支援を行う外来がある。八王子市にある平川病院が昨年4月に新設した「ネット・ゲーム症外来」だ。2019年にWHO(世界保健機関)によって、精神疾患の一つとして正式に位置づけられた「ゲーム症(障害)」。同病院ではゲームだけに限らず、SNSや動画配信サービスなどにも間口を広げている。遅くまで没頭しすぎて朝起きられない、食事をしない、止められたことや勝負に負けたことに怒り物を壊す、課金するため家族の金品を盗む、など当事者を中心に家族や周囲を巻き込む影響が見られたとき、相談を受け付けている。

75%が若年層

 同病院によると、昨年度同外来を訪れた患者は21人。10〜19歳の若年層が4分の3を占めた。同外来では、精神科専門医や公認心理師、作業療法士などがチームで対応する。依存に至った経緯や背景をヒヤリングし、場合によっては10回を超える専門プログラムを、同じ悩みをもつ人たちで集まり進めていく。「ゲームをしたくなる引き金は何か」「ゲーム以外の楽しい活動を増やすには」など、話し合いながら内省を促し、本人に適した対処法を探るのだ。

居場所を求めて

 同院によると、多幸感やワクワク感からゲームなどに没頭する場合もあるが、多くは現実社会での人間関係や仕事、学業がうまくいかず、その反動で居場所を求め没入するという。ネット上の誰かと対戦したり協力し合うオンラインゲームや1人で進めるオフラインゲームなどがあるが、相手のいるオンラインの方が熱中しやすいと言われている。また依存の背景には、当事者が元々有する発達的な偏りが見られる場合もあるという。

 同外来の担当医・宮田久嗣副院長は、「ゲーム機やスマホを取り上げるだけでは根本的な解決にならない」とした上で、「本人の悩みを理解し一緒に考えながら、当事者や家族、多職種の病院スタッフで協力することが治療の第一歩」と話す。

 また今はゲームやネットとちょうどいい距離を保てていても、「実社会のストレスで依存度が高くなることもある」としている。

高橋さん

町田イタリア歌劇団15周年記念 スペシャルガラコン開催

 今年8月に15周年を迎えた町田イタリア歌劇団が9月15日(日)、記念スペシャルコンサートを開催する。

 ソプラノは藤原歌劇団の若手の逸材・石井和佳奈さん、大坂美紗子さん、メゾソプラノは藤原歌劇団の本公演の舞台でしばしば歌う高橋未来子さん、テノールは藤原歌劇団の若手のホープ堀越俊成さん、日本最高峰の安保克則さん、バリトンは歌唱力、発声の確かさ等で他の追随を許さない木村聡さんの計6名が渾身の歌を披露する。

 日本の歌、イタリアの歌等をソロ、2重唱、3重唱、4重唱等でお届け。チケットは3千円。「素晴らしい歌手6名が集結してこのお値段は非常に貴重です。この機会に『生の歌声』の素晴らしさを実感して下さい。ご来場心よりお待ちしております」と主催者。

 午後2時開演(1時30分開場)。 会場は町田市民フォーラム3階ホール。予約は柴田さん【電話】090・1734・8116。

市民公開講座 本当に必要な終活 10月19日、パルテノン多摩

 第24回社会医療法人河北医療財団市民公開講座が10月19日(土)、多摩市の複合文化施設「パルテノン多摩」で開催される。午後1時30分開演(1時開場)参加無料。定員は200人(事前予約制)。

 当日は「医療機関が伝えたい本当に必要な終活〜人生を自分らしく全うするための知識と実践〜」と題し、3つの講演と最後にパネルディスカッションが行われる。多摩市高齢者在宅療養支援窓口の淵野純子さんがファシリテーターを務める。

専門家が登壇

 講演は多摩市中部地域包括支援センターの澁谷香代センター長が講師を務め、「急増する老々介護、独居、認知症〜多摩市の現状と支援体制〜」をテーマに話す。

 また、天本病院医療ソーシャルワーカーの岩崎嘉信さんとケアプランセンターあいクリニック中沢介護支援専門員の石橋奈々さんが、「自分にあった医療と介護サービスの見つけ方、気になる費用」をテーマに講演。天本病院院長の及能克宏医師とあいクリニックの栗林泰子医師によるものもある。

 河北医療財団理事長相談役の天本宏医師らによるパネルディスカッションを含むこの市民公開講座への申し込みは同財団多摩広報課【電話】042・310・0323(月〜金9時〜17時祝日除く)。申込みの際は、参加者全員の名前・代表者の住所・電話番号のご用意を。

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