神奈川区版【9月5日(木)号】
今大会用に自分がデザインしたユニフォーム姿で賞状を手にするメリットさん

菅田中3年メリットさん 陸上200mで全国5位 全中入賞は同校初

 菅田中学校陸上競技部のメリットカイルケイランさん(3年)が、8月に行われた全日本中学校陸上競技選手権大会の男子200mで第5位に入賞した。同校からの陸上競技全中入賞者は初の快挙だという。

 メリットさんは7月に行われた全日本中学校通信陸上競技神奈川県大会の同種目で優勝。全国標準記録を上回る21秒83を記録し、全国大会への出場権を得た。

 自身にとって初めての全国の舞台。この時点で持ちタイムが全国ランキングで1位。表彰台をイメージして臨んだ全中は、予選タイム21秒91で決勝に進出。「ネットで知っている名前の人たちと走れるワクワク感」を胸に迎えた一戦は、記録21秒85と好タイムだったものの、全体では5位となり、表彰台を逃す結果となった。

 菅田中学校としては史上初の全中入賞を果たしたものの、レースを終えた瞬間は「メダルが欲しかったという悔しさでいっぱいだった」と振り返る。

悔し泣きした小3が原点

 両親がジャマイカ人のメリットさんは、親の仕事の都合で9歳の時に同国から来日。『ドラえもん』のアニメを見ながら日本語を覚え、小学3年生で宮城県から神奈川区に引っ越した。

 その年の運動会、それまでは「ぶっちぎり」だったという徒競走で初めて、クラスメイトと同着に。「1位が自分だけじゃなかった」と悔し涙を流した経験が、1位を取る楽しさを実感した原点となっている。

自らの弱点を研究

 中学1年の途中から陸上部に入ると、「自分の持ち味が出せる」と200mを主戦場に据えた。

 自身の武器は中盤以降の加速力と、180cmの身長を活かしたストライド(歩幅)の広さ。

 一方で苦手だというスタートの遅さを克服しようと、早い選手の動画を見て研究。前傾姿勢の時間を長くしたほか、負傷で走れない間は地面を力強く押すための筋肉を鍛えるなど、研究熱心な一面も走力向上に大きく寄与した。

ライバルが刺激に

 こうして臨んだ中学生活最後の夏。全中を制したのは、県大会・関東大会で競り勝ってきた同県のライバルだった。全国5位とはいえ悔しさがにじむ結果に終わったが「ライバルがいるから陸上は楽しい。高校進学後もすごい記録を残したい」とまだ見ぬ好敵手を糧に、更なる高みへのステップアップを誓った。

浦島丘中・今井さんは100mに出場

 このほか同大会では区内から浦島丘中学校3年の今井新次郎さんが男子100mに出場。11秒32で予選11組の3位となり、決勝進出はならなかった。

書籍の表紙

神奈川区在住かのんさん いじめ問題に漫画で光を AI創作で初出版

 神奈川区在住のKindle作家(AI漫画家)のかのんさんが、電子書籍『マンガでわかる いじめ解決!ポジティブほうれんそう』を上梓した。自身初の出版は、長年描きたいと思っていたいじめ問題がテーマ。「いじめを減らし、みんなが笑顔で過ごせる学校生活に少しでも貢献できれば」と思いを語る。

ポジティブほうれんそう

 同書はいじめられている人、いじめを見ている人、いじめをしてしまっている人の三者の立場から、いじめ問題について向き合う内容となっている。キーワードは、”ポジティブほうれんそう”。助けを求めたり報告したりすることを、「チクるというネガティブな行動ではなく、前向きな行動であるという意識に変えてほしい」とかのんさんは話す。

 書籍内では、学校生活でのいじめをテーマにした漫画で、それぞれの立場の登場人物たちが、ポジティブほうれんそうを通して変わっていく様子をわかりやすく描いている。また、解説パートも設けられ、学校や家庭での実践のポイントも紹介している。「漫画にすることで、子どもたちにも親しみやすくした」と話すかのんさん。いじめの発端となる小さな問題を解決することが大切だといい、「嫌なことを伝え、見て見ぬふりをしない意識を作ることで、いじめの抑止にもつながる。いじめ問題の解決はもちろん、その先で好きなことや将来の夢を見つける原動力になってくれれば嬉しい」と書籍に込めた思いを語る。

 普段はWebデザイナーとして活動しているかのんさん。実は今回の作品は、登場人物のデザインからコマ割りまでAI技術を使って制作した。自身が長年抱いていた、いじめに関する本を出版するという夢を一つ実現。「少し苦戦もあったが、誰もが気軽に発信したいことを伝えられるのが魅力。ぜひ色んな人に挑戦してほしい」と笑顔を見せた。

 書籍は、アマゾンの電子書籍サービス「Kindle」で購入できる。紙媒体での発売も予定。

横浜銀行アイスアリーナで初開催する東神奈川ビール祭の企画担当 小谷 康敬さん 西大口在住 34歳

ゼロから一を作りたい

 ○…電車や国道からも見える東神奈川の横浜銀行アイスアリーナ。入口付近のスペースで何かイベントをやったら注目されるのでは-。そんな思いから京浜急行協力のもと、初の試みとなる「東神奈川ビール祭」を企画した。「歴史あるスケートリンクで一般でも通年利用できるのですが、あまり知られていない。車窓や沿道からイベントの様子が目に入ることで、存在を知ってもらえたら」と意気込む。

 ○…大阪生まれ。親の仕事の都合で子どもの頃から全国各地へ引っ越しすること十数回。せっかくスポーツチームに入っても、引っ越しが決まると試合に出られなくなることにジレンマを感じた少年時代だった。そうした思いもあり、大学院を中退して横浜市体育協会(現・スポーツ協会)で働き始めた。これまでに世界トライアスロン横浜大会の運営や、日産スタジアムのある新横浜公園の施設管理に携わった。

 ○…アイスアリーナへの異動は昨年4月。競技や季節に合わせて製氷車で氷上のコンディションを整えたり、経理も担当したりと業務は様々だ。その中でも意識するのが、様々な土地で暮らした経験を背景にした、「前例にとらわれない」こと。利用者の意見を参考に食品ロス削減にもなるパンの自動販売機導入や、製氷の際に出てくる雪のような質感の氷を活用した子ども向けイベントなど、新しいものを率先して企画。今回のビール祭もその一つ。「ゼロから一を作ることに重きを置いています」

 ○…自身は小学生から大学まで野球経験者。いまでも草野球を続けているが、土日勤務が多い関係でここしばらくはなかなか参加できていないという。ブルペンカーならぬ製氷車の運転席から、今日も縁の下の力持ちとして準備を怠らない。

講座の様子

多文化共生ラウンジ 防災意識もグローバル 災害対策講座

無印良品店舗が協力

 神奈川区多文化共生ラウンジで8月24日、「外国人住民のための防災講座」が開催された。

 講座は、無印良品500シァルプラット東神奈川のスタッフが担当。同店では、神奈川区役所からの依頼で区内小学校での防災講座を開催するなど、地域貢献活動を行っている。今回は、外国籍や国外にルーツのある地域住民を対象に講座を行った。

 講座に先立って同ラウンジの岩間良一施設長は、「日本は自然災害が多い国。特にこれからの時期は台風も多い。台風は地震などと違って発災の予測もつきやすいので、しっかりと今日は防災について学んでいってもらいたい」と話した。

 講座では災害時に必要となる家庭での備えをメインにオリジナルの紙芝居を使って説明。何日分の食糧の備蓄が必要か、水道やガス、電気が復旧するまでにかかる日数はどれくらいかなどのクイズも交えて分かりやすく解説した。日常生活で備蓄品を消費しながら、使ったら買い足すローリングストックについても紹介。参加者は楽しみながらも真剣にメモを取るなどして、防災について考えていた。

認定証を手に笑顔を見せる高橋支店長(左)と山下所長

JTB横浜支店 美化活動で地域貢献 ハマロード・サポーターに

 旅行会社の(株)JTB横浜支店=鶴屋町=は8月28日、「ハマロード・サポーター」に新規認定された。

 ハマロード・サポーターは、地域の身近な道路を対象に、市民や企業などからなるボランティア団体と行政が協働して美化や清掃等を実施して道路の維持管理に取り組む制度。横浜市内では588団体(2024年6月時点)が活動している。神奈川区内では、同店を含め21団体(約650人)が登録している。

 同社では、1985年から「地球いきいきプロジェクト」と題して、清掃活動や環境保全活動、歴史・文化体験などを顧客と社員が一緒になり取り組んでいる。同店でも長年にわたり、清掃・美化活動を実践してきた。活動範囲は、青木浅間線(環状1号線)の鶴屋町3丁目交差点から台町入口交差点までの約500m。活動日は、毎月第三木曜日。

 同日に神奈川土木事務所で認定証を受け取った高橋伸明支店長は、「認定を受けて改めて責任感が強くなった。サポーターとして地域や近隣企業と連携するなど、さらに活動も活性化したい」と意気込みを語った。同事務所の山下隆幸所長は、「また一つ頼もしいパートナーが増えたのは嬉しい。市民や地元企業と協力して地域の美化に努めていきたい」と笑顔を見せた。

昨年実施時の様子

仮装しながらゴミ拾い 参加者を募集中

 神奈川区区民活動支援センターなどが主催し、仮装とゴミ拾い、ウォーキングなどを組み合わせた「レッツGoハロウィン 清掃(正装)パーティー」が10月5日(土)に開催される。時間は午後0時30分から4時まで。現在、参加者を募集している。

 区内7施設が連携して実施する同事業。第一部では仮装して反町公園に集まり、園内のゴミ拾いを実施。その後は神奈川公会堂までウォーキングし、同所での第二部に。ここでは資源循環局神奈川事務所による講座や、参加者によるステージでの仮装ランウェイ、ローカルヒーローショーなどを実施する。

 申し込みは神奈川公会堂や神奈川地区センター、新子安地域ケアプラザなどで配布している応募用紙に必要事項を記入し、参加費(ひとり300円)と合わせて神奈川公会堂=富家町1の3=窓口に提出する。対象は区内在住の小学生以下の子どもとその保護者。先着100人。イベントに関する問い合わせは同公会堂【電話】045・432・3399へ。

イベントのチラシ

横浜銀行アイスアリーナ ビール祭を初開催 子ども向け氷のひろばも

 反町公園隣りにある横浜銀行アイスアリーナは9月14日(土)、「東神奈川ビール祭」と題したイベントを、アリーナ入口前のスペースで初開催する。時間は正午から午後8時まで。小雨決行、雨天中止。

 イベントを企画した同アリーナの小谷康敬さん=人物風土記で紹介=は「近隣の方々にスケートリンクの存在を知って頂くきっかけになれば」と話す。京浜急行電鉄(株)協力のもと、同社が八丁畷で開催している「川崎ビール祭」をベースにしたイベントを企画した。

 当日は京急沿線のクラフトビール醸造所4店舗が登場。神奈川区からは浦島町の「浦島ブルワリー」が参加するほか、港南区のRoto Brewery、金沢区の横濱金沢ブリュワリー、南横浜ビール研究所も出店する。ビールに合うフードの販売もある。

アイスホッケー体験も

 会場ではこのほか、スケート場の製氷作業で発生する雪のような質感の氷とスライムで遊べるブース(利用料金700円・小学生以下対象)や、同施設でも練習するプロアイスホッケーチーム「横浜GRITS」によるシュート体験(午後4時〜6時・無料)なども実施予定。「小さいお子さん連れでも楽しめます」と小谷さん。イベント詳細は同アリーナ【電話】045・411・8008へ。

在校生男子部門・女子部門の優勝者

三幸学園 鍛え上げた肉体美競う ボディコンテスト

 学校法人三幸学園横浜リゾート&スポーツ専門学校=西神奈川=は8月25日、ボディコンテスト「横浜No.1 BODY決定戦」を開催した。

 同校では、スポーツトレーナーやスポーツインストラクター、保育士幼稚園教諭など、スポーツ業界での活躍を目指す学生が学んでいる。今年で7回目の開催となった同コンテストは、日頃の学習で得た知識を活用して、自分自身のボディメイクに挑戦し、その成果を競う名物イベントだ。

 当日は神奈川公会堂を会場に、在校生男子部門・高校生男子部門・女子部門の3部門で肉体美を競った。在校生と姉妹校の飛鳥未来高等学校の有志によるダンスのパフォーマンスも披露されて、会場を大いに盛り上げた。

 在校生男子部門で1位に輝いたのは、スポーツトレーナー科2年の荒井大樹さん。週6回のトレーニングや食事制限で身体を絞って臨んだという荒井さんは、「優勝するためにやってきたので、結果が伴って本当に良かった」と笑顔で振り返った。将来の目標は、パーソナルトレーナー。「今回の減量で初めて知ったこともたくさんあった。この経験を生かして、お客さんに寄り添えるトレーナーとして活躍していきたい」と笑顔を見せた。

新しい会館のイメージ図

松見町1丁目 町内会館を整備 来春竣工へ着々

 松見町1丁目町内会は現在、町内会館の整備を進めている。

 これまで使用されてきた会館は、昭和54年に建てられた。松見地区では近隣町会に先駆けて建てられた反面、最近は建物の老朽化やスペースが課題となっていた。同町内会会長の岡谷博さんは、2014年の神奈川区地域づくり大学校参加を機に、リニューアル構想を思い描いていた。「イベントの開催や情報共有の場、子育てや防災の拠点として、地域がつながる居場所を次世代に残していきたい」と期待を口にする。現在は、旧会館の解体が完了し、今年度中の竣工を見込んでいる。

うらしま荘のホームページ

ステージ公演や作品展示 9月8日、うらしま祭

 老人福祉センター横浜市うらしま荘=立町=で9月8日(日)、「うらしま祭2024」が開催される。午前9時半から午後4時まで。

 日頃から同施設を利用している団体による様々な発表や作品展示を楽しめる。機能回復訓練室では、フォークダンス、太極拳、オカリナ、ギターアンサンブル、マジックなどのステージを披露。大広間舞台では、カラオケやフラダンスを開催する。作品展示では、絵手紙、裂き織り、手芸、書道、生け花、水墨画、グラスアート、編み物などを展示。会場での体験や販売を行う団体もある。和室ではお茶会、1階エントランスでは、福祉活動ホームや専門学校による食べ物販売が行われる。さらに大広間では、「子どもお楽しみ会」(午後0時40分から2時40分まで)と題して、輪投げやヨーヨー釣り、バルーン教室など、子どもたちも楽しめる縁日イベントが開催される。

 施設担当者は、「利用者の皆さんの頑張りを見たり、多世代の交流を楽しんだりしてもらいたい」と話す。

 各イベントの開催時刻などの詳細は、同施設【電話】045・401・5640へ。

9月21日 認知症サポーター講座 白幡地区センター

 六角橋地域ケアプラザと白幡地区センターは、共催事業「みんなのひろば」を開催している。

みんなのひろば

 毎月第三土曜日に、小中高校生や親子、シニア世代まで”地域のみんな”が楽しめる様々な企画を開催している。9月21日に開催されるのは「認知症サポーター養成講座」。認知症に対する正しい知識と理解を持ち、地域で認知症の人やその家族に対してできる範囲で手助けする認知症サポーター。当日の講座では、正しい知識や接し方を学ぶ。

 午前10時半から正午まで。会場は白幡地区センター工芸室。参加無料で、定員は20人。申し込みは、六角橋地域ケアプラザ【電話】045・413・3281へ。

 みんなのひろばでは、10月以降は、「キャンドルナイト ホルダー作り」「スライムで遊ぼう」「出舞一丁と一緒に踊ろう」の企画を開催予定。

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横浜市電子申請・届出サービス

能登半島地震 被災地での活動報告会 公会堂で9月20日

 神奈川区役所は9月20日(金)、神奈川公会堂で「令和6年能登半島地震被災地派遣報告会」を開催する。

 横浜市では、能登半島地震の被災地に職員を派遣し、支援活動を実施してきた。報告会では、緊急消防援助隊や保健師チームなど、実際に支援に行った職員から現地の様子や支援の内容を聞くことができる。

申込は明日まで

 午後2時(開場30分前)から午後4時まで。入場無料で定員は350人。要事前申し込みで、多数時は抽選。申し込みは、FAX(【FAX】045・324・5904)に参加者氏名・電話番号・メールアドレスを記入して送信。もしくは、横浜市電子申請・届出サービスへ。締め切りは、9月6日(金)。(問)神奈川区総務課【電話】045・411・7004

耐震給水栓=横浜市提供

災害時給水所の確認を 市、断水時の対策強化

 横浜市は市内各地の地域防災拠点などに、災害時給水所を整備して断水に備えた応急給水体制づくりを進めている。今年度は新たに5カ所で耐震給水栓を整備。市水道局では各家庭での飲料水や容器の備蓄とともに、近隣の災害時給水所の確認を呼び掛けている。

 市防災計画では、最大震度7の元禄型関東地震が起きた場合、市内約25%の約40万世帯で断水が発生すると想定している。断水発生時には、各自が備蓄する飲料水を活用してもらうほか、各家庭からおおむね500m圏内の小中学校や公園などに設置されている災害時給水所で誰でも飲料水を得ることができる。

 市内の災害時給水所にはさまざまな種類があり、浄水場でつくった水道水を貯留する配水池22カ所、地域防災拠点や公園などにある災害用地下給水タンク134基や緊急給水栓358基、主に同タンクなどがない拠点にある耐震給水栓48カ所、配水池の水を運搬する給水車19台がある。市によると配水池だけで市民1週間分に相当する水を確保しているというが、施設の老朽化なども踏まえて必要な施設整備を続けている。

今後3年で27カ所に

 市内の地域防災拠点では災害時給水所のほか、一部では学校受水槽を応急給水施設と位置付けて飲料水を確保する。しかし、受水槽の撤去などにより、2023年度末時点で459カ所ある拠点のうち17カ所で給水施設が無い状況。そこで、市は27年度までに17拠点に加え、受水槽の容量が小さいなどの課題がある10拠点を対象に耐震給水栓の整備を順次進める。

 耐震給水栓は、蛇口までの水道管を耐震化した地震に強い屋外の水飲み場。特別な開設作業を必要とせず、発災後も蛇口をひねれば飲料水を確保することが可能だ。今年度は5カ所で整備を進めている。

 市水道局担当者は各家庭で飲料水を備蓄することを求めつつ、「日頃から近くの災害時給水所の場所を確認し、容器の準備などの備えを」と話す。各区の災害時給水所は区役所などで配布している災害時給水マップや、同局ホームページから確認できる。

境内で元気よくラジオ体操

東神奈川町内会 夏休み最後の思い出 熊野神社でラジオ体操

 東神奈川町内会は8月24日〜26日、「夏休みラジオ体掃神社」を神奈川熊野神社で開催した。

 夏休みのスタートの3日間の開催に続き、翌日から学校が再開するのに合わせて、児童たちに早起きの習慣をつけてもらおうと、最後の3日間にも開催された。ラジオ体操で体を動かすだけでなく、体操後には境内を中心に美化活動を行い、身も心もきれいにする恒例行事。最終日にも多くの児童が元気に集い、参加者全員に当てくじ、菓子の詰め合わせ、チョコレート、アイスの引換券などの参加賞が配られた。さらに皆勤賞の子どもには文具券を贈呈。全員の前で手本役として体操をした高学年の児童には、櫻田宏会長から商品券もプレゼントされた。

横浜中華街ローズホテル 「巨大月餅」でお月見を 9月17日まで展示

 直径1m、重さ60kgもある「日本最大級の月餅」が8月19日から、中華街のローズホテル横浜で展示されている。

 日本の十五夜にあたる中国の伝統行事「中秋節」(今年は9月17日)を知ってもらおうと(株)重慶飯店が1994年から行っている秋の風物詩。中秋節は春節(旧正月)などに並ぶ大切な祝日で、一家団欒のひとときを楽しむ日だ。満月の夜に月餅を食べると幸せになるという言い伝えがあり、本来はこの時期にしか食べられない縁起ものだったという。

 巨大月餅は自社工場=金沢区=の職人による手作りで、300人相当の大きさ。展示は9月17日まで。

 コロナ禍以前に行われていた月餅の切り分け無料配布はなく、展示のみ。アヒルの塩卵を月に見立てた月餅の販売や、展示期間中に宿泊券などが抽選で当たるクイズを同ホテルホームページ内で実施している。

活動するメンバー

科学の魅力 子どもに NPOがスタッフ募集

 県内で実験や工作で子どもに科学の楽しさを伝える活動を行う認定NPO法人「おもしろ科学たんけん工房」(柴田憲男代表理事)が理科推進スタッフ体験講座の受講生を募集している。

 同NPOは理科好きの子どもを育てながら、科学の面白さを一緒に楽しもうと活動。講座は主に高齢者や主婦が対象。

 10月、11月、来年2月にある集合研修(3日間)に参加し、活動内容や子どもとの接し方を学ぶ。個別実習も行い、アシスタントの役割を現場で経験する。申し込みは9月28日(土)まで。参加費3千円(プラス実習費用)。事前説明会を10月2日(水)にかながわ県民センター=神奈川区=で午前10時から行う。

 同法人は「あなたの経験を次世代に伝えられる活動です」と呼びかける。詳細は同法人【電話】045・303・7132。サイト(【URL】https://www.tankenkobo.com/)からも申し込み可能。

横浜市 定額減税補足やコロナワクチン接種などで183億円の補正予算案

 横浜市は定額減税を補足する給付金や新型コロナウイルスワクチン接種の事業費など盛り込んだ総額183億9600万円の補正予算案を9月10日に始まる第3回市会定例会に提出する。

 定額減税の補足給付金は、減税可能額が所得税、住民税の課税額を上回る人に支給するもの。今年度の住民税課税情報に基づいて算定した結果、給付対象者が当初見込みの約45万人から約53万人に増えたため、115億6300万円を給付費として増額する。

 コロナワクチンは、国が想定する接種単価が見直されたため、40億6700万円を充て、自己負担額を3千円とする。対象は65歳以上か60〜64歳の一定の障害がある人で、10月から来年1月末までに49万回の接種を見込んでいる。

 補正予算案などの議案の議決は9月25日。その後は2023年度の決算審査が行われる。

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9〜11月号の表紙

神奈川県が文化芸術の情報冊子発行 「かながわ県民文化祭」を特集

 神奈川県は、県内の魅力的な文化芸術イベント情報をまとめた冊子、「イベントカレンダー」の9月〜11月号をこのほど発行した=写真。

 文化芸術の魅力で人を引きつけ、地域のにぎわいをつくり出すマグネット・カルチャー(マグカル)の取り組みを推進している県が発行する冊子で、毎号、県内文化施設の公演や展示情報などがカレンダー形式で紹介されている。今号では、9月から県内各地で行われる「かながわ県民文化祭2024」を特集。県、各市町村で開催される主なプログラムを紹介している。また、アンケートに答えてチケットやカレンダーが当たるプレゼント企画も実施している。

 冊子はA4判で、オールカラー32ページ。県内各文化施設や一部の商業施設、自治体などで無料で受け取ることができる。

救命講習の様子

横浜市消防局 救命講習の受講者を募集 10〜12月分を受付

 横浜市消防局が10月から12月に行う救命講習の予約受付が始まっている。受講対象は市内在住、在勤、在学(中学生以上)者。

命をつなぎ留める

 救命講習とは、突然の病気で心臓が止まって倒れた人や、大けがをして大出血をしている人を発見した時、救急車が到着するまで、その人の命をつなぎ留めるための応急手当法を身に付けるもの。 病気やケガで心臓が止まると、約4分で脳の細胞が死んでしまうといわれている。救急車が到着するまで、心肺蘇生法などの応急手当をいかに早く始めるかが傷病者のその後を左右することになる。

 横浜市内では救急車の出動件数が増加傾向にあり、119番通報から救急車が現場に到着するまで平均8.8分かかっている(2024年上半期の発表データ)。この約9分間にできる応急手当を学ぶのが救命講習だ。

 主に成人に対しての応急手当を学ぶ「普通救命講習I」で空席のある(9月2日時点)開催日は10月15日(火)、25日(金)、11月15日(金)、18日(月)、12月6日(金)、12日(木)。教材費は1,200円。会場は横浜市民防災センター=神奈川区沢渡=または長津田消防出張所=緑区長津田=で、開催日により異なる。定員になり次第、受け付けが完了。

 小児・乳児・新生児に対しての応急手当法を学ぶ「普通救命講習III」やさらに詳しい応急手当を学ぶ「上級救命講習」なども開催される。

 申し込みは予約ページ(https://sy-koushu.city.yokohama.lg.jp/kyumei/)または救命講習受付(市防火防災協会)【電話】045-714-9911。10人以上の団体の場合は、各消防署での開催も可能。

台風10号 横浜市内で倒木、護岸変形の被害

 大雨や突風などで各地に被害をもたらした台風10号に関し、横浜市内では倒木によって家の一部が壊れるなどの被害が出た。

 市の発表によると、緑区東本郷で倒れた木によって家の一部が壊れたほか、瀬谷区阿久和南では川の護岸の一部が変形した。南区では永田東で12㎥の土砂が流出し、中里ではマンホールの枠が陥没した。

 8月30日に土砂災害のおそれがある区域に避難指示(警戒レベル4)が出され、市内94カ所の1482世帯・3101人が対象となった。ほかにも、浸水被害のおそれがある地域にも高齢者等避難(警戒レベル3)が発令された。地区センターや学校など、61カ所で避難所が開かれたが、避難者は11カ所、14世帯・23人だった。避難所は9月1日午前に閉鎖された。

 消防局の雨量計では、戸塚区の大正消防出張所で8月31日午後6時からの1時間に37ミリ、都筑区の仲町台消防出張所では29日午後2時からの24時間で214.5ミリを記録した。

延期を知らせる商店街のHP

大口通商店街の納涼夜店、台風10号の影響で9月7日・8日に延期が決定

 8月31日(土)と9月1日(日)に開催予定だった大口通商店街の「納涼夜店」は、台風10号の影響で翌週の9月7日(土)・8日(日)に延期となった。時間は両日とも午後4時から8時まで。主催の大口通商店街協同組合が30日に発表した。

 納涼夜店は、全長380mに及ぶ商店街アーケードの下に飲食やゲームなど約50店の夜店が連なる夏の風物詩。

 商店街によれば、延期に伴い一部の出店店舗・団体に変更の可能性があるとのこと。詳細は商店街事務局【電話】045・421・2996へ。

8月31日の「ドラクエ花火」打ち上げ可否は当日午後3時発表 横浜スパークリングトワイライト

 横浜港周辺で8月31日(土)に予定されている打ち上げ花火のイベント「横浜スパークリングトワイライト」について、主催する実行委員会は台風10号の影響を見極めながら、当日午後3時に開催可否をサイト(https://www.yokohama-sparkling-twilight.com/)で発表するとした。

 予定では午後8時から5分間、新港ふ頭から花火を打ち上げることになっている。

 同イベントは8月10日の開催も台風5号の影響で中止になっており、31日はその時に行う予定だった「ドラゴンクエスト」をイメージした花火が打ち上げられる。

秋の月が観賞できる

三溪園 秋の夜に観月会 9月14日から、音楽も

 三溪園=中区本牧三之谷=で日没後に音楽と月見を楽しむ「観月会」が9月14日(土)から18日(水)まで開催される。

 観月会は三溪園の秋の風物詩だったが、コロナ禍の影響で2022年から中止されていて、今回3年ぶりの開催となる。

 期間中の5日間は日替わりで、いずれも午後6時台から園内の臨春閣で雅楽、筝曲、サックスとピアノ、薩摩琵琶、篠笛の演奏が披露される。臨春閣は江戸時代に建てられたと伝えられる重要文化財。22年に屋根の葺き替えなどの保存修理工事が終わり、装いを新たにした。

 三溪園は実業家の原三溪によって創られ、古建築と自然が調和した四季折々の景色が楽しめる日本庭園として名高い。

 入園料は大人900円。観月会への参加は無料。問い合わせは三溪園【電話】045・621・0635。

脇雅昭氏

参院選 自民が脇雅昭氏擁立へ 42歳、前県局長

 来夏の参院選神奈川選挙区(改選定数4)に自民党が前県産業労働局長の脇雅昭氏(42)を擁立することを決めた。

 脇氏は東京大学大学院を卒業し、2008年に総務省入省。13年に神奈川県へ出向した後、県へ転籍していた。自民党県連の公募に応募し、41人の中から選ばれた。

 脇氏は8月29日の会見で「県で働く中で国だからできることがあると感じた。行政のデジタル化を進めたい」と述べた。

御朱印探訪【1】 横浜最古の寺 南区 弘明寺 記者の参拝レポート

 御朱印(ごしゅいん)とは、神社や寺を参拝した証として押印される印章印影のこと。参拝の記録として集める人も少なくない中、タウンニュース記者が横浜市内の寺社で入手できる御朱印を紹介する「御朱印探訪」。第1回目は横浜最古の寺として知られる南区の弘明寺(ぐみょうじ)を訪れた。

本堂の床板も1000年級の歴史

 京急線の弘明寺駅から徒歩2分、市営地下鉄ブルーラインの弘明寺駅からは商店街を通って約5分。弘明寺には2つの門があり、京急側からは楓関門(ふうかんもん)、ブルーライン側からは市指定有形文化財の仁王門(におうもん)が近い。

 御朱印は参拝の証のため、まずは本堂にお参りを。1044年(寛徳元年)に光慧上人が建立、開山したもので、現在の本堂は、1766年(明和3年)に智光上人によって再建されたもの。拝観料500円を納めて中へと進むと、重厚な雰囲気に圧倒されている。すると、通りかかった僧侶と思しき人から、「床も1000年前のものですよ」と声を掛けられた。調べると、光慧上人が建立した際の古材が床板に使われていた。自分の足元にそんな歴史を経たものがあるとは...と若干ひるむ。

国宝の本尊は十一面観音像

 奥へ進むと本尊である十一面観世音菩薩立像が姿を現す。平安時代中期の作で1915(大正4)年に国宝、1950(昭和25)年に国の重要文化財に指定されている。像高181・7cm、ハルニレの1本の木から丸ノミで観音像を彫り出したもので、表面にその彫り痕が見て取れる。

 「一刀三礼で、三日三晩かかったそうです」と教えてくれたのは、弘明寺の執事長、山下

実明(じつみょう)さん。一刀三礼とは、ノミを一回入れる度に三回礼拝したという意味で、737(天平9)年にこの地を訪れた行基が流行していた疫病を鎮めるために彫ったとされる。山下さんによると「観音様の開眼作法から1週間のうちに、疫病が去った」という。

月替わりを含め、御朱印は13種類

 弘明寺で授与される御朱印は全部で13種類。御朱印には御朱印帳に直接書いてもらう「直書き」と、あらかじめ御朱印を書いた状態の和紙を授与される「書き置き」の2パターンがあるが、弘明寺では基本的に書き置きで、唯一、本尊の十一面観音の御朱印が直書きで授与されている。絵柄が月ごとに変更される特別御朱印もあり、季節を感じられる絵は「住職の奥様が描いているんですよ」と山下さん。

 また、弘明寺の場合、本尊以外に大日如来、不動明王、身代わり地蔵などが本堂以外にも点在していて、それぞれの御朱印が用意されている。お参りをしないまま御朱印をいただくことのないよう、境内をゆっくり回る時間を確保しておこう。

パワースポット、七ツ石も必見

 山下さんは「七ツ石はぜひ見ていただきたいですね」と話す。奈良時代、インドから渡来した善無畏(ぜんむい)法師が山の上に紫雲がたなびく様子を見て、「将来、この地に観音が訪れるだろう」と予見し、七つの石で囲んで結界を立て、弘明寺一帯を霊域としたと伝わっている。現在、点在していた石は本堂近くに集められ、自由に見ることができる。

 毎月8が付く日には、病気平癒や心願成就などを願う「本尊十一面観音様ご縁日」を、3が付く日は、縁結びや子宝を願う「大聖歓喜天様ご縁日」が行われ、境内がにぎわう。

■南区弘明寺町267

【電話】045・711・1231

▽参拝時間午前8時から午後5時(境内自由。御朱印授与は午前8時15分から午後4時45分)

▽本堂拝観500円、御朱印授与1枚500円